太鼓アンサンブルの鼓童のParisでの公演に行ってきました。
残念ながら、Parisでの公演は18日に終了してしまいましたが…
鼓童は、新潟県佐渡島を拠点に活動をしているグループですが、30年に渡り欧米を中心に海外公演を行っています。

私も名前を聞いたことはありますが、公演はまだ観たことがありませんでした。
今、太鼓は日本でも人気がありますが、びっくりしたのが、満席、大歓声のParisの劇場!!
2月15日から18日までParisのシャトレ座で、坂東玉三郎氏演出の特別公演『打男 DADAN 』が行なわれていました。
活動30周年記念のツアーは、なんとおよそ2ヶ月かけてヨーロッパ11カ国をまわるというもの。

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開演2分前に彼と2人で劇場に飛び込みました。
客席に入った途端、「うわ~フランス人ばかり!!」と当たり前の声を上げてしまった私。
満席の客席にビックリし、またまた鼻が高くなってしまった私(笑)
客席が暗くなり、演者の方達が「スッ、スッ…」という足捌きで舞台に出てきます。
太鼓だがら、半纏などの衣装かな?と思っていたら、黒のタンクトップとパンツ。
タンクトップの胸元にはスワロフスキーで『DADAN』と書かれていて、さらに足首にやはりキラキラ光るアンクレット。
かなり驚きの衣装。
どうやら、通常の公演は半纏、鉢巻といった伝統のスタイルのようですが、この特別公演は衣装から、舞台演出までこれまでとはかなり違うものになっていたようです。

もし、舞台から私達の顔が見えていたら…
「なんか、口をポカ~んと開けて見ているカップルがいるな~」と思われたことでしょう。
私達の横にいらしたフランス人のおじいさまは、感動を共有したいのか、さかんにこちらに顔を向けて何か言っていたり、ニコニコしていました。
途中で上半身裸になり、下はシルバーのパンツ。
ついにはフンドシ姿になり…
でも、そのおかげで、太鼓をたたくいうのが、いかに身体全ての筋肉を使うのかがよく分かりましたし、美しかったです!!

およそ1時間半の公演は休憩なし。
たたきっぱなし…
公演終了時、客席からは歓声、拍手が止みませんでした!!
私も腕を高く上げて、できるだけ大きな音を出して拍手をおくりましたが、2分ほどで腕や手が痛くなってしまいました…情けない…
拍手をするだけでこんな状態なのに、鼓童の方々は1時間半、全身でたたくのです!!
いや、比較をするレベルではないのですが、とにかくエネルギーに驚きました!!
やまない歓声に答えて、何度もステージに出てくる鼓童の方達。
キリッとしていた顔から一転、笑顔で客席の歓声にこたえていました。

「はあ~凄かったあ!!」と話しながら、劇場の階段を降りてくると、入り口近くの売店に行列が!!
どうやら皆さん、鼓童のCDやDVDを購入しようとしていたみたい。
夜8時のスタートでしたが、子供達も来ていました!!

劇場の様子などを撮影しようと思っていたのに、2分前に飛び込み、携帯の電源を切ったら、ステージが暗くなってしまい…
なので、劇場の外で撮影!!

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私も彼もしばらくは人に会うと、この日の公演のことを話していました。
日本でも7月に公演があるようですよ!!

太鼓の音は身体の芯に響き、喝を入れられたような感じで背筋が伸びました!!
そして、またまた、なんて多くの人たちが日本文化に心惹かれているのだろう!!と嬉しくなった夜でした!!

良い週末を!!