星のカービィ  ウルトラスーパーデラックス。

スーパーファミコンの「スーパーデラックス」をリメイクしたDS版。我が家にDSは無いが、3DSでもDSのソフトは遊べるのよ。

しかし、小学2年生が考えたみたいな作品タイトルだナ…
実家から借りたソフト。15年以上前のもの。 

ちなみに実母は、裏ボス以外は隠し要素も含めて全制覇し、クリア率98%になってた。

なんなら通常ボスラッシュのタイムは、私よりずっとマシだった。私みたいに無敵能力ありきのチキン戦法してないみたいね。

スイッチ以降の作品に慣れてしまうと、まぁー、カービィさんがメチャメチャ弱く感じる。

それに合わせて、敵の動きも雑だったり、攻撃パターンが少なかったり、広い安全地帯があったりするけれど。

最初、最近の作品の感覚で操作していたら、酷い目に遭った。


本作の裏ボス、マルクくん。
パッカーンして、ブラックホールをどーん!



他、迫真の変顔で口からビームを吐いたり
迫真の変顔で口から氷の玉を吐き出したり
迫真の変顔で顔面から矢の雨を降らせたり

パッカーンして、さらに分裂して突進してきたりする。
(下3枚はYouTubeのスクショの切り抜きデス)



で、しかし、

そんなマルクくんにも悲しい過去が…
ありません。

考察し甲斐のある深い背景が…大してありません。
少なくとも本人の口からは何も語られません。

ただラクしてフザケた遊びをしたかっただけの、タチの悪い一般人です。

後の作品にも、なんならカービィシリーズ以外にも、シレッと元気に再登場しています。
(星のカービィ スターアライズ、大乱闘スマッシュブラザーズSpecialに登場)

討伐後も別に、悲惨な末路を辿ったりはしていない様子。



星を拳でカチ割ってヒビの深さを競い合ったり、綺麗なロッジのある高原で、おもむろにフライパンと爆弾でバドミントンを始めたり、卵と爆弾を交互に投げて卵だけを口でキャッチするゲームを始めたりと、そもそもデンジャラスな世界ですから、

口から迫真の変顔でビームを吐く一般人がいても、おかしくないかも知れません。


マルクくんに到達した時には既に残り体力4分の1で、とにかく確実に攻撃できるタイミング以外ではずっと無敵能力で引きこもっていたら、

なんとマルクくん討伐に20分かかってしまった…


100%達成した中では最もキツかった…。


100%の証、ステージダンス。


ラスボス(第2形態)、頭と翅だけになった女王蜂。

無敵能力でガードしないと、ラスボスは強化前バージョンでも、自分にとってはめちゃくちゃキツい。
過去5回、ラスボス前、もしくはラスボス第1形態時に能力を剥がされてしまい、ようやく能力を持ち込んだ状態で第2形態まで辿り着けた。


撃破時のムービー。



これの次作でもそうなんだが、カービィさん、こんなモチモチプニプニコロコロしてるのに、敵対した相手の命に手を掛けてしまっている。懲らしめて反省させておしまい、じゃない。女王は永久なる眠りについた。

まぁいずれも、「カービィさんが対峙した時には既に手遅れだった」 という感じだけど。

既に精神を冒され、完全に、不可逆的に狂ってしまっていたんだ。

モチモチコロコロの主人公の居る世界観じゃねぇ…いや、近年のカービィシリーズのファンは、それがたまらなく好きなんだろうけどさ。私はそうだよ。



女王蜂さんには長年の側近くんが居て、彼は生き延びたんだけれど、ずっと亡き女王を想って生きている。

本当に、ただ側近として慕ってたの?
それ以上の感情があったんじゃない?

って思わざるを得ないけれど、いずれにせよ、もう居ない人のことなんだよね…。



側近くん、最終的には女王と闘うカービィさんに味方して、手助けしているんだけれどね。側近くんの裏切りに気付いた女王は、酷く落胆していた。
彼の目に映った彼女の最期の姿は、裏切った自分を見て落胆する顔と、カービィさんに吹き飛ばされて儚く散っていく姿。



そして、女王が狂ってしまった原因が、よりによって側近くんの、悪意の無い、むしろ女王を喜ばせようとした行動にあるんだよね。

美しい鏡を手に入れたから、側近くんが女王にプレゼントしたんだ。しかし鏡の凶悪な魔力にあてられて、女王が狂ってしまった。

強化前女王は生前最期の姿、強化女王は、側近くんが女王を甦らせようと奇跡にすがった結果うまれた、何もかも忘れて、己の力のままに暴れるだけの骸。



側近くんが全てを知っているのかどうかは、 分からない。いや、知ったら彼まで狂ってしまうんじゃないか。



4年後に側近くんは「星のカービィ スターアライズ」に登場するのだが、彼は「たぶん無理」と分かっていながら、一筋の奇跡を信じて女王を帰還させようとする。

ここからは海外勢の考察だが、「これで駄目だったら、自分も女王の所へ行こうと思っていた。だけれど旅の道中で得た仲間と過ごすうちに、死んでたまるか、という気持ちが芽生えた」と。

ストーリー時点でお亡くなりだし、小説版でも女王は亡き者になっているらしい。公式は、「生きた状態で」2人を再会させる気は更々無い。

星のカービィ作品は、幾つかがリメイクされているが、 リメイクに当たっては「いやもうコレ別物だろ」レベルの新規要素モリモリなのが通例。ラスボスは馬鹿みたいに強化されていたりもする。

仮にトリプルデラックスがリメイクされるとしたら、そこに居るのは「亡霊と化した女王と、それに付き従う、亡霊と化した側近」になってしまう気がする。



強化ボスラッシュ、最終戦でカメラ構えたりしてて時間浪費したってのもあるけど、1時間はやり過ぎだー



(追記)
 この後、何度かチャレンジを繰り返した結果、19分半まで短縮できました。

今日、息子の部活が終わりましてね。

負けました。 





負けたことには正直ホッとしている。 勝ち進んだら、夏期講習の急な日程変更をお願いしなきゃならない所だった。




息子の保育園仲間Dちゃんが、息子を含めた未経験の幼馴染み達や、当時のチームメイト達を、小4の頃から勧誘して回って出来たチーム、当然Dちゃんがキャプテン、まぁー、誰がどう見ても彼が主人公。


下級生にも、彼を慕って来た子が居る。

言っちゃ悪いが、Dちゃんは、実力面で圧倒するような子ではない。名の知れた存在なんかじゃない、スポーツ推薦のスの字も無い。それでもみんな集まった。ほんとマジ彼のチームだった。


うちの息子は冴えない添え物でしたがね。本人が心の底から楽しいみたいなんで、まぁ添え物だろうがOKです。 


赤ちゃんの頃からの友達が半数を占める、ガチ幼馴染み達の濃密で楽しい時間も、今日で終わり。もう帰ってこない。




皆の幼い頃の事はよく覚えている。ふにゃふにゃした声も、癇癪を起こして顔を真っ赤にして泣いていた所も、ママに抱っこを求めて伸ばす手も。


みんなママより背丈が伸びた。声じゃもう誰だか分からない。でも顔だけは、なーんだか不思議と幼児の頃のままなんだよなー。




さすがにコレは涙腺に来るなぁ、とか感じつつ、 でもすぐには、涙までは出なかったんだけど、


顧問やコーチまで人目を憚らず号泣し、3年生達も誰もが泣いていた。さすがに私も泣けてきた。


去年も一昨年も、もっとみんなアッサリしてたじゃんか。顧問やコーチにとっては、たった2年ちょっとの付き合いじゃんか。どうしてそんなに泣くのよ。

このチームは何かが特別だったの?

だったら、その部品のひとつになれて、息子は実に幸運だったね。


息子の泣いている所さえ、もう何年も見ていない。幼馴染み達が泣いている所なんて、もう10年くらいは見ていないんじゃないかな。




で、「勉強しろ勉強しろ勉強しろ!」と尻を叩く日々が、これから始まるのよ。