「江里子さん、被災地に一円でも多く届けたいんです。宜しくお願いいたします!!」

日曜日のバザー2日前、チャリティーバザーを立ち上げたママにお会いしました。
電話とメールでのやり取りだったのでお目にかかるのは初めて。
彼女をはじめ、ずっと準備をされて来た方達、賛同して参加していた人達、みんなの必死な思いが通じ素晴らしい結果となりました。

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会場はこんな感じ。入り口近くで募金箱を持っていた私も立っている場所を確保するのがやっと…というくらいすごい人。

会場内では商品や食品を売っていたり、音楽家の方々が演奏をしてくださっていたり、茶道やヘアカットがあったり…
そして、こんな風に被災地の様子を写真やグラフで説明をしていたり。

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友人と募金箱と一緒に!!

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次女を抱っこしての募金呼びかけはさすがに腰が痛くなってしまいました。
後半は次女を他の方が見ていてくださり、助かりました。

そうそう、日本ですと募金は現金だけですが…フランスでは小切手を使う方も多いんですね。
日常生活で小切手を使う場面はしょっ中。
スーパーやカフェでの支払い、お稽古の支払いなどなど。

「宛先はどなたにしたらいいんですか?」とよく聞かれました。
「日本大使館宛でお願いします」

50ユーロ札をいれてくださった方に、他の方達と同じように「ありがとうございます」と言うと、「当然のことです。頑張ってくださいね」と。

会場の外には長~い行列。なんと2時間待ち。
子供を連れて来ていた友人たちがいたのですが、みんな、雨の中の2時間待ちには子供達が耐えられない…と諦めて帰って行きました。

久しぶりに雨宮塔子さんにも会えるので、「おしゃべりしましょう!!」と事前にやり取りをしてたのですが、とてもそんな状況ではなかったです。

彼も息子を連れてやってきました。
いつの間にか募金箱を持って呼びかけ。しかし、日本語の話せる彼でも
「募金にご協力お願いいたします」というのは言い難いよう。
「ボキにオリョクお願いいたします…」
「………」
面倒くさい~と言い出し、彼が発した言葉は…
「お金、ちょうだい!!」でした。近くにいらした日本人の方達は笑っていました。
「気持ちがストレートに伝わります」と言ってくださる方、「はい、じゃあお金あげます」と言って募金をしてくださる方…

この日の来場者は1000人を超え、売り上げはおよそ420万円と聞いています。
被災地の方々にみんなの気持ちとこのお金が一日も早く届きますように。

それにしても、パリに日本人は多いと思っていましたが…
こんな多いとは思いませんでした。それでも、勿論、この日、会場にいたのは全員ではないのですから。
そして、当たり前なのですが日仏カップルの多いこと。
彼も驚いていました。

行動にうつすのはとってもエネルギーのいること。
今、多くの方達が行動しています。
そのどれもが、思いが通じ、良い結果を出せますように…。

私は週末に日本に向かいます。
私からキャンセルをすることなく、予定通りに日本に行くことが今、私が出来ることの一つ…だと思っています。
震災後から彼や家族にはそう伝えていたので、だれも驚くことなく…
ただ、次女を連れて行くことになっていたのは…置いていくことにしました。
だから滞在日程も短くはなりましたが。
「あなたが来ても何も変わらない…」と言われてしまうでしょう。

そうなのですが、行きたいから行きます。

そして、そろそろパリの日常もまたご報告していこうと思っていますがいかがですか?