ちょっと前になりますが、5月の週末にコルシカに行ってきました。

5月24日が祭日だったため、連休を利用して21日の金曜日の最終便で3家族でコルシカへ!!

パリからは飛行機で1時間半です。

ブログにもよく登場する友人ファミリーの家に滞在。



建築を始めてもう3年以上経つのですが・・・まだまだ完成にはほど遠い感じです。

日本ですと、高いビルでも家でも、何でもあっという間に出来がってしまうイメージなのですが、フランスは何事においても時間がかかるような気がします。


海に向ってあるく、少年二人・・・。


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左は息子、いい体しているでしょう?(すみません・・・とんでもないほどの親ばかです)

そして右が仲良しのシャール。あのお泊りにきた男の子です。

海の水はまだまだ冷たく、浜辺も日が当たるとかなり暑いのですが、風があるために私は殆どセーターを着ていたほどでした。


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友人宅のテラスで、夕方のカクテルタイムに女性3人はおしゃべり!!

実は・・・・彼女たちが盛り上がっていたのは『お姑さん』の話。

面白いものでみんな必ず最初と最後に「良い人なんだけど・・・」と付け加えるんですよね。

「良い人なんだけど・・・○○は困るのよね・・・」と。



私は完全に聞き役でした。勿論、私も「これは違う・・・」と義両親に対して感じることはあります。

私は隠しておけないので・・・はっきりと伝えることもあれば、彼にきちんと話して、彼の意見を求めることもあります。

でも我が家の場合は、子育てでも、それ以外のことでも、私たちのやり方や考え方をきちんと尊重してくれているので、感謝しています。

なるほど・・・みんな、いろいろとあるんだなあと考えさせられました。

大笑い・・・。


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男性陣がおかしなことをやりだして・・・とてもここには掲載できない光景だったので・・・大笑いのフォトだけ。


テラスからの夕日!!


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夜は星がとてもよく見えました。周りにも家はあるのですが、とても距離があるし、まだこの時期は海に入れないこともあって、人がいなくて静かで、鳥や虫の鳴き声もとってもよく聞こえたんですよ!!


ランチは海岸にあるレストランで。ここのピザが薄くて、とっても美味しいのです!!

男性陣はランチが終わっても、そのまま席に残って、ロゼワインを飲みながら男同士の話で盛り上がっています。


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おかしいなあ~~~コルシカに来る前には「エリコは何もしなくていいから・・・。子供たちのことは僕がするから・・」って言っていたのに。



多分、子供たちがどこにいるのかも知らない状況でおしゃべりをしていたのでしょう・・・。

ランチのときにも、我が家の子供たちをはじめ、子供たちがみんな、どこにいるのかきちんと把握していないと不安な私に、みんなが「心配しすぎる・・・」と。



思わず怒り爆発!!「ちょっとお、さっき、子供たちが遊んでいた場所、どんなところか分かっているの?だれかちゃんと見に行ったの?フェルディノンたちが登ろうとしていたのは崖、下は大きな石だらけ。さらにその先は駐車場なの!!心配になるの当たり前じゃないの!!」

私が心配性なのか?日本人がそうなのか?フランス人がおおらか過ぎるのか?

男性たちがおしゃべりに夢中になっている間、女性たちはお昼寝。

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ほら・・・こんな風に、上に何かかけていないと肌寒いくらいだったのです。

心配性の私は・・・彼女たちのように体を休めてはいたけれども、目はきょろきょろ・・・。

カメラ片手に子供たちをずっと撮影していました!

コルシカのお話は次回に続きます!!

前回、バリアフリーのお話をちょっとしたのですが・・・いただいたメッセージでリヨンの方がいらっしゃいました。

そうかあ、フランス国内でもやはり違うんだなあとわかりました。



パリはそういった意味では、車椅子やベビーカーの人たちが移動をしやすいところではありません。

道は悪いし、石畳も多いですし、メトロの駅は階段だらけ。健康な大人でも駅の中の移動で疲れてしまうこともあります。

駅によってはエレベーターやエスカレーターがあるのですが・・・これまた不思議なことになぜか、いつも壊れている・・・。


アパルトマンもエレベーターがないところも多いのですが、あっても、壊れているところが多く、住人の方たちに聞くと「もう2ヶ月よ!!」なんてことも。

なんですぐに修理に来てくれないのか?不思議です。

エレベーターもとっても狭いところが多いので、ベビーカーや車椅子で乗り込むのは不可能です。



ご存知のように例えば、タクシーもドアの開閉は手動ですし、メトロも路線によってはドアの開閉は手動です。

駅のホームから外に出るところにあるドアも勿論、手動ですがかなり重い。

アパルトマンのエントランスの扉もどこもみんな重い・・・。



ベビーカーで出かけていたときは、お行儀が悪いのですが、行った先のアパルトマンのエントランスの重いドアを、おしりで押しながら開けて、ベビーカーを引っ張り挙げるようにして、その扉を通過していました。

扉のところにも段差があるので。



車で移動をしていて、地下のパーキングに車を停めたとしましょう。

地下5階まで下がりました。当時、息子はまだ歩けず、ベビーカー。さらには娘も一緒です。

エレベーターで地上に上がろうとしたら・・・故障中・・・。良くあることです。

ベビーカーをかかえ、息子をかかえ、娘にはわたしにしっかりとしがみついてもらって、急な階段をひたすら上がっていきます。

どう考えても不便すぎる・・。



ただ、駅でも、道でも、どこでも、困っているのを見かけると、必ず誰かが手伝ってくれるのです。

おしりで扉を開けている途中に、通りかかった方たちに何度となく扉を開けてもらいました。

私もそうですが、駅の階段でベビーカーをたたんでいる人がいたら、私がベビーカーを持って、階段を上がります。

男性だと、べべが乗った状態のベビーカーをそのまま抱えて移動をしてくれます。



私の前に男女のカップルらしき人たちがいました。

男性が大きなスーツケースを持って、駅の階段を下りています。

下に着いたら、女性がお礼を言って、男性はさっさと違う方向へ歩き出しました。

通りかかったこの男性が、旅行者の女性の荷物を持ってあげていたのです。



どこも扉が重いから、誰もが、必ず自分の後ろに人がいないかどうか、確かめて、自然と手で扉を押さえています。

細かい例を挙げたらきりがないのですが、基本的には不便な町ですが、困っている人たちをさりげなく手助けしてくれる・・・

だから、しり込みしないで、一歩、外に出てしまえば、楽しめてしまうのです。そんな気がします。



妊婦さんにも優しいです。私もここ数日、ようやく薄着になったせいもあるでしょうが、みんな、妊婦だと気づいてくれるようになりました。

メトロで妊婦さんや、体の不自由な方を見かけても、知らん顔をしたり、急に寝始めたりするひとはいません、多分・・・。

強面の男性が、さっと「マダム!!」と言って、席を譲ってくれます!!



随分前に、日本はお年寄りや子供たちにあまり優しくないかも・・と書いたことがあるのですが、そういうことなのです。

日本ほど、便利で清潔で快適な国はないと思うのですが・・・便利すぎて、他の人たちの状況にまで心が回らなくなってしまっているような気がします。

何だか変な表現なのですが・・・。

それでは、今回はこの辺で!!素敵な一週間をお過ごしくださいね!