こんにちは。
気温が上がり28度くらいあるパリです。
でもカラッとしていますし、日陰に入るとヒンヤリとしていて、脱いでいたカーディガンをまた着たりしてしまう・・・そんな感じ。
とても快適な季節ですが、間もなく私は子供たちと東京です。
撮影やロケも無事に終わりました。
また放送日などはお知らせをしますね。

先週の土曜日は学校のイベントでした。
日本でいう学芸会でしょうか?そして、この日に長女は卒業証書をいただきました。日本のように卒業式に向けて練習をしたり、保護者もきちんとした格好で式に出席・・・というのとは全く違い、とてもとてもカジュアル。でも・・・やはり涙が出てしまいます。
今年の学芸会のテーマは“世界”
各学年が各国をテーマにしたダンスや歌を披露。


材料を買い出し、半日かけて(家事をしながらだったので)次女のロシアの衣装を作っています。
先生から渡されたイメージを見ながらの“工作の時間”
自分のためだったらここまで必死には作らないと思います(笑)


当日の朝。女の子二人にはカーラーを巻いてあげました。
長女は卒業証書の受け取りや、卒業生を代表して友人と3人で先生方や学校へのメッセージを読むことになっていて緊張気味。

卒業証書の授与は、小さい子供たちが発表をする、学校の中庭に作られたステージで。全員がステージにあがり、校長先生から名前を呼ばれたら受け取りに行く。
でも、名前もフルネームではなく、名だけ。
つまり、ジュリアン、アナ、ヴィクトー、ジュリア、サシャ、ナツエ・・・と。式の予行練習なんてありません。
保護者たちも、ジーンズの人もいれば、ワンピース姿の人も。
本当に自由なのです。
それでも証書を受け取った子供たちは、校長先生に「メルシーマダム」といつもよりも緊張しながらお礼を言っていました。
こんなにカジュアルな雰囲気ですが・・・もう私はウルウルが止まらない。
もう来年からは、ナツエはこの学校には来ないのだと思うとさみしすぎて・・

そのあとはチャペルで卒業礼拝。長女は神父様のお手伝いをすることになっていて、大忙し!!
とても温かい、素敵なミサでした。
実は今年は小学3年生から5年生はゴスペルの授業があったのです。
この日、このミサと中庭のステージで1年間の練習の成果が発表されました。
ゴスペルの先生がおっしゃっていました。
「最初はみんな、身体を動かしながら歌うことを恥ずかしがっていたけど・・・今はみんな、心から歌えるようになって、身体も自然と動いてしまう」と。
ミサでもステージでも子供たちのゴスペルはとっても素晴らしかった。ソロを担当した子供たちは声がのびやかで、歌い終わったあとは大歓声。
この写真はミサのときのもの。




学校の中庭には食事ができるようにテントがありました。
ピクニック気分。


今年のテーマが“世界”なので各国のお料理が並べられていました。私はいなりずしを作っていきました。
子供たちのお友達も大好きな日本のボンボン(キャンディー)も数袋持っていきました。
いなりずしを買ってくれた子が「おいしい!!」と言って、すぐにまた買ってくれたり・・・
夜中に頑張って作った甲斐がありました!!!


次女。このスタイルでロシア民謡を歌い、踊っていました。
長男の学年はスペイン。男の子は黒シャツ&黒パンタロンという衣装のオーダーがあり、前日までママたちの間ではどこで買えるのか?というメッセージのやり取りが続いていました。
黒シャツが中々見つからず、大変だったのです。

手作りの国旗が飾られたステージ。お天気で良かった!!


長女は幼稚園年少から小学5年生までの8年間、ここに通いました。
とてもハッピーな学校生活を送っていたので、この学校で中学まで進んでも良かったのですが・・・
周りのアドヴァイスなどもあり別の中学に行くことになりました。
まだ下の2人がこの学校に通いますが、“3人”を送迎することがなくなってしまうのかと思うと、もうたまらない。
ミサの後、校長先生に彼と私は話しかけられました。
「多分、ご両親は意識をされていないと思うのですが・・・ナツエはとてもスペシャルですよ!!25年以上、教員をしていますが彼女は今までに会ったことのない女の子です。
彼女が小学校を卒業してしまうだけでなく、この学校に通わなくなるのはさみしくて・・・留年させて、傍に置いておきかたったくらいです(笑)」と。
もう褒め言葉のオンパレードで、彼も私も鼻が天井にまで届きそうでした(笑)
真面目で、優しくて、いい子だけれども、そんな風にみていてくださったのだということが、とても嬉しく、また彼女を取り巻く環境がいかに豊かだったのかに感謝をしました。
学校の環境、先生方、お友達、ママたち(長女はママのお友達が多いのです!!)、いつも会う人たち、みんなみんな・・・

家や私の前では“わがまま子ちゃん”ですが(笑)、ほかの人に優しく出来るのであれば、人に対して誠実でいられるのであればそれで十分です。
何と言っても、子供たちは素晴らしい先生に恵まれています。
私たちは100%の信頼を持って、先生方に子供たちを託しています。
長女も、長男もお世話になった次女の今の担任の先生は、今年で定年。
かなり厳しく、先生のことが苦手なママもいましたが、我が家にとっては最高の幼稚園の先生。
次女が生まれた時、先生に言いました。
「お願いですから、次女が年中さんになるまでやめないでくださいね!どうしても次女を先生にお願いしたいのですから!!」と。
すでに数年前から定年退職が近いはずという噂があったので。
こんなにいい先生が現場を離れてしまうのは残念すぎます。

すみません、ちょっと長女の自慢をさせていただきました!!
まあ、自慢できることなんてそうそうないので、お許しください。
これから大きくなるにつれ、予想していないような悩みが出てくると思います。
すでに先輩ママたちから、パリの中学生の様々な問題を聞かされ・・・卒倒しそうになっています(笑)
この夏は、彼と長女と私の3人で、ルール作りをする予定です。

“小さい時は小さい悩み。大きくなったら大きな悩み”

それでは素敵な週末を!!