16歳7ヶ月生きたトトくんのお葬式、無事終わりました☺
私の心も今は落ち着いています。
先日の投稿では大変ご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。
トトくんは私が29歳の時にお迎えした子です。
一人暮らしの我が家にやってきた子犬のトトくん。
あまりにもやんちゃすぎて、私は当時育児ノイローゼになりました(笑)わんわんと吠えまくるトトくんの前で、私もわんわんと泣いてしまったことが何度もあります。
誰かに、お世話を代わってもらおうとしても、トトくんは私を求めて泣き叫ぶ。
この、絶対に私じゃないといけないんだ、代わりはきかないんだ、という現実は、当時の私にはまだ受け止められなかった。
私は誰かを愛せるような人間じゃなかったんだ、と自分を責めました。
そしていくつも、いぬの幼稚園を周り、しつけ教室を探しましたが、トトくんがひどすぎるため、受け入れてもらえず(笑)
警察犬のトレーニングをしている訓練士さんにたどり着き、トトくんのトレーニングを開始しました。
でも、実際には、トトくんのトレーニング、というより、飼い主の私のトレーニングでした☺
訓練士さんに最初に言われた言葉が
「ととくんの飼い主はあなたです。ととくんから目をそらさないでください。ととくんにしつけをするのは、あなたです。」と懇々と話されました。
私はその時はじめて、トトくんから逃げていた自分に気づきました。
誰かがトトをいいコにしつけてくれる。
そう思って逃げ場を探していたのです。
その日から、私は、トトくんに真剣に向きあおうと決意しました。
トトが悪いことをしたら、嘆くのではなく、きちんと叱る。
いいことをしたら、めいっぱい褒める。
犬は、何かをやらかしてしまったとき、後から叱られても、何で叱られているのかわからない。
だから、やろう!としていることがいいことなら褒める。ダメなことなら叱る。
絶妙なタイミングで教えないと伝わらない。
訓練士さんからそう教えてもらいました。
叱るタイミング、褒めるタイミング。犬の思考を読むことが大切で、何度も訓練士さんに教えてもらいました。
あれは完全に私へのトレーニングでした。
真剣に向き合った結果、トトくんはとても可愛らしくて、賢いワンコになりました。
気づけば私の育児ノイローゼなどなくなっていました。
私は今、2人の娘の子育てをしていますが、自分の子供が生まれてから、一度も育児ノイローゼになったことがありません。
これは、一度、トトくんが、私に育児の大変さを経験させてくれたからだと思っています。
(正直、赤ちゃんより、トトの方がかなりヤバかったように思います…(笑)私が若かったからかもしれませんが)
また、私はひどい不眠症でしたが、トトくんと向き合い続ける日々のなかで、不眠症も治ってしまいました。
そこからずーっと、トトくんとは信頼関係で結ばれ、ずっと2人で過ごしてきました。
トトは私が酔っ払って帰ると、とても怒りました。
怒りまくって、朝目覚めると、家の中がめちゃくちゃに荒らされていることもありました(笑)
また、私が仕事がおやすみで、朝、ゆっくり寝ている日は、トトくんは何度も私を起こそうとしました。
その起こし方は独特で、私の枕元に、たくさんのおもちゃを並べるのです。
どのおもちゃなら反応してくれるだろうか、とお気に入りの自分のおもちゃを並べまくって。ベッドの上はおもちゃだらけになっていました。
私の顔におもちゃを押し付けてくることもありました(笑)
またある時、私がトトを連れて、夜に散歩していると、怖そうなお兄さんたちに囲まれて話しかけられました。
人懐っこいトトくんでしたが、このときだけはなぜか牙を向いて、ものすごい声で狼のように男の人たちに向かって吠え続けました。
男の人たちは去っていきました。
あの時のトトくんは、まるで、ナイトのようでした。
それから、私は夫と出会いました。
トトくんは夫のことが大嫌いでした(笑)
夫はトトくんに何度も噛まれました。
今も足にトトくんが噛んだ跡がしっかり深く刻まれています。
トトくんが死んだら、それはトトくんが生きた証だね!(笑)と笑っていましたが、それが現実のものとなりました。
私のことだけが大好きで独り占めしたかったトトくんには,、最大のライバル、夫が現れてしまい、申し訳ないことをしました。
犬猿の仲だった夫とトトくん。
夫が何をしても吠えまくりました。
「勝手な行動をするな!」とでもいわんばかりに、夫がトイレに行くだけでも怒ってました(笑)
また、夫がトイレに入っている間に、トイレの前でよくうんちをしました。
そのうんちを、よく、夫は踏んで、萎えていました。
トトは、そっとそんな夫を陰から見て、ほくそ笑んでいたのではないかと思います。
トトと夫の攻防は、最後、トトくんが弱ってしまうまで、続いていました。
また、私のことを独り占めしたかったトトくんにとって、子どもたちが生まれたことも、とても辛かったことかもしれません。
でも、トトくんは、一度も子どもたちを噛むことはありませんでした。
泣き止まない娘の顔をペロペロと舐めてくれたり。
尻尾を引っ張られたりしても、噛むことはありませんでした。
きっと私が大切にしているものを、自分も大切にしよう、と思ってくれたのだと思います。
しかし、そんな優しいトトくんですが、一度だけ大失敗したことがあります。
それは、長女のへその緒を食べてしまったことです(笑)
まだへその緒がついている状態だった赤ちゃんの娘を、夫が沐浴してくれていた時のこと。
沐浴後、娘をタオルにくるんで、拭いてくれていたのですが、ふと見ると、ついていたはずの、へその緒がないのです。
え?どこいった?!
慌てて探すと、へその緒は床にポロリと落ちていました。
拾おうとしたその瞬間、、、
ととくんが落ちていたへその緒を口に加えてしまったのです。
ビーフジャーキーか何かだと思ったのでしょうね…
そのまま、私の眼の前で、むしゃむしゃむしゃ、、、
ごっくんと飲み込んでしまいました。
私は、初めての娘で、赤ちゃんとのつながりというものに特別な思い入れがありました。
両親から育児放棄された私は、当然へその緒など残ってるわけもなく、絶対にへその緒を大切に保管して、おとなになった娘に渡そうと決めていました。
名前入りの桐の箱まで、前もって準備していた程です。
私は、トトが飲み込んだ瞬間、膝から崩れ落ちました。
トトくんに対して、本気で腹が立ったのは、後にも先にもあの時だけです。
トトくん、あれはほんとに悲しかったよ(笑)
でも、子どもたちには本当に優しくしてくれましたので、よしとします☺
トトは夫とは本当に何度も何度もトラブルを起こしていました。
私が酔っ払ってリビングのソファーで寝てしまっているのを、夫が抱えて寝室に連れて行こうとした時も、ひどく噛まれたそうです(笑)
「おれのいくちゃんに触るな!!」と言わんばかりに、吠えて噛みまくったそうな。。
トトくんは、歯磨きガムが好きでした。
買ってきたものを、トトくんに取られないように高い台の上においていたのですが、いつの間にかととくんは、それを自分で取り、袋を破り、一袋全部食べてしまっていました。歯磨きガムが30本くらい入っている大袋でした。
高いところにあるものをどうやって取ったかというと、自分で椅子を引っ張って持っていき、踏み台にして、登って取っていたのでした。
すごい知能です(笑)
そして、一袋すべて、全部食べてしまいました。
とてもじゃないけど普通に考えたら一気に食べられる量ではありません。
トトくんは数分後、全てを吐きました。
幸い体は元気で、問題はありませんでした。
最後のお別れの際、トトくんには歯磨きガムをたくさん入れてあげました。
どうか心ゆくまで、天国で食べてね。
トトくんは、私とファッショーショーに出たこともあります。
私の所属事務所のパンフレットの表紙を飾ったこともあります。
企業のイメージビデオにタレント犬として出演し、それに私がナレーションをして共演したこともあります。
事務所の会長のことが大好きで、会長の家を覚えて、散歩の途中、会長の家に行きたいい、と会長の家の近くで立ち止まって動かなくなることもありました。
事務所に連れて行ったとき、トトくんが脱走し、一人で階段を登って、全然違う階の会社に顔を出してしまい、会長が謝罪しにいく、という珍事件もありました(笑)
あまりにもトトくんとの思い出が多すぎて、長くなりそうなのでこの辺りでやめます☺
最後のお別れの日。
私は一日中、トトくんと過ごすことができました。
10月頃から、毎週点滴に通い始め、トトくんといつかお別れが来ることは少しずつ少しずつ覚悟していました。
でも、もっともっと生きてくれるのではないか、との願いもありました。
年末くらいから急激に衰弱してきて、あまり歩けなくなってしまって。
刻一刻とその日が近づいている気がして、私はずっと不安でした。
そして、私も夫もとても忙しくしているので、トトくんがお空へ行く瞬間に、そばにいられなかったらどうしよう、という心配もありました。
しかし。
トトくんは、2月21日土曜日という日を選んでくれました。
17日くらいから何も食べられなくなり、どんどん弱っていくトトくんでしたが、
21日まで踏ん張ってくれました。
21日の朝は、点滴に行く予定の日でした。
朝からトトくんを点滴に連れていきましたが、もうほとんど動けない状態でした。
先生は、懸命に治療をしてくださいました。
打てる薬は全て打ってくださり(心のあるお医者さんで、いくつかの薬はサービスしてくださいました)トトくんが苦しくないように、鎮痛剤も打ってくださいました。
治療の間じゅう、私は、涙が止まりませんでした。
先生も、できる限りのことをしてくださいました。
そして
治療後、私がトトを連れて帰る時に
「また火曜日いつも通り点滴に来てくださるのをお待ちしています」と目に涙をためていってくださいました。
トトくんの命の限界を先生はわかっていたはずです。
先生の優しさには、感謝してもしきれません。
毎日忙しく動き回っている私と夫でしたが、この日、お互い仕事は1本ずつでした。
しかもお互い30分くらいで終わるお仕事だったので、
車でトトくんを私の膝に乗せ、夫の仕事の間は私がトトを抱き、私の仕事の間は、夫がトトを抱き、ずっと一緒に過ごすことができました。
私の仕事終わり、あたたかかったので、トトとよく散歩した公園に、トトを抱いて、ひなたぼっこにもいくことができました。
トトはずっと、寝ていました。
帰宅後もトトくんはずっと眠り続けて、午後9時頃、静かに、本当に眠るようにお空へ旅立ちました。
発作や痙攣がおきるかも、と、お医者様から言われていて、その時のためのお薬も用意していただいていましたが、本当に何一つ苦しむことなく、眠るように、旅立ちました。
トトくんは自分が死ぬ日にちを自分で選んで、私が後悔しないように、一日中一緒にいられる日にしてくれたように思えてなりません。
トトが亡くなった後も、連休で私も夫も仕事がお休みで、トトくんとしっかり向き合うことができました。
そして、昨日、無事お葬式をして、家族でお見送りするすることができました。
トトくんは、最後の最後まで親孝行な優しい子でした。
トトくん、いままで本当にありがとう。
よう生きたね。頑張ったね。
また会える日まで。
ママ、頑張るね☺
そして、あなたが大嫌いだったパパは、トトくんがいなくなって、ものすごく泣いてるし、とてもとても辛くてさびしそうだよ。
ため息ばっかりついて、泣いてる。
犬猿の仲だったのにね。
最後はパパがたくさんお世話してくれてたからね、途中からは、パパのこと嫌いじゃなかったかな(笑)?そうだったらいいな☺
また会おうね。トト。
私のもとに来てくれて、家族になってくれて、本当に本当にありがとう。
長い長い文章を読んでくださってありがとうございました。
そして、ご心配おかけした皆様申し訳ありません。
また通常運転で頑張って参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。