22ステラは本当に飛距離が出るのか?検証してみた!&チタンティップのキャストのコツ | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。

どうも!!
 
久しぶりにアジングの無い週末
 
最近ようやくブログのアクセスが上がりつつあるが、全盛期に比べると4分の一程度のアクセス。
もはやブログというツールをは化石か??
関東でアジングを爆発的に広めた時はアメブロアジンガーも沢山いたのだが、現在は半分以上のブロガーは活動休止し、活動中のブローガーも10年前に比べれば活気がない・・・
ただ、活字で残したいことも有るし、活字だからこそ伝わることも有るはず。
しかし、活字だからこそ伝わらない事もこれまた沢山有るわけで・・・
 
正直なところ、YouTubeで発信した方がアジング理論や釣りの理論等は簡単に解りやすく伝える事が出来るだろう。
 
釣り関係の動画、YouTubeのチャンネルを運営されている方から最近は動画出演の依頼を受けることが多くなってきたが、これは有難い話しであるし快く動画に出させてもらおうと考えている。
 
さてさて今回の記事は・・・
 
【22ステラは本当に飛距離が出るのか?】
これを検証してみた。
 
本当は、新コンセプトのリールシートと従来のリールシートでの飛距離検証が真の目的だったのだが・・・
構造の不具合からか?比較するロッドの種類によるものか?おそらく後者の影響で思うよう検証結果が得られなかったのが本音。
 
折角の日曜日、しかも気温30℃近いのにこの検証に付き合っていただいたのは
MIZAR☆を立ち上げてから色々と協力してもらっている【柿原工房】の社長である。
 
 
さてさてさて・・・
 
今春発売された22ステラ
 
画期的に変わったのはオシュレート構造
 
簡単に説明すると、ラインを巻き取るときのスプールの上下の動きのスピードが極端に遅くなっている。
この構造により巻き取られたラインは密にスプールに巻かれていき、これがキャスト時のライン放出の際、抵抗が減って飛距離が伸びる!!と騒がれているのだが・・・(だよね?シマノ関係者さん間違っていたらすいません)
 
まあ、とにかくこれがこの22ステラの1番の注目点ではなかろうか??
 
かくいう私も飛距離UPを期待してステラを購入。
 
検証にあたり・・・・
【場所】
◎屋外・風速はほぼ3M以下
【リール】
◎22ステラ1000PGS
◎18イグジスト1000番
【ライン】
◎エステル バリバス0.3号・フロロリーダー1号30㎝

【ジグヘッド】

◎1.5gラウンド型
【ワーム】
◎ダイワ2.0インチ

【ロッド】

◎メジャクラ・クロステージS-562AJI
 
以上での検証、ラインは前日に新品を巻き替え、下巻きをしスプールの許容100%に設定。
 
で、いきなり結果・・・・
 
飛距離はステラもイグジストもほぼ変わらない結果。
むしろ、イグジストの方が平均飛距離は出た。
 
平均飛距離約
ステラ 約29.25M
イグジスト 約29.46M
 
この結果をどう捉えるか??
 
①海猿はダイワ派でもなければシマノ派でもなく、最近はシマノを使う頻度が高いくらいである。
②風の影響で結果が変化したということも無い
③キャストのムラで飛距離にムラが出たということも無い
 
海猿の見解
何のバイアスもかけない状態で結果から考えると・・・
22ステラの飛距離が伸びるという事は無いと感じた。
ただし、全てを検証したわけではないので、例えばラインをPEにして太くしたり、ルアーウエイトを重くしたり、ロッドの種類、レングスを変えて検証すれば結果が変わった可能性は0ではない。(多分変わらないと思うが)
オシュレート構造に関しても確かにロッドティップを下げるだけでラインは放出しやすくなると感じるが、これとキャスト時の抵抗はまた違った原理が働くことで飛距離UPには繋がっていないのでは?と考えている。
1つだけ言い切れる事としては・・・
5フィート台のロッドで1.5g程度のJHをキャストする場合、飛距離が伸びることは無い。
 
で、カケガミに続きダメ出ししたような内容になったが、決してシマノ社を中傷したり貶めようとしたものではない事だけは読者さんには理解して頂きたい。
今春、同時にイグジストも発売されたが、正直イグジストよりも私自身ステラに期待していた部分は大きく、それだけに残念である。
私が言いたいのはステラの性能がダメだという事ではなく、前評判の【飛距離】に関してのみ
実際に今回の22ステラの出来は過去1の製品だという事も最近の釣行から感じているところである。
 
ダイワのイグジストにせよ、シマノのステラにせよ世界最高峰の性能がある事には間違いない。
ただ、巷で流れている【情報】というモノは【真実では無い】事も多いという事をこのブログの読者さんには理解してもらいたい、そのうえで世界最高峰の技術が結集されたハイエンドclassのリールを使って楽しんでみてはいかがだろうか。
 
釣り業界に携わっていてこんな記事を書く人間は多くはないだろう。
大手メーカーを敵に回す可能性があるし、なかなか本当の事は伝えることはしないだろう。
 
ただ、私はそんなチンケな理由で長いモノと烏合し一般アングラーに誤った認識をさせる気はサラサラ無い。
今後も【真実】を発信していこうと思う。
 
 
はい、という事で次!!
 
 
ブログメッセージ等でチタンティップロッドのキャストについて聞かれることが多く、今回の検証ついでにキャストのコツを動画にしてみた。
 

 

チタンティップロッドのキャスト 

 

まず、これまでブログ等にも書いてきたし、実際にチタンティップロッドを使っている方なら感じているだろう内容。
 
◎フルスイングキャストをしたら飛距離が下がる
 
↑こんな経験をしたことが有るアングラーは多いだろうし、今後チタンティップロッドを使う方には是非承知して頂きたい内容である。
 
簡単に言えば、チタンティップは重いのでソリッドロッドと同じキャストをしたら飛距離が下がる。
特にチタンティップを16㎝以上で使う場合はそれが顕著になってくる。
 
動画内でも説明しているが、本来はリール部を軸にしてロッドを振り、ブランクスの反発力でキャストするのだがチタンティップロッドでフルキャストする場合は、その【軸】は作らない方が良い
 
 


 


 
 
チョッとだけバックハンド動画も↓

 

はい、いまいちイメージ出来ない方は【特訓】しますのでご連絡ください!

 

で、アジングばっかりやってるとキャストが上手くならない現実がある。

何故?か

 

上手くなる必要が無いから。

 

だだっ広い堤防でオーバーハンドキャスト一辺倒!

 

これじゃ上手にはなりません。

 

周りに人もいない場所でキャスト技術が必要ないアングラーはそのままでもOK!

 

ただ、色んな状況で釣りを楽しみたいアングラーは是非とも色んなロッドで色んなキャスト方法を経験し、スキルアップしていこう!!

 

 

 

では!ごきげんよう!!