彼が出張中でパリにいません。
まあ、いつものことなのですが(笑)
家の中は静かになってしまいますが・・・・
さて、彼がいなくなると子供たちが
楽しみにしている時間がやってきます!!
それは・・・
私と寝ること。
初日は誰がママと寝るかでまず大げんか。何とか順番が決まると、みんな朝から
「今日は私だからね」
「今日は僕だよね~~」と
一緒に寝るのを心待ちにしてくれています。
時には、次女はボンボン(キャンディー)でお姉ちゃん、お兄ちゃんに買収され(笑)、自分がママと寝る日を譲り渡してしまったり・・・。
子供たちの体温や寝息を
感じながら寝るのは、
私にとっても夢のような時間!!
ちなみに昨晩は長女、
今夜は長男が私と一緒に寝ます。
子育てで大切にしていることって、
それはもう人それぞれ全く違うはず。
共感できることもあれば、できないこともあるでしょうが、人それぞれだから、
みんな違って面白いのだと思います。
私も大切にしていることは色々ありますが・・
ある一つをご紹介しますね。
それは・・・“毎晩、子供たちがベットに入って目をつむったときに、自分たちが
十分に愛され、守られていることを感じ、何の心配もなく穏やかな気持ちで
夢の世界に入っていけるように。
朝起きた時には何も怖いことがなく、
今日一日が穏やかで、楽しいことが待っている!!“と感じられるようにすること。
こちらは次女のベット。
元々出不精ですが、さらに出不精になったのは・・・子供たちが眠りにつく瞬間を見ていたいから。
勿論、外出をしなければならない日もありますが、それ以外の日は必ず子供たち3人のベットで、それぞれと時間を過ごします。
次女は絵本を読んでから、暗くして一緒にベットに。
話したいことが山ほどあるから、
彼女の話は尽きないけれども、
「さあ、ドド(ねんね)ね」と言うと、
ぎゅっとお互いを抱きしめて、沢山キスをして、お互いにどれだけ愛しているかを伝えて「おやすみなさい」をします。
「ママ、もう寂しくなってしまったわ。寝ている間はママと会えないから・・」と次女は言います。
いや~~~うまいこと言うねえ~~とママはすっかり彼女の話術にはまってしまうのです。
長女のベットです。
13歳で私よりも背が高くなってしまった長女。
普通に道を歩いていたら確実に16・7歳に見られますが、まだまだかわいいのです。
ほかの子供たちよりもちょっとだけ
寝る時間は遅いですが・・・
寝るときにはキッチンで後片付けをしていたり、パソコンに向かっている私に
「ママ、もう寝るからキスをしにきてね」と。
ベットに行くと、目を大きく開けて私を待っています。
ベットに座ったり、時にはベットの中に一緒に入ったりして・・
ちょっとの間おしゃべり。
最後には「ママはあなたをとっても誇りに思うわ。大好きよ!!」と熱いキス。
「なつえもよ」とぎゅっと私を抱きしめると・・もう眠りについています。
長男のベットです。
私が部屋に入ると、嬉しそうに体をずらしてベットをあけてくれます。
頭の中でいろいろなことを空想するのが
大好きな彼は、空想の世界の話を沢山してくれます。
それをひたすら聞きながら、時々質問してみたり・・・
そして「もうドドしようね」と言ってキス。
「ママは世界一のママで、世界で一番素晴らしい女性なんだよ!!知っていた?僕たちがどんなにママを愛しているかママは分かっている?」
「ありがとう。ママがフェルディノンをどれだけ愛しているか知っている?」
「うん」
もう目は閉じています・・・
必ず「おやすみなさい」の言葉の後に
「あとでね」と私は言います。
私が寝る前に必ず子供たちの様子を見に行くから。翌朝、寝顔にキスをしたことや、どんな格好で寝ていたかを話すと子供たちは大喜び。
だから「またあとでね」が私の決まり文句でもあります。
朝は・・・
まずはそっとカーテンを開けて、うっすらと明かりをつけて、キスをしながら子供たちを起こします。
3人とも「う~~ん、まだ・・」と言うので、「いいよ、まだ寝ていても・・」と言い残してキッチンへ。
すると10分後にはみんな、着替えてキッチンへ。
白雪姫や眠りの森の美女が、王子様のキスで目が覚めるように、私もやさしく目覚めてもらいたいと思っているのです。
みんな、朝から機嫌もいいですよ!!
ところが・・・彼が子供たちを起こすときは・・・
「お願いだから、やさしく起こして!」って言うのに・・・もう時すでに遅し・・・
バ~~~ンっとドアを開け、
シャ~~~っとものすごい勢いで
カーテンを開け、
ドわ~~~っと明かりを最強にし、
「なっつえちゃ~~ん、たっかえちゃ~~ん!!朝だよ~~~~~」と
まあものすごいテンションで、
そしてなぜか日本語で起こします!!(笑)
息子の部屋も同様。
「フェルディノ~~~ン、おきよ~~~~~」
子供たちは「パパ、静かにして」と
むくむくとお布団の中に隠れてしまいます・・・・
結局、パパの気配を感じなくなるまで隠れているから、時間ばかりがたってしまう。
「もう、早く起きなさい!!」私が怒鳴る羽目に・・・
彼に言うのです「あのさあ、北風と太陽のお話し知っている?まさにそれなんだけど・・・」
ある時、彼が言いました。
「毎晩こうしてママと過ごした時間とか、朝のキスとか・・・きっと子供たちが大きくなって、あなたを思い出すときにこの瞬間を思い出すんだろうなあ。
すごく幸せの瞬間として」
彼らの幸せの瞬間に立ちあえていることが嬉しく、完全なる自己満足ですが、
大切にしている時間です。
勿論、時にはやることがいっぱいあって、イライラしてしまうときもあります。
でも、子供たちが寝る前のこの瞬間だけは・・・
イライラをおさえて、時間を過ごします。
いつまで、ベットの中で話をしてくれるのかしら?
いつまで、浴びせるようにキスをしてくれるのかしら?と思うと、
愛おしい時間なのです。
日本の寒さが早く和らぐといいですね。
パリの雨も週末は落ち着きそう・・
あくまでも予報ですが。
どうぞよい週末をお過ごしくださいね。