あ~~たまに、本当にたまに傘の心配のいらない日がありますが・・・
毎日、今日の雨の状況は?と天気予報をチェックしています。
日本は台風が接近していると聞きました。
被害が出ないことだけを祈っています。

日本に住んでいた時には、埃にはかなり弱いなという実感はありましたが、それ以外ではアレルギーの心配はありませんでした。
パリに住み始めて10年目頃から、徐々に「あれ~これなんだろう?」という症状が出始めたのです。
3月から5月初めのおよそ2か月間、鼻が出たり、のどがチクチクしたり、咳が止まらなくなったり。
「とうとう花粉症になってしまったわ」と思いつつ、不快ではあるけれども、薬を飲むのも嫌でなんとか我慢して過ごしていました。
プラタナスか何かのアレルギーかな?それくらいに思っていました。
そして・・・・44歳の時・・・ある日、いつものように大好きなサクランボを食べていたら・・・・・のどがチクチク痛痒くなり、口の中にこれまで体験したことのないような不快感が広がりました。
「体が疲れていると、こういう反応がでるのね」それくらいに思っていました。でも、その日を境に・・・サクランボや、桃、なし、りんご、ネクタリン、アプリコットなどに反応が出るようになってしまったのです。
果物だけでも生きていける!!というくらいに果物が大大大好きだったのに・・・
それでもあの食後の不快感や息苦しさを我慢してまで食べるということはしなくなり・・これから一生、もう食べることはないんだわと思いながら気を付けていました。

この春、今までにないほどの咳き込みや鼻の不快感があり、彼もまたちょっと心配なことがあり、二人してアレルギーの専門医を訪れました。
最初の診察はそれぞれ別に行ったのですが・・
私の話を聞いた彼はビックリしていました。
ドクターにまずいつごろからアレルギーを感じるようになったかなど、どんな食べ物で症状が出るのかをお伝えしました。
ドクターはすぐに「あ~~それはBouleauだな」と。
Bouleauとは白樺のこと。「え?白樺ですか?」
「バラ科の食物で反応があるということは、必然的に白樺なんだよ」
ドクターは私の話を聞きながら、エッセンスを選んでいきます。
両腕の内側にそれぞれ10種類ほど、計20種類ほどのエッセンスを乗せていきます。そのエッセンスの上をプリック針で肌に傷をつけ、エッセンスを皮膚に入れていくのです。
”プリック テスト”と呼ばれるものです。
これは15分ほどで反応が出ます。待っている間、すぐに赤く大きく腫れてしまうところがあったり、時間経過とともに徐々に腫れてくるところがあったり・・・
しかし・・結果は、2・3種類を除いて残りは赤く、いたかゆく腫れてしまいました(涙)腕の内側、すごいことになっていました。
ドクターも「お~~見事に当たったなあ。」と。
実は猫や犬にも予想通り、反応が出てしまったのですが、これらは特に大きな問題はありません。
驚いたのがオリヴィエ(オリーブ)やセロリなどにも反応が出たこと。
「これまでにセロリでアレルギー出たことありますか?」「いえ、考えたこともありません」
たった一回の診察で、この数年間のアレルギーの原因が分かりました。
でもさらに詳細な診断のためには血液テストが必要です。
ドクターが5種類のアレルゲンに対するテストの処方箋を出してくださいました。
フランスでは5種類までの血液テストは保険の範囲内で無料で受けられるということから、重要な5種類を選んでいました。
ここまでは夏前のお話。
「10月に検査結果を持って、また来てくださいね。アレルギーが起こる時期に合わせて対処方法を考えましょう」

9月。10月にはドクターの所に行かなきゃ!!と思いながら過ごしていました。
9月の初めから、何だか唇に違和感が。荒れているのかな?と思うのですが、一向に良くならず、特に食事中に唇にチクチクした痛みや、微妙に腫れている感じがありました。
「どうしたんだろ?」
ある日、家族で食事中、いつものようにキャラットラペ(人参の千切り)を食べたら・・その瞬間から・・・・チクチクした痛みとともに唇がぶわ~~~っと腫れていくのが分かったのです。
夏に食べたときには何も問題はありませんでした。
彼も子供たちも勢いよく腫れていくその様子をまじかに見てビックリ!!
「私、唇薄いからボリュームがある方が嬉しいわ!!」と明るく言ってみたものの・・・「どうしたんだろう?」という不安は増大するばかり。
そして10月、彼と二人、検査結果を持ってドクターのもとへ。
「実は・・・こんなことがあって・・」と話すと、まさに白樺と関連している野菜はセロリやにんじんであると言われ、納得しました。
すべて火を通せば全く問題ないのですが、生は絶対にダメだと(涙)
治療方法は・・・ドクターは「一番最適なのは、海に出ること!!」「え~~~~~???海ですか?」
彼が大笑いしながら「ドクター、江里子はメチャクチャ船酔いするんですよ」
まあ、確かに海に行けば、白樺もオリーブもないけれどもね(笑)
冗談のやり取りがありつつ、結果的にはアレルゲンを投与することになりました。
ドクターが反応が高いアレルゲンを%で表示し、LABOに処方箋を送り、私用にきちんと作り、12月に送られてきます。
「でも、12月のクリスマスのころにスタートすると、クリスマス楽しめないから・・・1月からスタートにしましょう!!」
「あの~~楽しめないってどういうことですか?」
「投与開始から4・5日は必ず反応が出ます。唇が腫れるとか、のどや口の中が痛かゆくなるとか。だからイベントがないときにスタートしましょう」
と、今、自分で書きながら・・・
何だか怖くなってきた・・・。
アレルギーの原因が分かったら、例えば2月くらいから錠剤を飲み始めて、身体を準備させるとか、そのような感じかな?と思っていたので。
この療法は5年は続けましょうと。でも、50%の方が投与後、すぐに効果が出るそうです。
でも5年継続すれば、これから先、大好きな果物をいただけるし、春先の咳なども落ち着くのであれば、やるしかない。
ちなみにこちらも保険で無料で処方していただけるそうです。
唇は一番最初に食べ物が接触する場所なので、しばらくは食事の前に唇に一枚膜をはる感じで、油分で保護することを勧められました。
なぜ、急に今年、しかも9月に唇にこういう症状がでたのかも説明してくださいましたが・・・
さらにさらにブログが長くなるので、この辺にしておきます。
一応、食事後に不快感が出たとき用の薬も処方していただくことに。

アレルギーは命にかかわるケースも多々ありますし、私たちの周りでも注射を持ち歩いている友人たちもいます。
私の場合はそこまでではないのですが(と、思うのですが)・・・やはり治療できるのであれば・・と思います。
この数年間、不快で嫌だけど、我慢できるし・・と思って過ごしてきましたが、もうちょっと早くドクターを訪れていたらよかったかな?
そうそう勿論、大好きなナッツ類も生はダメなんですよ。これもこの数年で反応が出ていたので、気を付けていましたが、本当に色々とダメなものがあって・・・悲しいです。

長々と書いてしまいましたが、私と似た症状の方、いらっしゃるはずです。
少しでも快適に過ごせるようになるよう、頑張りましょう!!

この1週間でやっとアパルトマンに暖房が入りましたが、先週は寒くて・・・
暖炉に火を入れました!!



暖炉の火ってとっても暖かい!!

もう完全に冬の服装になっています!!


首からかけているのは眼鏡ケース!!この夏、友人がプレゼントしてくれたのですが、とっても便利。バックの中をその都度、探さなくて良いですし、シンプルな服の時には大ぶりのアクセサリーを付けている感じにも見えますね。

レリアン By Eriko Nakamuraのケープは大活躍!!


おやつバックを持って、次女のお迎えへ!!
学校から娘が出てくる瞬間がとっても好きです。


まだまだ手がかかるけど・・・・お迎えの時間が待ち遠しいのです。だから上の二人も、何だかんだついついお稽古などの送迎をしてしまいます。
彼には「自分で自分をさらに忙しくさせている・・」とあきれられていますが、しょうがない。

そして・・大好きな空の写真を!!



建物の高さが低いので、空が大きく・・・
イル・ド・フランスの空は大好きです!!!

長々と書いてしまいました。
どうぞ週末、お気をつけて。