いまから10年くらい前に埼玉県の戸田市にある戸田中央総合病院に1カ月ほど入院した際に、将来、生まれ故郷の鳥取県を医療城下町にしようと決めた。
埼京線の戸田公園駅ができるまでは、競艇の街、工場と倉庫の街だった戸田公園。病院ができると近くに看護学校や給食センターもできた。そして、医療従事者のマンションもつくられていった。現在、医療城下町のように発展している。以前、城下町といえば、愛知県の豊田市が自動車会社の城下町、大阪府の門真市が家電城下町として有名だった。鳥取県は日本海に面した県だ。海の向こうにはロシア、北朝鮮、韓国、中国がジェット機で1時間以内に飛べる位置にあり、空港も県内に2つある。環日本海の緊急医療基地として極東アジアの安定と平和に貢献することがでる。人口最下位の鳥取県には資源も産業もない。鳥取砂丘、大山、そして温泉が観光資源。そこに、日本はもとより世界各国の医療機関や研究所、環境関連施設を誘致する。もちろんアジア各国からナースを目指す留学生たちのために国際看護学校もつくりたい。世界最高水準の医療がそこに行けばある。松喰い虫ではげ山になった日本海側の山々に、桜の木を植えて千本桜や桃源郷のようにしたい。春先、中国大陸から吹く黄砂の季節には、黄色い竜巻に変わってピンクの柱が天につながる。その光景を見ながらサナトリウムで最期をむかえられたらすばらしいだろう。全国の都道府県にスポーツ城下町、教育城下町、農業城下町などができれば、地方分権も横並びの色あせたものから輝きを放つ!「城下町」構想こそ、地方を活性化させる。