水曜日に彼がパリに戻ってきました!!
私は、彼が戻ってきた途端・・・何だか急に体がだるくなり重く感じ、子供たちの送迎でさえもしんどかったです。
やっぱり緊張をしていたのかな?
早朝着だったので、子供たちを一緒に学校まで連れて行きました。


サン ド二での銃撃戦では警察サイドから5000発の銃弾が発砲されたそうです。
警察官が建物の中にいた女性とやり取りをしている最中に、爆発音がし自爆をしたという、その音声が放送されていました。
阻止はされたけれどもデファンス地区でのテロ計画があったことが分かったり・・。

負傷された警官の方がいらっしゃいます。
彼らだってテロリストと向き合う恐怖があるはずです。
家族だっているし・・・
感謝をし、負傷などをすることのないよう・・・願うことしか出来ません。

水曜日の18時過ぎ、友人や長女たちと目的地に向かう途中、タクシーでシャンゼリゼを通りました。
「あれ?シャンゼリゼってこんなに人が少なかったっけ?
車がこんなに順調に走れているのも初めて」
いつも人と車で一杯のシャンゼリゼ。人が道を埋めるように歩いているイメージのシャンゼリゼが、人がまばらで閑散としていました。
まるで日曜日の早朝のような・・・
ドライバーの方は金曜日の夜、テロのあった地域にいらしたそうです。
その方の従妹はたまたまチケットが手に入り、劇場にいました。
怪我をすることはなかったのですが、精神科のドクターに今はかかっています。
ドライバーさんが現場近くで乗せたあるお客様は、座るなり大泣き。
家に着いた時に100ユーロを渡されたとのこと。
「すみません、私が無事に部屋に入って電気をつけるまで、ここで見ていていただけませんか?」
彼はお金も受け取らなかったし、勿論、そのお客様が家に無事に入るまで通りから見ていたそうです。

意識をしているからそう感じるのかもしれませんが、警察車両のサイレンを今までよりも多く耳にします。
至る所に警官がいて、武装した部隊もみかけます。
息子は教会の中でお稽古をさせていただいているのですが、また1月と同じように入り口にセキュリティーの人が立っていて、バックなどのチェックをしています。
学校などは22日までは遠足や旅行などのイベントは中止。

街はやはり以前よりは静かになっています。パリの人以外はいなくなってしまったからでしょうね。
でも・・・少なくとも私が出会う人たちや周りの人たちの印象ですが、誰もが恐怖を感じながらも、静かに、変わりなく生活をしています。しようとしています。変わらない生活をすることが、テロに屈しないという姿勢の一つの表現でもあるかのように・・。
土曜日、子供たちのお稽古の間に彼がマルシェに行きました。
「必要なものだけを買ってくるから!!」
でも、マルシェは今までと全く変わらず多くの人で賑わってたそうです。

私も・・・本当のことを言うと、言葉にならないくらい怖い。
どこにテロリストがいるのか分からない。
私は、私たちはちゃんと子供たちを守れるのか?と不安になることもある。
でも、朝はいつのように「早く起きなさ~~い!!!」
「早く食べなさ~~い!!」「早く行きますよ!!」と今までと全く変わらない朝の儀式(笑)があり、夕食後には子供たちのお気に入りのダンスミュージックを聴きながら、一緒に踊ったり・・・
緊張感は子供でも持っていたほうがいいと思うのですが、恐怖や不安な気持ちにはさせたくない。
だから・・・それには私自身が穏やかな気持ちでいることが一番だと思い、そうあるように努めています。

イスラム教徒とテロリストは全く別のものです。
テロリストによって、善良なイスラム教徒の人たちが前を向けないような社会にしてはいけない。
シャルリ―エブド襲撃の時、クラスにいるイスラム教徒の女の子に息子たちが言いました。
「僕たちは分かっているよ、君たちが悪いんじゃないってこと・・」と。

ここ数日いつもの通りを通って、長女を送って行っています。
やっぱりエッフェル塔は美しいですね。


アパルトマンの中庭で9月末からポタジェ(家庭菜園)を友人ファミリーとしています。
う~~ん、順調に育っている!!
週末はハーブをたっぷり使った彼特製のドレッシングを作ってもらって、サラダを食べよう!!


私は元気にしています!!!
応援、ご心配、ありがとうございます。
パリ市内ではキラキラ輝くノエルのイルミネーションがあちらこちらでスタートしています。
日本は連休なんですよね。充実したお休みになりますように!!