【海猿的アジング考察16 】 | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。

毎度!です。


最近かなり秋らしくなり、1年で最も好きな季節になりました!(色んな意味で)


ホームの外房、勝浦周辺のアジも色んな方々から爆発的な釣果が報告されてます!


今回のテーマは・・・・・・


【アジング考察】で書くのも疑問ですが・・・・



テーマ



【PEとフロロとジョーカー



この3種のラインはそれぞれ特徴があるが、最近新たな発見があったので考察にしてみた。(ナイロンは無しで)



つい最近までの2g以上の2ウエイト(キャロやスプリット)では、PEラインを使っていたわけだが・・・





理由は伸びが無いから操作性、感度を考慮しての使用であった。





フロロラインはナイロンより伸びが少なく、根ズレに強い理由と水切れの良さ・風切りの良さ・飛距離・を考慮して主に単体でのアジングに使用。



ティクトさんのジョーカーは・・・・



初めて使った時のインプレでは毒を吐いたが・・・・・




今では【最強ライン?】になっている。



素材は昔ながらのラインだが、このラインはPEの長所フロロの長所を合わせ持っている。





ちょっと話は逸れるが・・・


PEの長所と短所


長所


① 伸びない


② 細くて強い(フロロの3倍位か?)


③ 長持ち?



短所


① 高額


② 比重が軽いので水馴染みが悪い(時には長所となる)


③ リーダーが必要で面倒


④ 根ズレや、熱に極端に弱い


⑤ ラインの表面積が大きい(編み込みの為)




フロロラインの長所と短所


長所


① ナイロンに比べ伸びが少ない


② PE、ナイロンに比べ根ズレに強い。


③ 比重が重い(風、水馴染みが良い)


④ 表面積が小さい(風、水切れが良い)


⑤ ナイロンに比べ劣化が遅い(吸水率が低い)


⑥ 安価


短所


① 硬いので巻きグセが付く(時には長所)


② 同じ強度を出すには線径が太くなる(同じ強さのラインなら1番太い)


以上がPEライン、フロロラインの長所と短所。




アジングをやっていてPEラインの短所である比重の軽さと表面積の多さ。



↑これは大問題である。


何故か?


この短所がラインからリグまでの間弛みを作る原因になる事。


先ず、比重の軽さが風による糸フケを・・・・・


表面積の多さ水切れを悪くして、流れをもろに受けて、風の影響を受ける事になる。


水中では、潮の流れを受け弧を描くようになる。


この弛みがもたらす最大のデメリットが・・・・・


操作した時のボヤけ感。


強風で水深があり流れのあるエリアでは、PEのデメリットは全て作用して大きな弛みをつくることになり・・・


リグの着底すらボヤけてくるのである。



ロッドでウエイトの抵抗を感じ着底を判断するのだが、この抵抗がリグのウエイトなのか、弛みによるものなのか?軽いウエイトになるほどボヤけてくる訳です。



かといって・・・・・


フロロラインを使うと・・・・


2g以上のウエイトを操作すればフロロは伸び過ぎでビョンビョンとした操作感となり、折角のパッツン系のロッドの意味が無くり、これまた着底を感じる事が難しくなるのである。


今までは、どちらかを天秤にかけるとフロロよりPEに分があったのでPEを使っていた訳だが・・・・



ここからが今回のメイン



【ジョーカー】の存在である。


断っておくがティクトさんの信者でもないし、回し者でもない。


己が感じた事を書くだけなので・・・


このラインは今までは軽量JH単をメインに使っていて、それがこのラインを生かす最大の方法だと思っていた。


何故今更?中には普通に使ってるよ…



と、言う方もあると思うが・・・



海猿のアジングやりたい放題


このラインの最大の特徴は、伸びが極端に少ないという事。



逆にその伸び率の低さから、瞬間的な力に対して弱いので自分は軽量JH単でしか使う事はなかったが、最近キャロで使用してみて感じた事は




風や、流れに対してPEラインとは違い、フロロの様に水切れが良く、風にも強い。




同じようにフロロ3g以上のキャロやスプリットを使うと伸び過ぎて思うように操作出来ない。


各メーカーからフロロは出ているが、やはり伸びに対しては不満がある。





自分は0.4号(1.6℔)を5gキャロで使用してみたが、想像よりはるかに伸びが少なく、PEに近い操作性と感度を実感した。


『もしかして、PEの代わりになるかも?』


って思うくらいの使用感である。


実際に使える状況としては


 瞬間的に負荷のかからない、ド遠投しないポイント


 ラインスラッグが出来易い足場の高いポイント


 風や流れの強いポイント


↑このようなポイントならば、PEラインよりもJKが使えるのではないか





逆にシャローや風、流れのないエリアやド遠投する様なポイントではPE

ラインが有効。


まだ0.5号は使用した事はないが、PEの代わりに使うのならば0.5号



単体、キャロ兼用なら0.4号



単体で尺アジまでなら0.3号




いずれもリーダーを使うのだが、単体なら50㎝位、キャロなら1.5mのフロロライン0.8号を使っている。


注意する事項として


リーダー結束時の締め込みは、濡らしてゆっくり締め込む事。


きちんと締め込みをすれば、かなりの強度は出るので確実に結束する。



と・・・


なんかティクトさんの宣伝マンみたいになってしまったが、この手のラインは他に無いからJKを使うしかない訳です。


どんなに頑張ってもフロロラインでは限界を感じるし、重い2ウエイトのリグで使ってみてビックリしたので考察にしてみました。



さて・・・


今週の3連休は土曜の夕方が仕事で月曜から出張・・・・・


金曜日からどこかにアジングに行きます、多分外房エリア???


人が多いんだろ~な・・・・・