「ねえ、ママ、寝たらすぐに朝になる?すぐ?」

この日、娘は何度も私に聞きました。

「そうねえ、あなたたちが寝て、ママたちが寝たら、きっとすぐに朝になるわよ」



4月5日の夜、娘は大興奮でした。

日付が変われば彼女は6歳に・・・。


イースターの連休あけの6日に、まずは幼稚園のクラスでお祝いをしてもらいます。

すでに大きい紙袋に、私はジュースやお皿、ボンボン(キャンディー)やチョコレートを詰めていました。

夕方、シェフ パパのそばで、娘はアシスタントとして幼稚園にもって行くガトーショコラ(チョコレートケーキ)を作りました。




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そして・・・これが完成したもの!!




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いたってシンプルですが、ガトーショコラはフランスのとてもポピュラーなケーキなのです。

簡単にできるのですが、各家庭によって微妙に味や焼き加減が違う。


幼稚園をはじめ、子供たちのお友達のバースデーパーティーでも90%以上がガトーショコラといっても過言ではないほど。

ちなみに我が家のガトーショコラは有塩バターを使いますが、この日は子供達向けに無塩バターを使いました。

親しいお友達を呼んでのバースデーパーティーは5月にはいってから。

毎年、頭を悩ませます。


4月はイースターの連休があり、またすぐに2週間の春休みが始まります。

5月は祭日が多く、幼稚園が始まるとすぐにまた10日後にはアサンシィオンというキリスト復活から40日目の祝日の連休がスタート。

そのあとには3連休ですが、パントコトゥという聖霊降臨の大祝日(復活際後の第7日曜日)があります。



フランスでは子供たちのバースデーは水曜日か週末の午後にするので・・・ママ友達とバースデーが重ならないように話し合いながら日にちを決めます。

日本も祭日が多いですが、こちらはキリスト教に関係する祭日が殆どです。


そして・・・例のお腹一杯のバースデーのフランシス夫妻と、シャンパンの男性、ユグ夫妻を迎えての我が家でのディナー。



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毎回、結婚式でもパーティーでも、どんな場所でもいつのまにか私がカメラマンになっています。

デジタルカメラが出来て、以前に比べたらフランス人もカメラを持ち歩いているのですが、不思議なことにみんな自分の子どもは撮るようですが、こういった楽しいイベントとかではあまりカメラをもっていないのです。



フォトではなく、記憶に残したい!!ということなのかもしれませんが、でも私が撮っていると必ず「カメラのことまで考えていなかった・・・あとで、フォトをもらえる?」と頼まれます。



そんなことを言われたら、それじゃあ、任務遂行!!とばかりに張り切ってしまうのが私の性格。

でも、今回のディナーでもみんな、大喜びでフォトに見入り、アメブロのアドレスをメモして帰りました。



ちなみに、わがパートナーは週に1回は我が家でディナーをしたいのですが・・・交渉の末、月に3回としてもらっています。

しかし、これは少なくとも3回ということなので・・・


例えばヴァカンスあとなどの休み明けは、休み中に出来なかった分を一気に消化するように、週に2回なんてことも・・。

もう疲れ果てて、数日間はぐったりしています。

ちょっと前まで、木々には全く葉がついていなかったのですが、ここ1週間で一気に緑!!


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これからもっともっと、豊かな緑に・・・。

本当に美しく、深呼吸して香りを楽しんでいます!!

いまの私にとって2日続けて、夜が遅いのはかなりこたえるのですが我が家でのディナーの翌日に、友人宅のディナーに。

初体験でした!!一体何かって?



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10人でのディナーでしたが、なんと、ナント、私たち以外の8人が全員独身だったこと。

同世代で独身ということが珍しいわけではありません。



以前もお話ししたように、フランスはカップル社会。結婚していなくても、ディナーの席に彼女や彼を連れてきます。

だから、最初はこのメンバーも何組かはカップルだと思ったのですが、会話を聞いていると

「○○知っている?あなたと合うと思うのよね?」

「○○のクラブが最近いいよねえ」

という話題になっていることも。彼にとっても初体験でした!!



この日のホストのフィリップは7歳になる双子のお嬢さんがいるのですが、離婚をしていて・・・

お嬢さんたちのかわいらしい部屋もちゃんとあったのですが

「でも、あまりここに泊まる事はないんだ」

とさみしそうで、心が痛くなりました。



でも、本当にフィリップ以外の人たちは独身を楽しんで?いるようでした。

さすがに気分がよくなく、私は夜11時半にお先に失礼。


ここフィリップの住んでいるところは、以前はアーティストのアトリエだったのです。北向きの天井の高い、アトリエ。

ワンフロアのガラ~~~ンとしたアトリエをアパルトマンにし、今では40世帯近くが住んでいるようです。



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これはアパルトマンのエントランス。


そして、外観。



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夜撮ったので、分かりにくいかもしれませんが、外からみるとアパルトマンで人が住んでいるとは思えません。



広いところを細かく区切っているので、非常扉を開けるたびに長い廊下があり、廊下の両サイドに部屋が並んでいます。

天井が高いので、フィリップの部屋は細い階段をあがっていく3階建て。

他の部屋は2階建てだったり・・・様々な部屋のタイプがあるとのこと。

ある友人はチョコレート工場だったところを購入し、家として住んでいます。

いずれも外観はそのままに、中をモダンにしていて・・・日本では見かけないですよね。



安全性の問題とはいえ、なんでもかんでも簡単に壊して作り変えてしまうのは、何だかさみしいですね。

でもきっと、外観を残して、中を綺麗にするほうがお金がかかってしまのかしら?


パリ市内には、え~~ここに人が住んでいるの?と思うような古い建物や結構、汚れてる建物がありますが、そういう建物の中は驚くほどモダンで綺麗だったりして、感動します。



さて、前回のブログでは皆様、とても興味深いコメントをありがとうございました。

そうなんですよね、お隣のイタリアは同じラテンでもフランスとは全く違うと、イタリア人の友人から聞いていました。

そうだ、それから質問であったのですが・・・我が家は家でのディナーの時にはシッターさんは頼みません。

子供たちは基本的には8時にはベットに入ります。



1年位前までは、ゲストの方々が我が家に到着する前に子供たちはぐっすりと眠っていたのですが、今では、ゲストの方々に挨拶をしたい!!と起きて待っています。

これはもうしかたがないとあきらめ・・・ディナーの日は9時にベットにはいることも。



シッターさんを頼むのは、夜の外出のときだけ。

これも以前は、子供たちが完全に寝てからシッターさんが到着というパターンだったのですが、今はシッターさんが着いたら、本を2冊読んでもらって寝る・・・というスタイルにしています。

今日は長くなってしまったので・・・日仏の違いはまた次回に!