パンとカフェオレを求めて・・・

パリを初めて友人と訪れた私です。
それがいつの間にか住むことになり…・・
こうして住むことで、日本の美しさをより強く感じて、

日本愛が強まります。
きっと私のように海外に出た方の多くは・・

出たことによって日本に対する思いがよ
り強くなっているのではないかな?と思うのです。
フランス人に日本のことを批判されると、

それが正論だってわかっていても・・

形相が怖くなり、牙をむきます(笑)

さて・・・

そんな日本の素晴らしさを、

またパリで強く感じることがありました。

昨年のある日、

私たちはGeorgeV(ジョルジュサンク)ホテルにいました。
美しくデコレーションされた会場の入り口では飲み物のサービス!!

 

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あれ?シャンパーニュじゃない?
なんとお茶でした!!

会場に入ると、

良く知っているシェフのクリスチャン ル スケールが!!

 

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クリスチャンは現在、ジョルジュサンク ホテルのル サンクという

レストランのシェフ。
クリスチャンと私たちがどうして知りあいなのかは話すと長くなるので、

またの機会に(笑)

美しいテーブルデコレーション。

 

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この夜は宇治茶とフランス料理の夜。

クリスチャンが実際に足を運んだ“宇治”から
得た、様々な味、香り、空気、歴史、景色・・・を

フランス料理に生かしたのです。
2015年から宇治を世界遺産に申請しているのはご存知でしたか?
パリでお茶や日本文化に精通している方たちに、

宇治の素晴らしさを知っていただくためのスペシャルナイトでした。

前菜にまず出てきたのは玉露。

 

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まあ、なんとも穏やかな、繊細なお茶。

「うわ〜〜こんなお茶、いただいたことない!!」と

つぶやいたら、お隣のフランス人が驚いていました!!
いや、本当に、お茶じゃないみたいなお茶・・・・。

変な表現でごめんなさい。

この玉露に合わせて出てきた前菜はフォアグラです。

 

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グリーンのソースはお茶です。


ヒラメと宇治のお煎茶の一品。

 

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お肉料理は子牛の胸腺肉と宇治の抹茶の一品

 
 

キウイ、パイナップルの宇治の抹茶キャラメル仕立て。
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京都南部の山城地域はおよそ700年にわたって

 

宇治茶(抹茶、煎茶、玉露)の生産をしているそうです。
700年って・・・すごい。
最後に記念撮影をしましたが、私の右横にいらっしゃる方は、

宇治で代々400年にわたってお茶の栽培をされている方。

 

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「素晴らしいですね」とお話をすると、

「いえ、お茶を作ることしかできないんですよ」と。
もうその場にいる我が家の主人はじめ、フランスの方たちもみんな、

ほお〜〜〜っとため息でした。

フランスでもワインの生産は畑によって等級が違い、

大切に守られていく畑もあります。
日本のお茶もまた、どこで生産されるのかによって味が全く違うわけです。
テ ジャポネ(日本茶)はフランスの人たちの生活にも浸透し、

カフェでお茶を頼むと、必ず“テ ヴェール”(緑茶)があります。
「テ ジャポネを毎朝、飲むのよ!!」という人をたくさん知っています。
こんなに浸透しているのですから、

ワインのように産地や銘柄で選ぶ日がくるのもそう遠くはないかもしれない!!
宇治茶が世界遺産になったら・・・

私の鼻はまた高くなってしまいそうです!!(笑)


もう終わってしまっているかもしれませんが・・

ホテルの中庭に氷のバーがありました!!

 

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行きたいねえ!!って言いながらもう2か月が経ちます・・・

ホテルのエントランスもノエルのために

こんな素敵にデコレーションされていました!!

 

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あ〜〜〜一度でいいから泊まってみたい!!!!!




前回のブログでモローの美術館の階段で

昔の恋人と再会するという小池真理子著“望みは何と聞かれたら”という

小説ご存知ですか?というコメントをいただきました。
この階段ですよね?

 

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いや、小説、知らなかったので・・・

今度、日本に戻ったときに買います!!
決して華やかな美術館ではないけれでも、モローの息遣いを感じる、

1日いても足りないくらいの美術館だと思います。
ちょっと・・・あの階段で再会とか・・

もう小説読む前からドキドキします。

そんなことって現実でもあるのかしら?
どうしよ〜〜そんなことがあったら・・・

って想像たくましくなります。
こういうときめき、もう長くないので(笑)、

あの階段を思い出しながら読みますね。


小池真理子さんとご主人の藤田宣永さんは

母のホールでご夫妻でトークショーをしてくださったのです!!
お二人とも艶のある小説を書かれるなあと思っています。
おすすめ頂き、ありがとうございました!!!