「江里子さん、フランス語には”我慢”って言葉がないんですよ」

パリに住み始めた時に、長くパリに住んでいらっしゃる方と仕事でご一緒しました。

日本人ご夫妻で、お子さん方はフランス生まれ、フランス育ち。美しい日本語とフランス語を話していました。

当時、大学生の息子さんが私にこう言ったのです・・・・

”我慢”と言う言葉を辞書で引けば、勿論、フランス語でいくつかの表現が出てきます。

ただ・・うまく言えないのですが私達日本人の”我慢”とは違うのです。

我慢する状況だとか、精神状態だとか・・・他の人のために我慢するとか、思いを自分の中に封じ込めるとか・・・

日本人の我慢するその状態が良いと言い切ることはできませんが、少なくとも誰かのために我慢するという精神が私達の中にはあるのだと思います。

”我慢”の精神が微妙に違うと言うことなのでしょう。

 

フランスのロックダウン、本当に春に比べたら緩く、私は文句を言いたいとも思いません。休業対象となっているお店などの方々は本当に大変ですが。

多分、また規制は強まるでしょうが(高校生は通常の通学ではなくなるようです)”我慢”の時。

まだ、ロックダウンになって数日しか経っていないある日、彼が私に言いました。

「あのね、ディナーの誘いが2件きているんだ・・・。

勿論、断ったけれども・・・エリコはどう思う?」

彼が「断ったけれども・・・」と言う前から私は鬼の形相になっていたのでしょう😅😅

「まさか、今じゃないよね?ロックダウンが終わったらってことよね?勿論・・・」そうじゃないことはわかっていたけど、嫌味の一つも言いたくなる。

私が怒っていた理由は・・・これです。

この状況が数カ月続いたら・・レストランやカフェに行きたくなるし、誰かに会いたいし、騒ぎたくなると思う。でも・・・まだ数日です。

この前に夜間外出禁止令がありましたが、夜9時までの間に会うことは出来ました。

ウィルスと共存するしかない状況ですが、日に日に増える

感染者数を抑えなければ・・・

外出の際の許可申請をするアプリがあります。

アプリを開くとこの24時間の情報が詳細に出てきます。

今、私がこのブログを書いている時点で、フランスのこの

24時間の感染者数は86852人です。

フランスはこれまで人工呼吸器を使用できる病床は5000でした。

現在、その数を増やそうとしていますが、ただ、数を増やせばいいわけではありません。対応ができる医療関係者が必要です。

9000を目指しているそうですが、人員の確保が難しいようです。

そして・・・現在87、2%の病床が埋まっています。つまり・・・COVIDー19ではなく急に体調が悪くなった方々の対応が出来なくなってしまう状況です。

それを避けるための、ロックダウンです。

現時点でPCR検査を受けた人の20.6%が陽性となっています。

生きていかなければならないし、共存しなければならないし、毎日を明るく過ごしたいと思う。多くの人は軽症であることもわかっています。

でも・・・・レストランやカフェやバーが一体何のために休業となってしまっているのかをよく考えるべきだと思っています。

なぜ、もうちょっと我慢できないのか?

レストランよりも誰かの家に集まることの方が私は危険だと思っています。

お店なら仮にお酒を飲んで楽しくなってしまっても・・

流石に他のお客様やお店のことを考えて行動できるでしょう。

でも誰かの家だったら・・・・みんな弾けてしまうと思う・・・・

彼とおよそ1時間、話をしていました。どちらかと言うと彼がじっと私の意見に耳を傾けてくれていた感じですが。

私の怒りがすごいので(笑)、彼は一体誰から誘われたのか結局、名前を言いませんでした😅😅

ただ・・・この数日で、あちらこちらで自宅でのディナーが開催され始めていると聞きました。パリの郊外に住む友人は近所のカフェも営業をしていて、人が集まって飲んでいると・・。

「それぞれの考え方があり、それを変えることは出来ないし、他の誰かを批判するつもりもないけど・・

ロックダウンしても成果がなければフランス人は政府のせいにするでしょう?甘えすぎよ!!」

という・・・怒りでした。

どの国でもどこでも・・・気をつけている人もいればそうでない人もいます。フランス人全てがそうではないですし、そこまでしなくても・・っていうくらいに気をつけている人もいます。

常に人と過ごしていないと気持ちが落ち着かない方もいらっしゃるのでしょうが・・・ちょっとだけ・・もう少しだけ我慢出来るといいのに。

この怒りも今は鎮まり、私は私のやり方で気をつけていくしかないと。春に感染した友人、知人たちの多くが今も急な疲れが襲ってきたり、かなり鼻を近づけないと香りを感じることができなかったりという症状が続いています。

最近、感染した人たちも完全に以前の体調に戻っている人が少なく(年齢的なこともあるのかもしれませんが)・・・

だから私は絶対に感染したくない!!気合を入れて乗り切るしかない!!💪

 

 

マルシェに行きました。

かなりのお店が出店をしていませんでした・・。



花屋さん、衣料品や雑貨のお店はやはり営業ができないのですね・・・。

人も少なく、ちょっと寂しい光景でした。

 

でも大好きなりんご屋さんではいつものように大好きなFUJIを買いました!!



 

ものすご〜〜い大きなポチマロン(栗カボチャ)や日本のカボチャがありました。



家族はカボチャのポタージュが大好きなので、寒くなるとしょっ中、作っています。

 

スーパーマーケットでは、やはり衣料品やアクセサリーなどは棚はあるものの、販売が禁止されていました。



 

本当は夏前に検診に行かなければならなかったのですが・・・やっと行ってきました。

婦人科のドクターへ。

20年前、パリに住み初めて最初に探したのが婦人科のドクターです。

素敵な女性のドクターと出会え、今もお世話になっています。でももう20年経っているので・・・

「あと5年したら引退よ!!」と今回アナウンスされ・・・・ショック・・・。

長女も同じドクターにお世話になり始めました。母親は女性の先輩ではあるけれども、専門家ではありません。

あやふやな答えをしてはいけないですし、信頼できるドクターに自分で質問したり、教えていただくのがベストだと思っています。

ドクターが引退される前に次女も連れて行きたいと思っています!!

我が家の子供達三人とも、妊娠初期はこの婦人科のドクターのもとに検診に行っていました!!

リボリ通りを以前のように通ろうとしたら・・

きゃ〜〜〜一般車両は通行できなくなっていました。

1車線がバスとタクシーレーン。



他の2車線が自転車レーンになっていて、実は知らずに一瞬、通りに入ってしまいました。

ひやっとしました!!

いつの間にか変わっていて・・・

注意しないといけないですね。

 


検診の帰り道・・・



車のスマートフォンホルダーに携帯を置いて自撮りにトライ。

あ〜〜何度やっても自撮りは緊張する・・・。

と言うかうまくできない。相変わらず顔が緊張していて・・・・必死な感じです😭😭

 

我が家のONEKO❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️



パソコンの前にいたり、手帳に何か書いていたり・・・

とにかく何かしているとそばにやってきて邪魔する〜〜〜〜

子供たちのスケジュールがロックダウンでいろいろ変更があり、いろいろ修正を入れていたら・・・

ペンをかじり始めたり、手帳の上にポンと足を置いて、手帳を閉じてしまったり😆😆

でも叱れない・・

甘い声で「ダメでしょう〜〜〜」って言うのがやっと。

 

彼がロックダウン中、私が穏やかに過ごせるように・・・

”おもちゃ”をプレゼントしてくれました!!

次回、我が家の新しい家族とともに何のおもちゃかご紹介しますね。

 

ご質問いただいた、前回のブログの青いセーターは・・

2年前のレリアンby Eriko Nakamuraのコレクションです。

グレーにオレンジのビーズの色違いもあります!!!

素敵!!って言っていただき、うれしかったです。

 

みなさま、穏やかな1週間をお過ごしくださいね💋💋💋