あれは年末か?年始だったか?
外房にアジングに行った時の話しだ。
朝マズメ、普通に爆っていた俺。
歳は20代後半か?
何やら騒がしいアングラーが接近。
どこぞのメーカーのアパレルで身を固め…
『釣れますか?隣りでやっても良いですか?』
と。
ちょっと狭かったが
『良いですよ』
と俺。
横に入るなりこの若者の【トークショー】が始まる。
内容はそこらの雑誌のコピーだ。
多分、俺の事を知らないのだろう。
レクチャー的な発言もしばしば…
まあ、人間は悪くなさそうだったのでテキトーに相槌をうちながら黙々とドラグを奏でる俺。
完全に明るくなり、反応も減ってきたがポツポツとは釣れる状況。
当然、俺の甲高いダイワのドラグ音は止まない。
一方、その若者は残念ながら釣れない
風貌とウンチクは一丁前だが、リグはアジのレンジに入ってない。
そして問題発言!
俺の撃っている方を指差して…
『アソコにアジが溜まってますね』
と若者。
まあ、良くある話しだ。
どのポイントへ行っても、俺が撃っている立ち位置が1級ポイントと思われる多い。
俺からすれば
『お前の立ち位置でも普通に釣れるよ』
と思うので
『場所、変わろか?撃ってみなよ』
そんな感じで立ち位置を変わる事は多々ある。
その時も若者と立ち位置を変わる俺。
そして、若者が撃っていたポイントで即ヒット!
まあ、良くある話しだ。
そして
『こっちにも居るね~』
と、優しく諭してやる俺。
まあ、ここまでは良くある話し
そして…
その若者の知り合いか?
ちょっと傲慢気味なアングラーがやって来る
そしてその若者と軽く話して車に戻って行った。
すかさず若者は
『さっきの人は○○のテスターで…』
『○○のメーカーとも契約してるんですよ』
と。
俺
『へぇ~』
『ふぅ~ん』
若者
『昨日から一緒にやってて、尺も出たんですよ~』
そして…
メーカー数社のサポートを受けているというアングラー登場!
その風貌は【いかにもやりますよ!】みたいな恰好で・・・
俺はいつもそこらの餌釣りのオッサンみたいな恰好だし・・・
チョッと恥ずかしい俺。
でも…
期待通り
【釣れないアングラー】だった
というか、ライトリグの経験値が少ないのか?
キャストして巻くだけ
二時間位頑張っていたが、2,3本?
ロコの一般アングラーならば30本くらいは釣れる状況である。
余りにも釣れない自分に痺れを切らしたのか?
『サイズ出ないから止めた』
みたいな捨てセリフを残して帰って行った。
というか、2.3本で?解るくらい高性能なセンサーを装備していたに違いない。
所謂、ヘタレなアングラーだったのだが、それでも一応【メーカーのテスター】
所詮こんなもんだろう。
さてさて、若者君
メーカーのテスターと一緒に釣りしたからどうした?
俺が羨ましいと思うとでも思ったのか?
まあ、ミーハーなだけで釣りを楽しむというよりも【有名アングラー】と釣りをしているのが自慢な若者であった。
めんどくさいよキミは…
釣り場では会いたくないアングラーである。
おしまい。