皆様にご心配をおかけしてしまいましたね。
すみませんでした。そして、ありがとうございました。

シッターさんを頼めばよかったのに…、タミフルを使えばよかったのに…、ご主人はヘルプしてくれなかったんですか?と、本当にご心配いただき…。
しかし、“こういう時に限って…”なのです。

忘れもしない、最悪の体調の日は水曜日でした。
水曜日は多くの学校がお休みですし、学校があっても午前中だけなのです。

定期的にお願いをしているシッターさんは、この日、やはり体調不良で来られませんでした。
他の方達もみんな、水曜日は朝から晩まで大忙し。
(学校がないから、お仕事をしているママ達は水曜日は終日、シッターさんを頼むのです)
いきなり知らない人を頼むのも、かえって不安です…

彼はパリに戻ってくるなり、“こんな状態、生まれて初めて!!”というくらい鼻水が滝のように流れていて、頭痛はするし、戻って来たばかりで仕事は溜まっているし、疲れているし、ピリピリムード。
(我が家の中にオフィスがあり、そこで2人、お仕事をしているのですが、彼らが彼に滝のような鼻水をうつしたようです。我が家ではウィルスが飛び交っていたんですね。)

ピリピリしている状態で子供達に接して欲しくないので、自分でやってしまいました。
それでも、子供達が学校に行っている間に、2時間ほど管理人さんご夫妻が次女をみていてくれ、その間に横になったり、ファム ド メナージュ(お掃除をする人)が来てくれていた日なので、食事だけ作って、食事中は彼女に子供達のそばにいてもらったり…いつも、周りの方達に助けていただいています。

タミフルは、当初、私は子供達と同じで鼻咽頭炎だと思っていたので、随分時間が経ってから、もしかしてインフルエンザ?と気付いたわけです。
ただ、初めからインフルエンザとわかっていても私はタミフルは使わなかったです。
すみません、医療についていい加減なことは書けないのですが…分かる範囲で…
フランスではタミフルをそう簡単には使わないようです。

本当に緊急を要する場合には使用するようですが…
考え方も違うかもしれません。
何か持病がある人がインフルエンザにかかった場合には早急に対応が必要ですが、そうでない場合には、体がしんどいのは3日から5日なので、ウィルスが出て行くのを我慢して待つ…という考え方が多いのでは?
実際に私がインフルエンザだったみたいと言っても、誰一人、「タミフルを使わなかったの?」とは言いませんでした。
むしろ、日本ではすぐにタミフルを使うみたいと言ったら、驚かれました。

そうそう、もうかなり前、次女を出産後、すぐに南仏に行った!とご報告をしたら、やはり多くの方から「今、無理をすると更年期に響きますよ」といった内容のコメントを頂きました。
この件について、ずっと書こうと思いながら…時間が経ってしまいましたが、いい機会なのでご報告をしますね。

フランスで3人出産をしましたが、一度も「更年期」のことを言われたことがありません。
みなさんからのコメントで改めてそう気付いたのです。
そこで、何人かに聞いてみました。

「出産後早い時期に、動きすぎたり、無理をすると更年期に影響すると日本では言われているの。フランスでもそうなの?」
全員が「エリコは一体、何を言っているんだ?」とまず、怪訝そうな顔をしました。

質問をしたのは婦人科のドクター、薬剤師の友人、整体の学校の先生でもある友人、義母、ママ達…。
それぞれが真剣に答えてくれましたが、結果から言うと「聞いたことがないし、根拠がない」ということでした。
それぞれがそれぞれの立場でわかる範囲のことを答えてくれたのですが、
「勿論、激しい運動をしたり、すごく疲れたりするのは良くないけど、それが更年期にどう影響をするのかわからない」と。

どちらが正しいか!ということではなく、やはり出産後は出来る限り無理をしないほうがいいとは思いますが、どうして日本では「更年期」のことを言われ、フランスでは言われないのでしょうか?

中国人の友人は中国では「出産後、ママは一ヶ月は水に触ってはいけないと言われているのよ」と言っていました。
つまり、家事などをせずに、とにかく体を休めさせるということだそうです。
これは考え方が日本と似ていますよね。

クスリひとつをとってみても、捉えられ方が違いますし、それこそ妊娠中に注意することも日本と他の国では違うようですし、その違いを知ることは興味深いけれども、以前書いたように、情報を持ちすぎるとパンクしてしまいますし…


冬休みが終わり、パリに人が戻って来ました。
今週は息子のバースデーパーティーをします。
準備しなきゃ!!