ちょっとふと感じたことを書かせていただきます。

5月に長女の学校で、マラソン大会がありました。

これは直訳をすると“空腹にならないために・・・”という趣旨のマラソンで、校内で行われました。

長女も新しい学校で初めての参加。

事前に子供たちは家族や友人や周りの人たちに寄付をつのります。

自分の走った距離に対して、寄付金が増えていく仕組み。

例えば1km 5ユーロという約束をもらえれば・・・彼女が5㎞走れば5x5で25ユーロということになります。

私も初めてのことでよくわからなかったので、当日、学校にお手伝いに行きました。

学校に着くと、大勢の生徒が校内を何周もしていました。

決して大きくはない校内ですから、1㎞走るにも5周しなければなりません。

そのカウントが私の仕事でした。

全校生徒が参加なので時間が区切られていて、私は娘よりも上級生の担当となりました。

自分の名前が書かれた紙をもって私のところに何人かがきます。

彼らが走って、私の前を通りすぎるたびにカウントをしていくのです。かなり緊張しました!!だって、彼らは真剣に走っているから・・気を抜いている間に通り過ぎていたらどうしよう~~って。

後半のほうはやり方を覚え、通り過ぎるたびに私に向かって手を挙げてもらうことにしました。

私もそれに対して手を挙げて返事をする!!

全く知らない子供たちと連帯感が生まれました。

すごく感動をしました。

髪型がばっちり決まっている男の子も、「こんなのだるい~~~」とか言いそうな雰囲気の女の子もみんな、顔を真っ赤にして必死に走っていました。

金額のことはわからないけれども・・・そして動機はどうであれ、結果として支援になるのであればいい!!って思いました。

純粋に支援のために走る子もいれば、やらなきゃいけないからやる子もいるだろうし、だれよりも大きい金額を出したい!っていう目的の子もいるだろうし、授業が中断するからいいや!!って子もいると思う。

でも結果的に彼らが走り、寄付金が増え、それによってちょっとでもおなかが満たされるのであれば、とても大きな意味ある事なのです。

日本でも支援を必要とするところがいろいろとありますね。

みんながいろいろな形で支援をしていますね。

例えば・・・仮にその動機がどうであれ、支援を必要としている人たちが笑顔になれたり、必要なものが得られたりするのであれば素晴らしいことだと思うのです。

何もしないよりはしたほうがいいと思うのです。


長女が走ることになったとき、彼や私は勿論、義母や東京の家族、友人たちが協力をしてくれました。

なんと息子までも、唯一手元にあった1ユーロを寄付すると言いました。

1ユーロで何ができるの?っていうのは簡単。

でも沢山の1ユーロが集まれば、10000ユーロになるかもしれない。


著名人の方々が熊本に行かれているというニュースを読みました。

素晴らしいと思いました。

ご自分たちの持つパワーをよくご存じなのだと思いました。

それぞれが自分たちでできることをすればいい。

熊本に行ける方は行くだろうし、行けない方は別の形で支援をするだろうし・・・


何かにつながればいいのではないでしょうか?


ふと書かせていただきました。