1週間ほど前からこんな連絡が次々と。

「江里子さん、こういうお皿ありますか?」写真とともに問い合わせ。

「あ~~1枚目の写真の感じはありますが、それ以外は微妙です・・・」

「○○はありますか?」

「ひえ~~ありません・・・」

一体何が起きるのだろか?

6月に辻仁成さんとお仕事でご一緒させていただき、

大いに盛り上がり(笑)、

我が家で“ご飯会”をしましょうという話になりました。

その時の感覚ですと・・「マルシェでなにか買っていくので、あとは江里子さんの家の冷蔵庫から見繕って作りますよ!!」と。

でも何だか・・・

 

”そんな感じ“じゃない・・・。



そして迎えた当日。

こちらが辻シェフによる本日のメニュー。



アミューズ。



実山椒とリエットがとても相性が良く・・

みんな「実山椒は日本で買われたのですよね?」と質問。

この日のメンバーは辻さん以外の5人は女性。主人はみんなフランス人という女性たち。



ちらし寿司。




これもすごかった!!

赤酢の酢飯、漁師さん一本釣りのマグロ漬け、黒七味の生クリーム仕立てソース、周りが京都梅昆布茶とポン酢のジュレ、そこにトマトとキュウリがまぶされています。

あの・・・・・もう言葉がありません。

ちらし寿司に生クリームのソース?でもこれが・・・・

本当においしかった!!

準備の時に「江里子さん、黒七味あります?」って聞かれて・・調味料がいろいろ入ってる引き出し開けながら探す。

全く封を開けていない七味とか山椒とか出てきて(笑)

笑われてしまう・・・



この日はご自宅で下ごしらえをしてきてくださいました。

こちらは鴨肉。



ニンニクとともに・・・・

これが、どんな風になるのでしょうか?



な~~んと鴨肉とくるみだれの十割そばに!!(メニューには胡麻とありましたが、くるみになりました)

この日はアミューズから最後までシャンパンで通しました。


シャンパンはドゥラモットという銘柄。

アミューズはドゥラモット ブリュット。爽快で軽めの感じのシャンパン。

この鴨肉とお蕎麦はドゥラモット ブラン・ド・ブラン。



最後に口の中で感じる香ばしい感じが、鴨肉とも合いました!!



メイン二品目は・・・


 

お肉の煮込み。ただ・・・これが全員がさらにうなることになる、今まで誰も味わったことのないものだったのです。

お肉と一緒に煮込んでいたのは秋栗。

ご飯にもあう一品。

辻さんに入っている調味料をきいたのですが・・あまりにもいろいろと入っていて・・

ちょっと酔っぱらっていたし(笑)忘れてしまった・・・。

正直、これだけのお料理をお一人で準備するのに、どれだけの時間がかかったのか、怖すぎて聞けませんでした。



このお肉に合わせたのはドゥラモット ブラン・ド・ブラン 2008。




シャルドネ100%なのですが2008年は6つの村で収穫されたブドウが配合されていて、それぞれの村のブドウの特徴がミックスされ、しっかりとした味わい、長い余韻を感じるので、しっかりとした煮込み料理にも合いました!!!



さらにデザートまで!!




加賀棒茶のブラマンジェ。

あの~もう私、家で料理できません・・・

こんなお料理作ったことないです・・・・

ブラマンジェも加賀棒茶の香ばしさが生かされている甘さ。



もうみんなが夢心地。

とても大きなご褒美をいただいたような幸福感。

食べて、飲んで、おしゃべりして・・・そして15時半過ぎにはみんな「お迎えが!!」と解散。

勿論、辻さんも「じゅうくんが帰ってくるから!!」って大急ぎで片付け。



ちなみに次回は・・・イカのアヒージョパスタ作りますから!!と辻さんが得意というパスタで買収され(笑)、パスタ食べながらインタビュー受けることになりました!!

食い意地はっています。

結局、この日、食い意地はっている人たち集まったので・・・“パリ食い意地倶楽部”発足。

何をするのか分かりませんが・・・分かっているのは私たちが料理をすることはないということ(笑)

食べる専門?

パリ生活で、こんな日が来るとは思っていませんでした!!!!

みなさま、素敵な1週間のスタートとなりますように。