【海猿的アジング考察35】ロッド編 | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。


朝晩冷え込んできました

そろそろ防寒は万全にしようと思っている海猿です。








最近、ロッドについて色々と質問を受ける事が多く、その質問を集約すると‥‥





【ロッドの張りと感度について】


【AとBというロッドどっちが良い?】




といった内容が多い。




以前書いた【アジング考察】のロッド選びでは、ロッドの性能を理解して自分の求めるアジング、自分のアジングスタイルで選びましょう!


みたいな内容であったが、実際にロッドの性能を理解していなければ選択する事すら出来ない。


という事で





今回のテーマは




【パッツン系ロッドと柔軟系ロッド】


ロッドを簡単に2つに分ける事は出来ないし、パッツン系と言われるロッドの定義さえ無いので‥‥


今回は



パッツン系をいわゆる棒の様なロッド



【ヴィオレンテ】(前モデル)

とし、


柔軟系を軟らかいロッド

【68ストレンジ】

として


パッツン系を【ロッドA】



柔軟系ロッドを【ロッドB】


と表現して考えてみる。




現在、メディア、ブログ等で情報が氾濫。


ユーザーは色々な疑問や認識の違いが有ると感じる。


勿論、自分も認識の違いや誤解は有るのだろうが‥‥



アジングでは最も影響力の高い某有名アングラーの記事に‥‥



●ロッドA(パッツン系)はダメ



●ロッドBがアジングには優れている



といった内容の記事を読んだ。








自分は‥‥


『そうか?』

『そこまでロッドAをダメ出しするか?』

『そんな事はない!』




というのが素直な感想であり何故そうでないと思うのか?を・・・


各ロッドAとBの特性を説明したいと思う。




【ロッドAとBの操作性の比較】


操作性には色々な操作性があるが、主にレンジ操作の為の操作性について・・・・







アジングが難しいとされている最大の理由である

【軽いリグの操作性】は初心者でなくとも【リグの動き】や【リグの位置】をイメージするのが難しい。



その結果



『何をやってるのか解らない』


『リグ動いてる?』


『着底した?』


『ラインスラックとれた?』


『思ってるレンジを探れてる?』




といった疑問が生まれてくる。



したがって自分がアジングロッドに求めるものは【バイト感度】ではなく、第1に【操作性の感度】である。





一言で言えば、

【軽いリグでもリグウエイト】を感じる事の出来るロッド。


この【軽いリグウエイトを感じる方法】



これはロッドAとロッドBでは大きく変わってくる。










先ずは‥‥







【ロッドA(パッツン系)でのリグの重みを感じる方法】







自分がアジングでほぼ100%使っている着底を確認する為のロッド操作、

アクションをさせ、レンジ操作をする為の【リグの重みを感じる為】のロッド操作の方法は‥‥


●意図的にロッドでラインスラックをつくり、ロッドティップを鋭くしゃくる感じ(30㎝~50㎝)で【ロッドに重みを感じた瞬間】でリグの位置、ラインスラックの有無を確認している。


ロッドAの場合、この方法でやると解りやすく、U-1gのジグヘッドリグの位置を把握する事が出来る。




同時に、アジングに有効なアクションをさせる事も出来るのでムダのない【リグ操作】となる。

したがって・・・



【スタンダードなアジング】ではロッドAの方がBよりも操作感は得やすい。

だが、スローなリフト、テンションでリグの重みを感じるにはロッドBに劣る。

強風時では張りが有る為、比較的操作感は損なわれにくい。





次に



【ロッドB(柔軟系)でのリグの重みを感じる方法】



ロッドAとは対称的にリグの重みを感じるには、スローなティップのリフトによりティップが追従しリグの重みを感じる事が出来る。

他に、リグの重みを感じながらの【スローな送り込み】や【テンションの維持】においては、ロッドAに比べて簡単に出来る。


強風時はロッドAに比べてるとティップが軟らかいので風に煽られ操作感は顕著に下がる。

潮や風で出来るラインスラックがティップを追従させリグの重みをボヤける弱点もある。



各ロッドA、Bの操作性と方法については以上。




【操作性】をまとめると‥‥




●ロッドAの方が多くのアジングシーンにおいて操作性は高い。

●スローなアジング等では圧倒的にロッドBが操作性は高い。

●強風時や潮が速い場合はロッドAが若干有効だと感じる。

注
スローなアジングとはゆっくりリフトしたり、ロッドを送り込んだり、常にラインテンションを保つ必要があるアジング。





次は・・・【ロッドAとBのバイト感度】


アジングと言えば・・・



【違和感】や【抜けアタリ】、【居食いバイト】等々

繊細なバイトばかり強調して表現しているものが多い。


このバイトの感じ方も




ロッドAとBとでは大きく変わってくるものである。



同じバイトでも当然、硬いロッドAの方が反響感度は高く、鮮明に伝わってくる。


ロッドBで感じる【違和感】や【小さなバイト】でもロッドAならば全く別次元のバイトとして伝わってくのである。


これはロッドに限らず使用しているラインとの組合わせでも大きく変化するものであり







例えば‥‥



●ロッドAとポリエステル

●ロッドBとフロロカーボン



を使用した場合、同じバイトでも全く別次元のバイトの違いを体感できる。

当然、ロッドAとポリエステルの組合わせがバイトが大きく伝わり、スタンダードなアジングの操作感もAの組合わせが高い。


話が逸れたが‥‥





ならばロッドBは【バイト感度】がわるいのか?





殆んどのアジのバイトの感度はロッドAに比べて劣るものの‥‥

ロッドBの方が解りやすいバイトもある。


それはいわゆる


【食い上げ的なバイト】

ラインテンションが抜けるバイトである。




こういった【テンションが抜けるバイト】に対してはロッドティップの変化によりロッドBの方が解りやすい。

が‥‥

巷で騒がれているほどこの【テンションが抜けるバイト】ってのは頻繁にあるわけではないし、またロッドAでも対応できるものなので・・・



純粋に魚からのバイトを捉えるには、やはり【ロッドA(パッツン系が有効】になる事が多い。






まとめると‥‥




●多くのアジングシーンでロッドA(パッツン系)の方がバイトを鮮明にに捉えやすい。

●
極稀な【居食い系バイト】はロッドB(柔軟系)の方が解りやすい。





補足だか、どちらのロッドでもバイト感度で釣果が変わることは無い。





釣果が変わるとすれば‥‥




【操作感】の無さからくる【レンジの不一致】である。




パッツン系ロッドと柔軟系ロッド







【操作感とバイト感度】について猿的な見解を書いてみたが‥‥


理想は

ヴィオレンテ(前モデル)よりもティップが軟らかく、68ストレンジよりも
ベリーがシャキッとしたロッド。





絶対に外せないのは‥‥




●ベリーがブレない

●ティップがある程度追従する



現在このような中間的なロッドも出回ってきたがベリーがヌルいロッドが多く感じる。


オールシーンのアジングをカバーするならば‥‥


パッツン系寄りでありながらティップ追従型のロッド



これが自分はベストではないかと今のところは感じている。


という事で


ロッドA(パッツン系)もロッドBにも其々の良さは有る。




其々の【操作感】・【バイト感度】を理解した上で自分のアジングロッドを選びましょう!





そして‥‥

某有名アングラーさんには‥‥





決して!







【パッツン系ロッド】が間違ったロッドではない事を理解して頂きたいのだが‥‥


なかなか難しいかも。



長文最後までありがとうございました。





おしまい。