中越地震から15年。

きっと皆さんの記憶の中では、そんな事もあったよね!そんな感じかと思う。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191023-00000059-asahi-soci



今、世界各地で記録的な自然災害が起きている。
日本国内でも地震は当たり前の様に起き、ゲリラ豪雨や竜巻など、これまでにない天候による被害を受けている。

被災者にとって、震災・災害での深い悲しみや、大切なモノを奪われた悔しさ、辛さや恐怖感は一生忘れる事はない。

しかし時間は経ち、震災の記憶が徐々に薄れていき風化していく現実でもある。

「風化させない!」=「あの日を事を忘れずにずっと悲しんでいる!」とは違う。

自然災害が多い日本で生きていく為に、ひとりひとりが自然災害への「備え」を再確認することが大切なのだと思う。


この前、気仙沼の東日本大震災伝承館へ行った時に、館長さんがこんな話しをしてくれた
昭和35年(1960年)5月22日にチリ近海を震源とした地震が起き、観測史上最大級の地震と言われていた。そのチリ地震で伝えられてきた記憶により助かった人、そして伝えられてきた記憶の違いで助からなかった人もいたと。
この辺りは50年に一回は津波がきている。

1896年(明治29年)に起きた明治三陸津波。
1933年(昭和8年)に起きた昭和三陸津波。
1960年(昭和35年)に起きたチリ地震津波。
 2011年(平成23年)に起きた東日本大震災。

今の私達に出来る事は、震災の辛さから逃げるのではなく、震災の経験を忘れず、次の世代に語りつぐ責任がある。と話していた。




風化•••災害の記憶が月日とともに薄れていくことは自然の摂理なのかもしれない。
しかし、大切なことは今生きている人間が、そのことを後世に伝えながら常に警告を促し、いつ起こるかも知れない災害に対し万全な『備え』を構築することなのだと感じた。