ノエル(クリスマス)を日本で過ごしたのは随分前…
イルミネーションも長いこと見ていないし、それこそプレゼントも日本で買っていないので、デパートやお店がどんな雰囲気なのか、すっかり忘れています。
でも、国は違っても、ドキドキ、ワクワクする、あの独特の空気は大人にとっても子どもにとっても楽しいものです。

ところでプレゼント、みなさんは自分で包みますか?
フランスは自分達で包むことが多いんですよね。

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こちらはデパートのラッピングコーナー。
ノエルの前だけの仮設カウンターです。
買った商品を持って来て、番号札をもらって順番待ち。

この日は平日でそんなに人が多くなかったのですが、私はそれでも待っていられないし…
結局、他のもの同様、家で自分で包みました。

ここは番号札がありましたが、ひたすら列に並んで待たなくてはいけない所のほうが多いです。
フランスでは自分で包むんだあ!とずっと思っていたのですが、ラッピングコーナーの順番待ちの人の数を見ると…
そういうわけでもないことが分かりました。

私が行ったいくつかのお店(子供用のおもちゃや本を扱っている所)では、ラッピングはボランティアの方々がやっていました。
改めて思うのが日本はどこのお店の方もラッピングが早くて上手だということ。
ちょっと凝り過ぎているかな?と思うこともありますが、自分では中々出来ないようなラッピングもあり、渡すほうも受け取る方もトキメキます。

さて、ボランティアの方々…ラッピングを馴れない手つきでやってくれます。
時には…うーん、自分でやったほうがいいかも?なんて思う時もありますが、何故、彼らがラッピングをしているのか?

お店の人達も助かるでしょうが、ラッピングをしてもらった人達は、横においてあるBOXにお金を入れます。それがフランス国内で、あるいは国外で、困っている人達や子供達のために使われます。
だから…ボランティアの方々の気持ちに対して、BOXにお金を入れるのです。

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子供達がペールノエル(サンタクロース)にお手紙を書きました。
ペールノエルのペールはお父さんという意味、ノエルはクリスマス。
つまりクリスマスのお父さん!!ということ。
宛先は『北極の空にいるサンタクロース様』
ちゃんと切手も貼りました。でも、この切手じゃあ、フランス国内にしか届かないんだけどね。

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通学途中のポストに投函。
ちなみに左の投函口はパリやパリ近郊用。
右はそれ以外の地域と海外。
だから娘は迷わず右に投函。

一体、このお手紙はどこに行くのだろう?
裏に自分達の住所を書いたから…戻ってくるのかしら?
もし、戻って来たら、大切にとっておこう!

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子供達の学校のエントランスにあるツリーの周りには沢山のプレゼントが!
ノエルにプレゼントをもらえない人達がフランスにも沢山います。

子供達だけでなく、大人だってプレゼントをもらったら嬉しいですよね。
そういう人達にために、学校が呼びかけて、こうしてプレゼントが集まりました。
勿論、やりたい人がやるだけで、強制ではありません。

『女性用』『男性用』『女の子用』『男の子用』と箱に表示をします。
私は女の子用には、新しい熊のぬいぐるみ。
女性用には未使用の小さなバックやお化粧品、メイク用品などの詰め合わせ。
ラッピングをして、リボンをかけて…
喜んでもらえるかな?

おもちゃ屋さんにあった箱やスーパーの箱…
ラッピングコーナーのBOXや持ち寄られたプレゼント。
どれも特別なことじゃなく、出来ること。

「これは何?」
子供達に聞かれます。
「これはね…」
子供達は大人よりずっと純粋に『誰かのために自分が何かを出来ること』が嬉しいようです。

「ママ、ご飯のない人達のために何か買わなくていいの?」
「ママ、この洋服、アフリカの子供達にあげる?」

以前も書きましたが、大きな事は出来ない。
でも、日々の生活の中で出来ることを、ちゃんとやろう!と思うのです。
ペットボトルのキャップ、ワクチンになるんですよね。以前はテレフォンカードもそうでしたよね。必死に集めていました。

みなさんは、どんなノエルを過ごされましたか?