【PRIDE】.【Pressure】 と【想い】 | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。

東京行きが決まる。


3月3日 雛祭り


図らずも約1年振りに我が子供達に再会することになった。

いや、図ったともいえる。


東京へ行くのは仕事の為。


たまたま俺が東京へ仕事を任された訳ではない。



実は昨年11月には東京へ行く仕事があるのは解っていたが、誰が行くのかは決まっていなかった。


誰が東京へ行く事を許されるのか?


東京へ行くことが出来るのは僅か1名のみ


その条件が…







優勝である。



競技会で優勝した者だけが東京へ行く権利を有する。


普段は釣りばかりのclass俺だが…


仕事、特に職種にはPRIDEを持っているつもりであるし、誰にも負ける気はしなかった。


しかし、昨年までの東京で過ごした五年間は現場を離れていたし、年齢による全ての能力の衰退は自分自身が一番自覚していた




それでも長年培ってきた経験とPRIDEがある。



このブログのまんま、普段の職場に於いても部下には偉そうに振る舞っている。


時には上司にさえも。


そんな風に振る舞っている以上は

この競技会に負けるわけにはいかない。

負けたら終わり

ただの口うるさい偉そうなオッサンに成り下がる。




そして何よりも…



優勝すれば子供達に逢える



仲間達にも。



そんな己のPRIDEと想い


それに伴う相当なプレッシャーという重圧


何とかクリアしての東京行きのキップ






目指すは全国制覇。


上司に無理を言って本来、俺が出る競技会には将来のある若い隊員にその全国制覇を託させて頂いた。


先の無い俺が勝つよりも大きな意味がある


俺の分身として鍛え上げた後輩N。


実力は既にclass俺と遜色ない。

負けたら全て俺の責任。

後輩Nが負けたら俺が出ても負ける。

逃げ道は無い。



そんな想いで明後日、東京へ発つ。


子供達はどんな顔をして迎えてくれるのだろうか。

色々な想いはある


しかし、我が選んだ道


やるしかない。






おしまい。