大宮さんの妄想bl小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。
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あの日から、おいらの気持ちは行き場をなくして、おいらの中から溢れだして、おいらを溺れさせるんだ。
最近じゃ、夢にお前が毎日出てきて、おいらは、あの時取れなかったお前の手をとって抱きしめるんだ。
夢から覚めても、お前の残り香がおいらを包んでるような気がして、切なくて、泣きたくなるんだ。
もう一度だけ、チャンスくれないか?
今度は間違えない。
その手を掴まえて離さないから。
ニノ。
もう一回、あの頃に戻ろう。
おーのさんが、ぼーっとしてる。
元々欲のない人だし、眠そうな顔してる日も多いけど、だからって最近のおーのさんのぼーっと具合は、ほっといて良いレベルを超えてるような気がする。
「おーのさん?」
「おーのさん」
「おーのさんってば!」
「... ウオッ!」
「ウオって。寝てたの?」
「いや。起きてた。」
「なら、なんで返事しないの?」
「したよ」
「いつ?」
「さっき?」
「なんで疑問系なのよ。別にいいけど」
「ふふ」
笑って、俺の手を取ってむにむにしてる。
「かずの手は、気持ちいいな」
ふにゃんって笑ってるけど、ねぇ、どうかしたの?
最近眠れてないみたいだし、時々、辛そうな顔してる。
遠い昔、あなたに告白した俺は、あなたのそうゆう揺れに今でも敏感で、心配で。
だけど、絶対にこれ以上は近づけない。
あなたは、告白した俺を無かったことにしたから... 。
ごめん、俺、あんたの隣で、曖昧に笑うことしか出来ないよ。