今日、息子の部活が終わりましてね。
負けました。
負けたことには正直ホッとしている。 勝ち進んだら、夏期講習の急な日程変更をお願いしなきゃならない所だった。
息子の保育園仲間Dちゃんが、息子を含めた未経験の幼馴染み達や、当時のチームメイト達を、小4の頃から勧誘して回って出来たチーム、当然Dちゃんがキャプテン、まぁー、誰がどう見ても彼が主人公。
下級生にも、彼を慕って来た子が居る。
言っちゃ悪いが、Dちゃんは、実力面で圧倒するような子ではない。名の知れた存在なんかじゃない、スポーツ推薦のスの字も無い。それでもみんな集まった。ほんとマジ彼のチームだった。
うちの息子は冴えない添え物でしたがね。本人が心の底から楽しいみたいなんで、まぁ添え物だろうがOKです。
赤ちゃんの頃からの友達が半数を占める、ガチ幼馴染み達の濃密で楽しい時間も、今日で終わり。もう帰ってこない。
皆の幼い頃の事はよく覚えている。ふにゃふにゃした声も、癇癪を起こして顔を真っ赤にして泣いていた所も、ママに抱っこを求めて伸ばす手も。
みんなママより背丈が伸びた。声じゃもう誰だか分からない。でも顔だけは、なーんだか不思議と幼児の頃のままなんだよなー。
さすがにコレは涙腺に来るなぁ、とか感じつつ、 でもすぐには、涙までは出なかったんだけど、
顧問やコーチまで人目を憚らず号泣し、3年生達も誰もが泣いていた。さすがに私も泣けてきた。
去年も一昨年も、もっとみんなアッサリしてたじゃんか。顧問やコーチにとっては、たった2年ちょっとの付き合いじゃんか。どうしてそんなに泣くのよ。
このチームは何かが特別だったの?
だったら、その部品のひとつになれて、息子は実に幸運だったね。
息子の泣いている所さえ、もう何年も見ていない。幼馴染み達が泣いている所なんて、もう10年くらいは見ていないんじゃないかな。
で、「勉強しろ勉強しろ勉強しろ!」と尻を叩く日々が、これから始まるのよ。