この二週間、外を歩いても、運転をしていても、私はかなり注目を集めていました。
いや~私のことを見ないで、ちゃんと前を見て運転して!と窓を開けて言おうかと思ったことも何度かあったくらい。

何故なら…私はマスクをしていたから。

そう、あの白い、顔の半分くらい隠れてしまう、あのマスク。
日本ではあまりにも見なれた光景。でも…ここパリでは違うのです。
ちょっと前に、気合いで体調を崩さないようにしている!!なんて、偉そうに書いたから…
気合いが通じませんでした。

彼がパリに戻って来た翌日から、「あれ?ちょっとおかしいなあ」と感じていたので、生姜湯にハチミツを入れて飲んだり、梅肉エキスをなめたり、鼻うがい(丁度、今月のchocolatmagのコラムで取り上げていますので、読んでみてください)を一日に何度もしたりしたのですが、ついに39度を超える熱が出てしまいました。

同じ頃、長男、次女は咳込んでいて、ドクターから鼻咽頭炎と。
だから私もそうなのだと思っていたのですが、どうやらこの高熱、節々の痛み、寒気…は違うのではないか?と気付いたのは体調を崩してから、すでに1週間近く経ってから。
インフルエンザだったようです…さらには子供達からうつった鼻咽頭炎も一緒にやって来ていたみたい。

しかし、39度の熱があったって、ベットで寝ていられない。
本当にしんどかったです。
だから、子供達や他の人達にうつしてしまっては…とマスクをして、送り迎えなどをしていたのですが、一緒に歩いていた娘が「ママ、みんな、ママのことを見ているね」と。

お稽古先では、他の子供達から娘は「何で、なつえのママはマスクをしているの?」と質問攻めだったそう。
別の所では「なつえのママはオピタル(病院)の人みたい!」と。
ひどい寒気を感じながら、送り迎えをしていたときには、「このまま、地面に倒れたい!!」と本気で思いました。

そんなわけで…10日間ほど、ほとんど食事も出来ず…
ようやく日曜日から、通常どおり動けるようになりました。
だから…ブログはちょっとお休みをしてしまいました…。ごめんなさい。

急に子供の頃が懐かしくなりました。
ベットの上で、母が作ってくれたおかゆを食べたり、のどが乾けばお茶を持って来てくれたり…至れり尽くせりだったあの頃…

結局、ドクターの所には行きませんでした。
行くタイミングを逃したという感じでしょうか。
インフルエンザでも鼻咽頭炎でも、何かお薬を処方されるわけではなく、鼻咽頭炎に関していえば、とにかく鼻を一日に何度も洗うように(鼻うがい)と言われるだけ。
インフルエンザはウィルスが出て行くのを待つだけ。
みなさんも、気を付けてくださいね。

さて、ベトラーヴ(ビーツ)の調理についてのご質問があったので。
まず、これが生のベトラーヴ。

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皮をむくと、鮮やかな色!

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そして、それをスライスして、オリーブオイルで炒めるだけ。

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勿論、ゆでて、サラダにするのも美味ですが、油で炒めることでベトラーヴの甘味がより引き出されて…美味しいです!!
いただくときに、ほんのちょっと塩をかけるだけ。
子供達も大好きです。
難しい調理は必要なし!!

でも…これまで日本では、というより、実家の近所のスーパーなどでは生のベトラーヴは見かけたことがありません。

そして、パリではマスク姿のフランス人も見かけません…