みなさま、いかがお過ごしですか?
フランスは学校は来週からスタートですが、会社などは今週から出勤の所が多いです。
変わらずテレワークが来年まで続く会社もあれば、時差通勤や週に数回の出勤というかたちの会社も。
いずれにしても、オフィスでの勤務中もマスク着用が義務となりました。
この夏は、借りた家に滞在し、近くの村や美術館などを時々訪れる・・・そんな時間の過ごし方でした。
家にいる時間が長かったけれども、家族や友人たちと過ごすことができましたし、今までにない夏のヴァカンスでした。
実際に長女の友人たちも多くが「今までで一番思い出に残る夏休み」だったと。
自由に動き回りたい16、17歳の子たち。彼らにとっても海外に出かけたり、自由にあちらこちらに行ける夏ではなかったけれども、友人たちもみんなフランスにとどまり、近くに滞在している友人たちとはお互いの家を行き来出来たり、時差なく友人たちと電話でおしゃべりできたり。
”面倒くさい”(笑)って感じる家族と過ごす時間も、それぞれがその良さを感じた夏だったようです。
私たちも友人たちと、ロックダウン中の話や、夏の過ごし方などでお互いに意見を交わすことが多くありましたが、誰もが・・
本当に誰もが、このウィルスとの戦いは予想以上に大変だけれども、”家族”と密に過ごすという時間が多くのことをもたらしてくれたと話していました。
一人暮らしの友人もいますし、離婚して子供たちとの行き来が思うようにできなかった友人たちは・・・苦しい時間だったと。
これ、何だと思いますか?
広大な自然の中に突如あらわれたロッカー。
私たちは南仏イエールのポルクロル島を訪れました。ここは国立海洋公園で島内の移動は徒歩か自転車。
ホテルなどの送迎バスや島内の住人だけが車移動が出来ます。
私たちが向かったのは、Fondation Carmignac(カルミニャック財団美術館)
4月から11月までオープン。先ほどのロッカーは美術館の入場者用でした~~~。
そして、この美術館は館内では靴を脱ぎます。建物のタイルや石の素材を、足裏に感じながら館内をめぐるのです。
美術館の入口のかなり前に受付があり、そこでロッカーのカギを渡され、靴を脱ぐように言われました。
「え~~いきなり脱ぐの?」と私たちは勘違いし、このロッカーに靴を入れ、私たちと友人ファミリーは暑く、ゴロゴロの小石の上を「熱い!!あつい!!痛い!!いたい~~」と言いながら美術館の入口まで。
通り過ぎる人たちがみんな靴を履いていて・・・・「やだ~~~あそこで脱ぐ必要性なかったんじゃない~~」とショックを受けながら、ひたすら歩く。
(引き返すのもつらいくらいに足が痛くて・・・)
美術館の入口です。
今、開催されているのは10年目を迎えた報道写真賞のエクスポジション。
この写真は・・
うまく訳せないのですが・・アソシエーションによって運営されている”希望の家”に性虐待から保護されている子供たち、少女、女性たちの写真。ネパールです。
多くの写真はかなりショッキングで、心が痛くなり・・・・
館内は広く、またコンセプトとして事前予約をし、入場は30分おき。館内の人数も制限されているのでゆっくりと見られます。
今回のエクスポジションでは人権、紛争、奴隷、環境に関する報道写真が170点、展示されていました。
子供たちも真剣に写真を見て、説明書きを読んでいました。
「こんな世界があるんだ・・・」と愕然としながら。
ここは私たちが滞在している家からおよそ20分ほどのHaut de Cagnes(オードカーニュ)
観光で訪れる方も多いと思うのですが、サンポールドヴァンスなどに比べると、観光地化されていない印象。
生活を感じる村です。
グリマルディ家が所有していた、グリマルディ城。
中は美術館になっていますが・・
今回は外から眺めただけ。
石畳や村の風景がとても穏やかで・・・
気持ちの良い村だなあと思いました。
お店や家々の壁を華やかに彩るブーゲンビリアもきれいで・・・
中々、南仏にゆっくり滞在をすることがなかったので、新しい発見が多く、魅力再発見です。
本当に生活の仕方が変わってきましたね。
またウィルスが落ち着いたら、もとに戻るのでしょうか?
パリの不動産業の友人は、ロックダウン後、一体どうなってしまうのだろう?と不安を抱えていたけれども、今はすごく忙しいと。
生活が変わり、暮らし方を見直す人が増え、郊外や田舎に家を持ちたいと思う人が増えたようです。
さて、先日、夕食時に家族5人で盛り上がったテーマ。
”無人島に1人で滞在。2つだけ持って行けるものがあるとしたら何を持って行く?”
次女→自分の部屋にあるものすごく大きな赤いクマのぬいぐるみと、ピストル型の糊(今の彼女のお気に入り(´;ω;`)
普段、熊の膝にのっかって本を読んだり、時にはお昼寝しているから、お友達感覚なのかしら?
ピストル型ののりは・・・工作好きだから・・・まあ、いいか!!何か役に立つかもね!!
息子→ピュイック(我が家のボストンテリア)と本。
生き物以外で・・と何度も言ったけれども、ピュイックなしでは生きられないそうです・・・・😢
長女→船と、水着!!
うわ~~~ティーンエージャーな感じ!!なんと最初はスマートフォンとバッテリーって言うから・・・彼と二人で「あのね、無人島・・電波届かないし・・・持って行っても使えないよ」というとパニック(笑)
じゃあ・・って考えて出てきたのが船と水着・・・。
まあ、わかる気もする。
彼→本と音楽
常々、本と音楽があれば孤独じゃない!!って言っているので、納得の答え。
私→本とノート。この場合、必然的にペンも一緒(笑)
ちょこちょこメモしたりするのが好きなので、きっとメモしておきたいことに沢山出合うだろうなあと思って。
そのほかにも”もし24時間だけ、男性になれたら?女性になれたら?”とか、”あと12時間しか生きられないとしたら、何をする?”なんていろいろなテーマで盛り上がりました。
ちなみに女子二人は、男性の身体になったら・・・”立ちション”をしたいと!!!(笑)
彼は女性の身体になったら、妊婦になりたいと。
まあ、シンプルですが大いに盛り上がりました。
これを書いている今、急に空が暗くなり・・・
大雨が降ってきました。
どうぞ暑さで体調を崩されませんように。