戯言 | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。

出張先で軟禁生活も4日目になり、頭がheat up!してきました。

アジングネタを期待して訪問された方、すいません‥‥


海猿的指南著者

【曽野綾子】さんの文献からおもしろいのが有ったので紹介します。

以下本文


【平和や安全というものは実に厳しいもの】


この間友人から面白い笑い話を教えてもらった。

エジプトのルクソールにあるハトシェプスト女王の葬祭殿といわれるところで、

先年武装ゲリラによって観光客数十人が殺された。

日本人の新婚旅行の夫婦も犠牲になった。

それがきっかけで観光客はパタリと来なくなった。

最初に来たのはイタリア人だった。

喜んだエジプト人が

『よく来ましたね。怖くありませんか?』

と言うと、イタリア人は

『なあに、あの時死んだ人の数なんて、ローマの1日の交通事故の死亡者よりすくないさ!』

日本人の観光客が来た時もエジプト人はやはり喜んで尋ねた。

エジプト人
『どうして来る気になりました?』

日本人
『外務省が大丈夫だと言ったからさ。』


外務省が喜ぶ話ではない。

自分で自主的にものを考えられず、外務省の情報などを本気で信じている日本人の人の良さを笑ったものだ。





『検屍官』シリーズの著者、パトリシア・コーンウェルは、彼女の本が沢山の賞をとってから行動を狙われるようになり

ピストルを携行し、射撃の訓練にも通うようになった。

『相手を撃てないと思う人は、ピストルを持つべきではありませんね』

と彼女は静かに語っていた。

それは自分が撃たれる事を承認するということでもある。

平和とか安全というものは実に厳しいものだ。

――――――――――――――――

以上の二つの話。

何が言いたいのか解りますか?


1つ目のエジプトの話に対しての解答がピストルの話だと自分は考えます。


自分で考える事をせず、情報を信じる今の日本人。

著者はそんな危険な所に行くのならば、自分で良く考えてそれなりの覚悟を持って行きなさい。

っていう事だと思います。


こういう日本人はすぐに情報の発信源に責任転嫁するのでしょうね。

原発問題も同じように‥‥

『国が安全だと言ったからさ!』

とか‥‥



そのうち公園に石が落ちていて転んだら国の責任だ!

とか言い出す輩が出てくるかも‥‥



話は変わりますが、

これをロッドやリール、タックルに置き換えても面白い。

『あの人が作ったロッドだから』

確かに達者な人間の意見は一理あると思うが、間違いの無い人間なんて居ないという大前提を理解しているか否か。


もしも間違いの無い人間がいるのなら、もうとっくに最高のアジングロッドが世に出回っているはず。

不完全な人間が作るのだから不完全なものができる。

だから次から次へと進化して新しい不完全なものが作られる。

いつまでたっても完全無欠なものは出来上がらない訳だ。


最後は自分自身で判断して自分自身が責任を持つべきだという事でしょう。

現時点の最高のものを使うしかないですかね‥‥



超不完全な軟禁生活者からの投稿