こんにちは!!
気づいたら・・・もう9月もあとちょっとで終わりなのですね。
パリも日がグ~~んと短くなり、朝晩は気温がグ~~んと下がり・・・
真夏の暑さから一気に気温が下がってきているので、体調を崩している人が多いです。大人も子供もみんな鼻をグスグスいわせています。
1か月前にはフランス南西部のミディピレネー地方にいたことが、もうなんだか遠い昔のことのようです。
親戚の結婚式がバスク地方の小さな町であり、我が家はパリから車で向かいました。
行く途中のミディピレネー地方には本当に美しい場所が沢山あり、まだ訪れたことのない場所に行ってみようということになったのです。
Rocamadour(ロカマドゥール)
キリスト教を信仰する人たちが一度は訪れたい巡礼地です。
216段の大階段を上るとノートルダム大聖堂に着くのですが・・・実は目立たない場所にエレベーターがありました。
我が家は子供たちもいたのでエレベーターに乗ってしまいましたが、本来はこの階段をのぼることに意味があるのです。
次回は上りますよ!!!
パンフレット片手に歩いていたら、なんと修道士さんが案内をしてくださる時間帯にうまくあたり、じっくりと話を聞いていました。
ノートルダム礼拝堂にある“黒い聖母像”は中世から奇跡を起こすと言われているのだそうです。
巡礼地としてだけではなく、観光地としても有名ですが、本当に厳かな気持ちになる場所。
大聖堂などはものすごい人でしたが、村の外れに行くと一気に静かになり、そこは穏やかな空間となっていました。
Conques(コンク)
山間の小さな村、コンクは世界遺産となっています。
スペインの“サンティアゴ・デ・コンボステーラ”へ続く巡礼地“ル・ピュイの道”の中の重要な場所。
巡礼者たちは祈りをささげ、さらに西へ向かっていくのです。
ロマネスク様式のサント・フォア聖堂。
この聖堂正面には“最後の審判”の彫刻があり、それは引き込まれるほどの美しさと力強さがあり・・・
一つひとつの彫刻の意味をきちんと知りたいと思いました。
次回はもっと予習をしてからこの場所に立ちたいと思っています。
聖堂の中は薄暗く、小さな窓から差し込む明かりだけ。でも圧巻。
そして村の中にはこんな風に巡礼の案内標識がありました。
ロカマドュールもコンクもリュックサックを背負って、巡礼の旅をしている人たちやボーイスカウトのグループをたくさん見かけました。
コンクの村のそばに住む友人宅へ立ち寄ってランチ!!
友人宅はまるで映画の中に出てくるような雰囲気。車道からちょっと横に入って、ひたすら舗装されていないがたがた道を15分ほど走らないといけないのです。
こんな広大な土地があったらいいな~~と思いながらも「管理が大変だわ!!」と非常に現実的な私がいました(笑)
ミディピレネー地方には多くの美しい村々があり、観光地があり、そしてもちろん美術館があります。
時間がなくすべてはまわれないので・・今回選んだのはロデス市にあるMusee Soulages(スーラジェ美術館)
現存のフランス人画家の中で最高齢であり、また変な言い方ですが・・一番売れている方です。
ピエール・スーラジェ。
身長もとっても高いそうですよ!!
サンクトぺテルスブルグのエルミタージュ美術館に、現存する画家で唯一、スーラジェの作品が展示されているのだそうです。
2年前にオープンした美術館は建物自体もと~~っても素敵です。
外観をたくさん撮ったのですが・・どれも子供たちが写ってしまっていたので・・・
ご興味のある方はサイトなどを見てみてくださいね。(すみません)
ちょうど、ピカソ展も開催されていました。
ピカソをとり続けたカメラマンのインタビュー映像があったり、プライベートの写真などもあり、面白かった!!
もっとじっくり、ひとつひとつの説明を読みたかった・・・
まあ、こうやって何となくやり残した感じがあると、「また行こう!!」と、次につながりますね。
フランスは100キロごとに景色が変わると言われています。
家のスタイルや屋根の形なども全く違って・・・
本当に豊かな国土の、豊かな文化のある国だなあと思うのです。
日本もフランスも・・・やっぱりいいねえ。
日本人に生まれてよかったと思うし、こうしてフランスに住めて良かった!!!