週末いかがお過ごしでしたか?
パリは快晴かな?って思っていたら、どんよりグレーの空になり・・・雨が降ったり・・。
他の地域では大雨で被害が出ているところもあります。
我が家の南仏の家も、昨年は雨が降らずカラカラに乾き、水使用に関する規制が出たりしたほどですが、今年は、何度か大雨に見舞われ、
およそ1ヶ月の降雨量を1日で記録してしまったりして・・地下に水が浸水したり、常に気をつけてないといけない状況です。

さて・・3月8日は国際女性デーでした。
フランス語ではLa Journee Internationale des Droits des Femmesと言います。
夫から我が家の女性陣にブーケ💐が届きました。









次女にはピンクのブーケ💐





パリを離れている長女の元にもお花が届きました!!



こちらの写真は、何度か買い物をしたことがあるブティックから!!
真っ白な紫陽花🤍



我が家が花で溢れ、嬉しいサプライズの1日でした。

サプライズであるとともに、この日があることで、改めて女性であること、残念ながら時代は進んでいるのに女性が自由でいられる世界は
後退しているように感じられる現実について考えさせられます。
常々思っています
いつの日か”女性デー”がなくなる時が、女性があらゆることから自由で、平等である日の到来なのだと。
そして、そう遠くない将来に、その日が訪れて欲しいと真に願っています。

私は”男女平等”を声高に謳うつもりは全くありません。
男女と言ったって・・つまりは人間。
生物学的なことはわかりませんが、人間、人それぞれ得手不得手があります。それをお互いに認識し、尊重し合いながら、より良い社会を作っていけば良いのです。

フランスでは3月6日に”人工妊娠中絶を選ぶ自由”が世界で初めて可決され、憲法に明記されます。
つまり、時代が変わり、政権が変わっても女性の身体を守るこの”自由”が侵されることはなくなったということです。
フランスにはSimone Veil(シモーヌ ヴェイユ)という女性政治家がいました。
彼女は1974年に人口中絶の合法化”を訴え、圧倒的に男性議員の多い議会で多くの非難や攻撃を受けながら毅然と受け、ついに合法化にこぎつけた、フランス人なら誰でも知っている女性です。
数年前に彼女の人生が映画化されたので・・よかったら観てくださいね。
彼女の当時の議会での発言を読むと・・・私は鳥肌が立ち、涙が出そうになります。彼女の生い立ちも含め・・
1976年に自ら、ホロコーストの生き証人であると公にしたのです。

結婚当時、夫が尊敬する女性としてシモーヌ ヴェイユという女性のことを知りました。
2017年に亡くなった時、国葬となり、パンテオンに安置されています。つまり、それほどまでに今のフランスに大きな影響と女性が女性として生きるパワーを与えてくれた方なのです。
私は中絶を推奨していないですし、できればそうならないことを願います。精神的、身体的負担が大きいのは容易に想像できます。
でも、違法となることで、劣悪な環境での施術や合法化されている国に移動しての施術、またその後の後遺症や精神的なトラウマから女性を守ることができません。
望まない妊娠、継続できない妊娠もあります。
宗教観、倫理観の違いから、考え方は人それぞれ。
でも・・・”自由”であり選択ができることは、そしてそれを自らの意思でできることはとても大切なことだと思っています。

3月8日には、国内で女性によるデモが多数ありました。
労働市場における賃金の不平等や不安定性に対して、抗議の声を上げるデモ。
こんな風に声を上げなくても、全てが当たり前に”平等”になる日。
それをひたすら願う1日でした!!!

皆様、どうぞ良い1週間をお過ごしくださいね💋💋💋💋💋💋