もう年末という意識があまりないままに時間が過ぎています。
家の中でサパン(ツリー)や人形を飾っているのですが・・・。でももう数日後!!
まだ、シャポンと呼ばれる去勢鶏の予約もしていないですし(家で焼くのに)・・・
いろいろと急がなければ!!!!
まだ、空が真っ青で気温も高かった9月のお話。
シャンゼリゼからちょっと入ったところにある三ツ星レストラン“ルドワイヨン”でお酒の発表会がありました。
私はそこで進行役。この日の進行は・・・なんと・・・
日本語とフランス語。
関係者の方々やシェフがお話をするときには通訳の方にお願いをしましたが、商品の説明などは日本語のあと、フランス語で・・。
もう数日前から何度も台本を読み、胃が痛いままに会場に入りました(笑)
普段使いなれない日本語も多く、フランス語も間違えないためには、“老眼鏡”の登場。
会場には樽酒やこの日、パリで発表となった日本酒が。
菊正宗酒造の“百黙”というブランドのお披露目でした。
創業359年の菊正宗酒造が2016年におよそ130年ぶりに発売した新ブランドなのです。
百黙 純米大吟醸、純米吟醸、ALT3(オルトスリー)の3種類。
会場には大勢のレストラン関係者やジャーナリストが。
グラスに百黙が注がれていきます。
そして、1種類ごとに、それに合う1口サイズのお料理がサービスされ、シェフからお酒とフレンチのマリアージュについてお話しが。
クライマックスは菊正宗酒造の方が、法被姿で登場し、壇上で口上を読み上げ、鏡開き。
フランスの方々は一体何が起こるのだろう?と興味津々。
進行がひと段落したところで「江里子さんも是非一口!」と声をかけていただき、ちょっとお酒をいただきました。
顔見知りのレストランの方やジャーナリストの方もいらして・・・
日本では一部の地域で2016年に発売されていたものが、パリでのお披露目を機に世界に広がっていきます。
日本酒も、随分とフランスでも好きな方が増えてきましたし、日本酒のバーがあったりするようですが、でもまだまだ一部の人たちにしか、その良さやおいしさは知られていません。
私たちの仲良しのフランス人は大大大の日本酒好き!!
逆に彼はシャンパンやワインは飲めないのです(笑)
その友人に百黙の純米大吟醸をプレゼントしたら・・
その日の夜に1本終わらせてしまった・・・・
あ、一升瓶ではないですよ。
「エリコ、このお酒はすごいね。ものすごくピュアで、口の中で味わいが広がって、どんどん飲めてしまうよ。いや〜〜危険だあ」
予想通り1本、空けてしまったのですから・・。
そして、翌日。「エリコ、こんなことは初めてだ。あんなに飲んだのに、身体がすごくすっきりしていて・・
まるで美味しい水を飲んでいたかのような爽快感がある」
と。
今、この友人は色々な種類の日本酒を取り寄せては飲み比べをしています。
そして・・・そこに我が家の彼も仲間入り・・。
最近は二人で、酒三昧・・・。
この日の私のスタイルは“百黙”のピュアな感じをイメージし、白いワンピース!!
(笑)
そうそう、百黙は兵庫県三木市吉川特A地区で、契約栽培された山田錦を100%使用。
仕込水は灘の名水“宮水”を使っています。
こんな風に日本の大切な文化を知っていただく機会に立ち会えるのは、とっても嬉しく、誇らしく。
さて、パリにいらっしゃる方々から「行っても大丈夫でしょうか?」とご質問がありました。
まず・・・私は専門家ではないのでこれから先のことを予想することはできません。
ただ、15日の土曜日のデモは、随分と静かでホッとしました。
あんなにすごかった我が家の近所も、みんな車もなく、お店のウィンドウなどが板で打ち付けてある通りを普通に歩いていました。
このままおちつぃて行くことを願います。
年内はデモもないようです。
5週間続いたデモは土曜日だけです。もし・・・滞在中に重なってしまったら、まず美術館などは閉館、メトロなどの公共交通機関の一部が使えなくなります。
ただパリ市内でも地区によってはデモの影響を受けていないところもあります。
日本語でどこまでの情報が出ているのかはわかりませんが・・・・
本当に私たちは土曜日以外はいつものように生活をしていました。
こんな答えで参考になったかどうかわかりませんが・・。
ただ私個人は「怖い、どうしよう」という気持ちが強い中で飛行機に乗り、異国の地に行くのは・・せっかくの旅行がという気持ちになってしまいます。
旅はしっかり準備をし、でも空港に向かうときから気持ちがドキドキして・・・
そういうものだと思っているので。
数日前のデモはとにかく鎮静化し、長女の友人たちもメトロがないからって歩いて我が家まで遊びに来ました。
いらっしゃるときには、しっかり防寒してくださいね!!!手袋、帽子、カイロなどなど。