息子の成長 | 【Real.アジング~真実へ~】第5章

【Real.アジング~真実へ~】第5章

令和4年1月、50歳で陸上自衛隊を依願退職。釣りメーカー【MIZAR】を立ち上げ奮闘中!アジングの楽しさを伝えたい。ただ、意味のない過大表現や偽りでアングラーを煽って製品販売する気はない。真実を伝え、それでもなお楽しいのが本物の釣りの楽しさである。

先週の話…

親父(私)
『おい!洸介!お前運動会の徒競走は何番になりそうなんや?』


洸介
『2番…だって学年で一番早い子が一緒にはしるんだよ』

そうです、どうやらうちの学校は50m走のタイムが近い者で走る組が決まるみたいです。

親父
『それじゃ~今から特訓じゃ~』

洸介
『父さんうぜぇ~少しならやってもいいよ』


運動会の前日、息子とスタートの練習。


おまけに、流行りの運動靴【スーパースター】を装備

当日…


親父は

入場門に並ぶ洸介にNo.1になれのサインを送る。


洸介

恥ずかしいのか、親父に向かって『しっ!しっ!』
とあっち行けのサイン。

そういえば、俺も恥ずかしかったなと子供の頃を思い出す。


いよいよ、洸介の出走!


嫁とゴール前で心臓をバクバクさせる。

バン!

スタート!

親父

『行けー!洸介!』



『洸ちゃ~ん!』

息子は中間ですでにトップ! 余裕でゴール。

親父

『よっしゃー!やったで~』
まるで万馬券でもとったかのような興奮に…


周りの親子さんたちは…
ドン引き模様…

嫁と逃げる様に、立ち去りました。

練習ではいつも2番だったのに、良く頑張ったよなって嫁と感動してました。

家で息子の帰りを待つ

洸介
『ただいまっ!』

親父
『よっしゃー洸介!よう頑張ったの~!!』


『洸ちゃん凄いね!母さん涙が出そうやったで。』

親父
『やっぱり昨日の特訓の成果じゃの~お前は本番に強いの~』




洸介

『だって一番の子、今日お休みだったもん。』


親父
『そ、そうか、でも今日の走りなら一番の子にも勝てただろうな』






嫁と顔見合わせて、苦笑いするしかありませんでした。