【海猿的アジング考察22】ロッドと着底 | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。

アジングに行きたくてウズウズしている猿です。

ニューロッドが早く使いたいってのも有りますが、

今のデイアジングが楽しくて楽しくてしょうがない‥‥



さて今日も行きます!


【変態考察】のお時間です



最近の質問等で‥‥

A氏
1g程度の軽いJHではボトムがとれません、どうしたら良いの?』



B氏
『海猿氏はリグの着底がロッドを通じて解るのですか?』




C氏
『細糸でラインが見えないのですが、ボトムが解るの?』


といった質問を受ける事が多々有りますが‥‥








答えは・・・




『そんなの解りません!』



とはいえ、着底させてボトムを攻める事は出来る。




という訳で今回のテーマは‥‥


【ボトムの取り方】


【パッツン系ロッドの優位性は?】




について。



テーマの2つは分けて書きません。

2つのテーマは繋がりが有るのでお題を2つにしました。





【ボトムの取り方】について


よく雑誌等に書いてある‥‥




【ロッドで着底を感じる】





↑これをキャスト~フリー又は、テンションフォールさせてロッドを動かさずにボトムに着低した時の【コッ!】

という【ロッド感度】【着底を感じる】という風に解釈している方が多い

海猿はそんなのは感じた事はありません。


3gのメダルジグをPEでならボトムに着いたら【コッ!】って感じる事は出来る。

しかし、1g程度のウエイトでその【コッ!】っていう【着底】を感じる事が出来る人間がいるだろうか?

普通に考えれば無理。

風や波、流れや海面までの距離等を考えれば、それが出来る人間は【超人】だろう。

【俺は解る!】という方は是非!教えてもらいたいものです。

まあそんな【超人的】な人間でなくても、【解らない海猿程度の釣果】なら出る!というのは間違いない事実です


ということで【考察】に入りたいと思います。



先ずはボトムの取り方の種類



①先に書いたボトムの取り方

②ラインを見てボトムを取る

③リグのテンションをロッドを動かして感じてボトムを取る。

④カウントダウンでボトムを取る



海猿が思い付くのは4つ位。




については最もポピュラー?

重いメタルジグや、バイブレーション等を使ってるとボトムに着いた瞬間

【コッ!】っていうのがロッドを通じて感じる

しかし、軽いと感じる事は不可能。



については単純にラインの動きで判断、エギングではこれが一般的。

しかし、ラインが見えないと全く使えないし、軽いリグ、流れや波、風が強すぎると使えない。

アジングでは、常夜灯等があり比較的穏やかならこの方法も有りです。



③は後程詳しく書きます。




については、大前提でそのリグで何秒でボトムに着底するかを知っている必要がある。

デメリットとして、これまた流れ足場とリグの角度ラインの種類細さ抵抗等誤差が出やすい。


従って①②はアジングにおいてはなかなか使えない。



ここからが本題です。


【ボトムの取り方】といっても、普通に当たり前にやっている方は多いと思うので、過度な期待はせずに‥‥




自分は併用してボトムを感知している。風が強すぎだと厳しいが、

昼も真っ暗なポイントでもラインが全く見えなくても、0,4g位までなら大体使える方法である。

1番大事な③を説明すると



これは、ライトリグの釣りでは必須の動作

何故ならライントラブルを激減させる事も可能だから。



余計なラインスラッグがある状況でそのままリーリングだけでラインスラッグを回収すると‥‥


バックラッシュ!続行不能!

になりかねません。

ティップを小刻みに(50㎝位)シャクリながら‥‥

シャクった時にリーリングします。


これである程度はテンションをかけてリールに巻けるので、ライントラブルは激減します。


要するにシャクリながら、ラインテンションをかけた状態でラインスラッグを回収するということです。


ボトムを攻める時以外でも必ずやりましょう。





先ずは

①ポイントのおよその水深を予想


海猿の基準では、流れ無し風無しなら、1gのJHは10秒で7M位沈むっていう認識です。
(実際には倍以上かかる事も多い)
ただし、ライン潮流JH形状ワームの抵抗ラインスラッグの長さやラインの放出量足場キャスト位置の関係等かなりの誤差が出てきますの


、そこは自分の使っているタックル、ワームを考慮して自分の基準を確率して状況を考えて判断します。

多少の誤差は全く関係ありません。



②キャスト後推測した水深をカウントダウンする


これだけでは着底したか?どうかは判断できない。

そこで‥



③ ラインスラッグをロッドを軽くシャクリながらリーリングしてロッドに

【リグの重み】を感じたところで止める。



④ そこからロッドを送り込み、ラインスラッグを作る。




⑤ 3~5秒後、どれくらいラインスラッグが出来ているかをロッドを軽くシャクってみる。



⑥ そのラインスラッグ量がのところと同じなら着底完了




⑦ そのラインスラッグが④より短ければ、まだ着底してないので再びからを繰り返して着底を確認


(再度カウントダウンした数を覚えて次からその数までカウントダウン)



さて?文章化すると難しい‥‥



超解りにくい解説ですが、理解されでしょうか?




自分の【ボトムの取り方】③と④を併用して‥‥


要するに何回かリグの重さを感じながら着低したのを確認するって事です。

これは誰に教えてもらった訳でもないし、多分普通にやっている方も多いと
思うのですが、勘違いされている方も多いので‥‥

マスターすれば、真っ暗でラインやティップが見えなくてもボトムは感知出来る様になります。

【ロッドにリグの重みが伝わった瞬間】がどんな感じか?

体感していれば全く見えなくても感覚だけで解るようになるだろう。

③を修得すれば後は簡単!

④~⑦は解るでしょう。






ベリー~ティップがシャクった時にぶれると【リグの重さ】が解りにくくなる

⑤のポイントはラインスラッグを作って1回シャクるだけ。

ラインを張ったままや、ゆっくりだと解りにくい





を理解するのに大事になってくるのが!


【パッツン系ロッド】



③の動作をしてラインスラッグをとっていると【リグの重さ】を感じるところが解るハズです。

この【リグの重さ】を感じる為のロッドが【パッツン系ロッド】。




③の動作(ラインが張った状態を認識)が確実に出来ないとボトムはとれないし、ライトトラブルも多発する。



コツは【鋭くシャクる】事とシャクる前に少し【ラインスラッグ】を作る事。





明るい時に実際のラインスラッグが無くなった時の


そして‥‥

その感覚を身に付けるのを簡単にしてくれるのが‥‥





【伸びの少ないライン】【パッツン系ロッド】なのだが

しかし、【パッツン系ロッド】



【バイト感度】で掛け調子とか言われていたり・・・・

【バイト感度】で小さなバイトを感知しないと釣れない・・・・

とか言われているが‥‥







海猿的には主に‥‥





【操作感】




【ボトムを感じる】






為のものである。




バイトが鮮明だと楽しいのは確かだけど、小さなバイトを感知して釣果をあげようというものではない。



【パッツン系ロッド】最大のメリットは‥‥




【レンジ操作が鮮明に出来る】




って事です。



結局またまた【レンジ操作】っていう話になりました。


やはりそこに繋がる事は大事にしています


今回もアフォみたいに長くなりましたが、


【ボトムの取り方】



【パッツン系ロッドの優位性は?】



の【変態考察】は以上で終り。





最後まで有難うございました。