旅も終わりに近づいてきました。
舟でのクルーズが終わりアスワンに到着。ここではオールド カタラクトホテルに滞在。ロシア皇帝 ニコライ2世、イギリスのチャーチル首相、ダイアナ妃をはじめ多くの著名人が宿泊をしてきたホテルで、エントランスホールにはアガサ クリスティの書斎が置かれていたり・・。
アガサ クリスティの”ナイルに死す”はこのホテルで書かれたとか。実際に映画の中にも登場していますね!!
ここに滞在して翌日向かったのはフィラエ神殿。
アスワンハイダムとナセル湖の造成によりフィラエ島は浸水。現在は完全に水没しています。
浸水が始まった時にユネスコの主導により、フィラエ神殿の移転が行われ、現在はフィラエ島と呼ばれる元アギルキア島に移転されました。
またアブシンベル神殿にも行ってきました。
アブシンベルはアスワンから飛行機で30分ちょっと。車ですと片道3時間くらいかかるようです。
3000年以上前に当時の王、ラムセス2世によって作られた神殿。実はずっと砂に埋もれていたのが、およそ200年ちょっと前の1813年に発見されたもの。
砂の中から発見だなんて・・・本当に現実のこととは思えない・・・
大神殿と小神殿があります。
写真はラムセス2世の22mある巨像のある大神殿の前。
この2つの神殿も浸水の恐れがあり、ユネスコによって高台に移されました。
その様子を伝えるドキュメンタリーや写真も現地で見ることが出来・・・ただただ鳥肌。本当に素晴らしい仕事ですし、胸が震えました。
この神殿の移動をきっかけにユネスコの”世界遺産”が作られたのだと聞きました。
神殿の中の壁はやはり美しく・・・
本当に3000年も経っているの?と目の前で見ていても信じられません。
アブシンベルからまたアスワンに戻り、今度はそのままカイロへ!!!
行ってきました~~~~~!!
ギザのピラミッド!!
空港からホテルへ向かう車の中からピラミッドが見えたときには、感動のあまり泣いていました(笑)
すごい!!本や教科書で見たピラミッドが目の前にある!!って。
3つのピラミッドをガイドさんとまわり、さらにラクダに乗って・・・
私は次女と一緒に!!
とにかくピラミッドがどうやって作られたのかはいまだに謎です・・・
実際に目の前で見て・・改めて気づくのです。
え?どうやって積み上げていくの?って。
1つおよそ2.5トンの石灰岩を積み上げているのですが・・どうやって?どうやって大きさも整えたの?どうやって中に入れるようにしたの?
クフ王のピラミッドの中に長女と入ってきました。
狭いところが苦手な彼は入った途端に「ごめん、これ以上は進めない・・」と外に出てしまいました。
次女は怖がり、息子もあまりにも狭い空間に怖くなってしまったようです。
結局、長女と二人で奥深く進んでいきました。
確かに狭いだけでなく、背の高い方にはかなり無理があります。ずっと屈んでいるような状態なので。
汗だくになって、長女と外に出てきたところ。
スフィンクスも見てきました!!!
こちらはカイロ美術館。
すべてのエジプトの歴史が詰まった場所・・・
ツタンカーメンのコーナー。
ツタンカーメンの装飾品などが展示されている一角は撮影禁止で、ちょっとでもシャッター音が聞こえると係員が怒鳴っていました。
王たちのミイラのコーナーも圧巻ですが、やはり撮影は禁止。
本当にミイラって、爪や髪まできれいに残っていて・・・・
エジプトの奥深さを実感します。
というか・・奥深いという言葉を使うことさえ、申し訳ないくらいにものすごい文明を持っていた人たちなのだとただただ感動をします。
私たちがカイロで宿泊したのはピラミッドが見えるマリオット メナハウス。
近代的な建物と古い建物があるのですが、お勧めは古い建物の方です!!
とにかく、もう一度、ちゃんと勉強をして訪れたい!!
今も発掘や保存の作業に関わっている方々に対して尊敬の念を強く持つとともに、大切な文明を残していくことに人生をかけている方々に対して言葉に出来ないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
地球の環境の変化の中で失われて行ってしまう危険性のあるものも多くあります。
いかにして維持し、守っていくのか?
大きなことは出来ないけれども、日々、意識をしたいと思っています。
ストは3週目に突入・・・・
みんな疲れていますが・・・金曜日で学校は終わり。クリスマスヴァカンスのスタートです!!
多くの方が家族とノエル(クリスマス)を過ごすために移動をします。
無事に移動が出来ますように。
そうそう、ペールノエル(サンタクロー)に次女がお手紙をだしたら、お返事がきました。
それに対する次女のお返事は・・・
”ムッシュー ペールノエル。
お返事いただきありがとうございます。でも、宛名の字体が私のお兄ちゃんの字体とそっくりで驚きました!!(おもしろいですね)
あなたの写真を送っていただけますか?どうぞよろしくお願いいたします。”
息子が書いたわけではありませんが(笑)、次女にはお兄ちゃんにそっくりの字体に見えたようです・・
みなさま、どうぞ良い週末をお過ごしくださいね。