【海猿的アジング考察30】リール編 | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。


どうも!


ようやく夏らしくなってきました!そろそろ関東チヌゲーを‥‥

と焦りぎみの海猿です。




久し振りの


【海猿的アジング考察】


ネタが無かった訳ではありません!


この記事も3ヶ月前にはほぼ書き上げてました。



【アジング考察】

30回記念記事は‥‥



今回のテーマ


アジングにハイギヤリールは?






セルテのCHを使って感じた事をぶっちゃけます。


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以前にも書いたことがあるが、インプレって‥‥




本人が大金をはたいて購入したものには辛口なインプレはあまり見たことがない。




自分が買った物はやはり、『良い物』であってほしいという願望と『良い物であるはず!』という思考回路が働くのだろう。


あと、宣伝効果ね!



そんな偏ったインプレは見た人を惑わすだけだと思うので‥‥


自分は客観的冷静冷めた眼で素直にインプレしたいと思う。



【ハイギヤの特性】は?




①巻き取りが早い



②巻き始めが重い



③巻き心地イマイチ



④なんかある?


自分は何故?セルテのハイギヤにしたのか?




答えはただ1つ





【検証の為】



ハイギヤがアジングでメリットを生むのか?

それを知りたくて買ってしまった訳だが‥‥


今のところアジングにハイギヤは必要無いと感じている。



というか、使いたくないくらいに面白くないと感じている。




何故か?



D社、S社問わず



一番のデメリットは‥‥



【巻き始めの重さ】


何故【巻き始めが重い】とダメなのか?



それは、リール感度が下がるから。



リール感度?




リール感度にも色々あるのだが‥‥



例えば‥‥


巻き感度

アクション後のラインスラックを巻き取る場合、真っ暗で何も見えない状況ならば‥‥



リールの巻き抵抗だけでリグの重さを感じてラインテンションを認識するのだが‥‥


巻き始めが重いと‥‥


ラインテンションがかかった瞬間がボヤける


そうなると、必要以上にリグを動かしたり、ラインテンションがかからなかったり‥‥




挙げ句の果ては任意のレンジコントロールすら外してしまう事になる。





よくロッドティップを見ながら釣りをしているアングラーを見かけるが‥‥




ロッドティップを見ながらの釣りは‥‥


いつまで経ってもアングラーの触感感度が向上しないので、ティップを見ながらの釣りはオススメできない。



出来れば人間の五感の【触感】のみで任意のリグ操作が出来るようになるのが理想である。





という事で‥‥



リールの【巻き始めの軽さ】・【巻きの軽さ】は重要だと考えている。



リトリーブの釣りをしないからOK!


というものではなく、


リトリーブの釣りでもリフト&フォールの釣りでもライトリグ全般において【巻きの軽さ】特に巻き始めの軽さはリールの触感、感度に直結するという事です。




何故?ハイギヤは【巻き始めが重い

のか?



ギヤ付き自転車で考えると直ぐに理解出来るだろう。


自転車で速度は出るが重いギヤ(ハイギヤ)で、止まった状態から発進する時、重いと感じるだろう。




ペダル1回転で後輪を沢山回すギヤ(ハイギヤ)は負荷がかかり、重くなるのは物理的にどうしようもない事実。





リールにおいても同じ事が言える訳で




ハンドル1回転に対してローターの回転数が多いほど重くなるのである。



巻き心地もPGHGを比べた場合、圧倒的にPGが滑らかである。

↑これは理屈を書いたら長くなるので割愛するが普通に考えれば理解出来るだろう。






ハイギヤのメリットとされている事の中に・・・・・




ハイギヤは巻き取りが早いので魚を根から素早く離すメリットというのが有るが‥‥


↑これは‥‥


タックルバランスに尽きる。

いくらハイギヤでも、ラインやロッドの強度で全く意味のないものになる訳で‥‥






もし、ハイギヤでそれを期待するなら、ドラグガチガチが大前提である。



となるとラインもそれなりに強度が必要になるし‥‥



結局はノーマルでも十分に対応出来る



スーパーデメリット】の


巻き始めの重さ


を超越するほどのメリットは残念ながらハイギヤには見当たらない様に思う。





なので現在はハイギヤは比較的雑な操作でもOKなキャロ用に使用している。



以上



かなりアジングに於いてのハイギヤを酷評した訳だが‥‥




それに慣れてしまえば釣果が下がるほどのものではないのも事実





しかしながら、ノーマルもハイギヤも、パーワーギヤも同時に使用している自分からすれば‥‥


ロッドを持ち換えて毎回ギア比が違うとなると厄介なのも事実。




メリットの少ないハイギヤに慣れてまでハイギヤにするほどでは無いという事。



まとめると‥‥


自分の考えは‥‥


●アジングにハイギヤは必要無し




●ハイギヤのメリットを生かしたいのならば全てのタックルバランスを考えよう




●ノーマルの方が楽しい




●ノーマルの方がリール感度が高い



●複数のタックルを使用するならリールはギヤ比が同じ物が扱いやすい



まあこんなところか?



最後に‥‥


現在ハイギヤリールを使用している方々を否定している訳ではありません

気分を害された方すいません。





これからリール購入を考える方へ

タックル選びは自分の好きなものでいいのですが‥‥


間違った認識や、ただの流行りで選んでしまうと失敗する事が多くなると感じています。

そう!猿本人が失敗したと感じてます


おしまい。