第十五話 附記 | 大和魂の黎明!目覚めよ日本!雪 風 便り

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第十五話 附記

天照太神

(アマテラスオホミカミ)

日の神で、天地(天壌)に恵の光を照り徹らせ、この世の万物を生成化育せられる生命の根源神

(地球を始め、地球上の全ての存在、生物を分け隔てなく愛護せられる)


※ 天孫降臨

(てんそんこうりん) 


天照太神(アマテラスオホミカミ)の御孫であられる

邇邇芸命(ニニギノミコト)が、高天原よりこの地上に、天照太神の大御心を実践する為にこられる


※ 忍穂耳命(オシホミミノミコト) 

天照太神の御子

正しくは、

正勝吾勝勝速日天忍穂耳命

(マサカツアカツカチハヤヒアメノオシホミミノミコト)


※ 邇邇芸(ニニギノ)命 
忍穂耳命の御子(天照太神の孫)

正しくは

天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命


(アメニギシクニニギシアマツヒコヒコホノニニギノミコト)

この御名(みな)は、

命(ミコト)が天下ると、天上も地上もにぎにぎしく栄え、

日は高く輝き恵みを行きわたらせ、

稲穂は豊に にぎにぎしく実る。 

と言うことを称える御名だそうです。


※五伴緒(いつとものを)

「伴」は同一職業に従事するものの集団。

「緒」はその長。


従って、様々な技術や役割を持つ指導者の集まり


・天児屋命(アメノコヤネノミコト)、

 天岩戸隠れの際、岩戸の前で祝詞を唱えた中臣連(後の藤原氏)の祖神。


・布刀玉命(フトダマノミコト)、

高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)の子で、天岩戸の前で神事を行った

注連縄(しめなわ)発生の原点、神具を扱う忌部首(いんべのおびと)の祖神。


・天宇受売命(アメノウズメノミコト)、

天岩戸でも活躍した媛女(さるめ)氏の祖神 祭りの時の芸能をつかさどる神

古事記の語り部 稗田阿礼の祖先


・伊斯許理度売命(イシコリドメノミコト)、

作鏡連(かがみづくりのむらじ)らの祖神


・玉祖命(タマノオヤノミコト)、

玉造部(たまつくりべ)の祖神

以上、「天の岩屋戸」に登場した五柱の神々です。



※三種の神器(さんしゅのじんぎ)

日本民族の理念である、

「清く、明るく、直く」


一・八咫の鏡(やたのかがみ)

 天の岩屋戸で、天照太神を映す為に使われた鏡。

(知)と(清)を現す

神の心、像を写しとる


一・八尺瓊の勾玉(やさかにのまがたま)

 天の岩屋戸で、天照太神を呼び戻すために飾られた勾玉。

(仁)と(明)を現す

玉は、魂を表徴し、生命の働きを現している。


一・草薙の剣(くさなぎのつるぎ)

 元の名は、天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ) 須佐之男命(スサノオノミコト)が、八岐大蛇から取りだし、天照太神に献上した剣。

(勇)と(直)を現す        
力と律動作用を現す

国生みに(矛)を持って修理固生(造り固めた)生産用具


現在、

・勾玉は宮中に、

・鏡は伊勢神宮に、

・剣は熱田神宮に、

それぞれ保管されています。

皇位の証として、歴代の
天皇陛下が、皇位継承時に引き継がれて現在に至ります。


※三大神勅


天照太神(あまてらすおほみかみ)より

天孫 邇邇芸命(ににぎのみこと)に、

三種の神器と共に、与えられた三つのお言葉です。


一・天壌無窮 の 神勅(てんじょうむきゅう)


「豊葦原の 千五百秋の 瑞穂の国は、

(とよあきはらの ちいほあきの みずほのくには、)

是、吾が子孫の 王たるべき地なり。

(これ、あがうみのこの きみたるべきくになり。)

爾皇孫、就きて治らせ。行矣。

(いましすめみま、ゆきてしらせ。さきくませ。)

宝祚の 隆えまさむこと、

(あまつひつぎの さかえまさむこと、)

当に天壌とともに 窮り無かるべし。」

(まさにあめつちとともに きわまりなかるべし)


※美しい日本の国は いついつまでも 毎年秋になると、豊かに稲穂が波打つ 良い国であり、

ここは、私の子孫が治める国なのです

さあ行きなさい、行って統べ治めなさい

全ての神の中心である、日の神(天照太神)の靈を受け継ぐ子孫(天津日嗣アマツヒツギの天孫)が、

統治する事で、栄えるのです。

これは、天と壌(地)(この世)があるかぎり、続くことでしょう。


一・斎庭の稲穂 の 神勅(ゆにわのいなほ)


「吾が高天原に所御す 斎庭の穂を以て、

(あがたかまのはらにきこしめす ゆにわのいなほをもちて、)

亦吾が児に御せまつるべし。」

(またあがみこにまかせまつるべし。) 


※これは、特に稲を重視した日本の伝統を示したものであり、

高天原での神々の暮らしを地上に再現すべく、

高天原で天照太神がお作りになっていた稲を、天孫に託された事です。


稲(イネ)とは、命の根


すなわち、日本人の生命の糧です。

大嘗祭、新嘗祭 が、宮中祭祀の中で、最も大切にされている所以です。


天孫であらせられる、ご歴代の天皇陛下が、

人々の命を養う糧を広めることで、安定した社会を構築する事を説いています。

その事から、稲は単純に食料の意味合いだけではなく、暮らしの糧=経済全体を表すのでしょうね。


一・宝鏡奉斎 の 神勅(ほうきょうほうさい)

「吾が児、此の宝鏡を視まさむこと、

(あがみこ、このたからのかがみをみまさむこと、)

当に吾を視るがごとくすべし。

(まさにあれをみるがごとくすべし。)

ともに床を同じくし 殿を共にして、

(ともにみゆかをおなじくし みあらかをひとつにして、)

斎鏡と為すべし。」

(いはひのかがみとなすべし。)


※ 我が孫よ、この鏡を私(天照太神)を見ると思って見なさい。

そして、いつも傍に置いてお仕えするのです。


これは、同殿共床(どうでんきょうしょう)(同床共殿とも)を、命じられたのです。


この鏡とは、三種の神器の一つ「八咫鏡」のことで、

鏡を見る行為は、自分を省み、常に天照太神と同一心である事を自覚する。

それは、無私 無欲 無我 である 大御心と一体化する為の教えです。


さらに、天照太神が、

天児屋命
(あめのこやねのみこと)
と、

太玉命(布刀玉命)
(ふとだまのみこと)

に、下された神勅


一・神籬磐境 の 神勅
(ひもろぎいわさか)


「高皇産靈尊、よりて勅して曰はく、吾は則ち天津神籬た天津磐境を起樹てて、當に吾孫の爲に齋ひ奉らむ。

汝、天児屋命・太玉命、宜しく天津神籬を持ちて、葦原中国に降りて、亦吾孫の爲に齋ひ奉れ」



一・侍殿防護 の 神勅
(じでんぼうご)


「天照太神、天児屋命・太玉命に勅すらく、

惟はくは、爾二神、亦同じく殿の内に侍ひて、善く防ぎ護ることを爲せ」


この二つの神勅を先の三つと併せて


「五大神勅」


といいます。 


以上のことから、


我が国 日本は、

天津日嗣(あまつひつぎ)

の天孫であらせられます、

萬世一系の天皇陛下が、

三種の神器 と、

三大神勅 を奉じ、


神々の大御心をもって、永遠に統治し給う、神の国なのです。

一言で言えば、日本の國體(国体)です。


※「真床追衾(まとこおふふすま)」

 寝具の様なもの?

 大嘗祭で使われるそうです。


※ 随行の三神


・思金神(オモイカネノカミ)

高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)の子で、多くの思慮を兼ね備えた知恵の神。

・手力男神(タヂカラオノカミ)

力の強い男神。


・天岩戸別神(アメノイワトワケノカミ) 

「天の岩屋戸」そのものが神となったもので、宮殿の門をお守りになる神。



※ 地上でお迎えした二神

・天忍日命(アメノオシヒノミコト) 

高御産巣日神(タカミムスヒノカミ) の子で、大伴氏の始祖。


・天久米命(アマツクメノミコト) 

久米氏の始祖。


※ 二神が携えていた武器

・天の石靫

(あめのいはゆぎ。堅固な矢入れ)

・頭椎の太刀

(くぶつち。柄頭が塊状)


・天の波士弓

(あめのはじゆみ(櫨はじ、はぜ)の木で作った弓)

・天の真鹿児矢

(あめのまかこや(天鹿(あめのしか)さえ射抜く矢)

・宮殿は、

神道の祝詞(のりと)の基本中の基本である、

大祓詞(おおはらえのことば)の中にあります。


読んで頂いてありがとうございます。