ある日、学校から帰ってきた長女が
私にプリントを渡しながら、
勢いよく「ママ、絶対に来てね!!」と。
フランス語の課外授業で美術館に行く許可のサインをして
プリントを長女に返しながら・・
「本当に付き添いが必要なの?もしそうだったら、
予定を調整して行けるようにするから・・」
結果、私は中学4年生(14・5歳)の子供たちの課外授業に一緒に出掛けることになりました。
付き添いは私一人。
先生からは「マダム、本当にありがとうございます!!」と大感謝。
どうやらクラスで保護者の付き添いが必要なので聞いてほしいと先生は頼んだようですが・・・
子供たちの反応は悪く、長女だけが大張り切りで
「ママに聞いてみます!!」と申し出たそうです。
ちょっと肌寒い日でしたが、まあみんな薄着。
足を怪我して松葉づえの男の子もいたので、実際に先生お一人ではメトロの乗り換えなど大変だっただろうなあと実感しました。
メトロを乗り換えて、公園の横を歩いて・・・
着いたのはマルモッタン美術館。
住宅街にたたずむ邸宅美術館です。
まずはポール・マルモッタンのコレクションであった印象派絵画を美術館の方に説明していただきました。
何だかちょっと格好つけている年代の子供たちですが、真面目に話を聞いています。かわいらしい!!
この美術館は世界で最も多くのモネの作品を所蔵してます。
地下に降りていくと・・・
そこはモネの世界です!!
とても大きなホールに贅沢にモネの作品が展示されています。”睡蓮”もカーブを描くホールに展示されていて・・・
圧倒されます。
これは有名な”日の出”
美術館の方が子供たちに尋ねます。
「これは何時くらいの景色を書いたものかしら?」
「夕方だと思う!!」
「実はこれは日の出なのよ!!」と言って、描かれた背景をお話ししてくださり、子供たちは写真を撮ったりしながら
「え~~夕方にしか見えないよねえ」とか言っています。
でも絵って、こうやって楽しんでみるのですよね。
鑑賞が終わると、階を移して、小さな部屋へ。
ここで、モネの”睡蓮と日本橋”の絵を題材に、絵を描くことに。
最初は「面倒くさい・・・」とか言っていた子たちも、いつの間にか真剣に。
娘の仲良したちはよく知っていますし、家に遊びに来ている子も多いのですが、初めて顔を見た子たちもいて、いろいろと観察してしまいました(笑)
こうして付き添いに来てほしい!!って言われているうちは、楽しんで付き添いをしたいです!!
ちなみにこの日のスタイルはこんな感じ。
メトロに乗りますし、ぱっとした時に両手が使えるように、そして最小限のお金だけを持って。
子供たちが幼稚園のころから、こうしてクラスで美術館にいく機会があり、付き添うことで新たな発見をすることも多かったです。
セゾン ド エリコでも毎号、美術館をご紹介しているのですが、本当に大小さまざまな美術館があり、パリに住んでいたって、全部を見ることはできません。
きっとみなさんがパリの美術館を巡っているときに、こんな風に課外授業で来ている子供たちを見かけることも多くあると思います。
気軽にこういうことが出来るのが素敵だなあと思うのです。
3月になってしまいましたね!!!
あと数日で憧れの”50歳!!”です。
でもカウントダウンを楽しむ余裕がない(涙)
急に焦りだしてきた・・・が、もうしょうがない!!
ここ数日は更年期世代の体について書かれている本を読んだりしています!!
理解をして、進んでいこうと思って。
みなさま、良い週末を!!!