相馬市 中村幼稚園タカシ先生のブログです。幼稚園の出来事や事務連絡などを記していきます。
今日は2学期最後の幼稚園行事。「おもちつき」であります。中村幼稚園のお餅つきは、昭和のそれから杵と臼でお餅をつく慣わしとなっております。昨日お手伝いに来られたお父さんと、杵と臼を準備していました。幼稚園には3セットあるのですが、臼ひとつは年代物すぎて使用不可。「タカシ先生!3つ出すんすか?!!」の声がけに「ひとつの臼は使えないんだよ。ただ、思い入れのある臼だから捨てられないんだよね。高価なものだし」と、雑談を交わしながら準備をしておりました。さて、昨日のお手伝いがあって、本日中村幼稚園日和の下、パンパカパーン!とお餅つきが開催されたのですが、お手伝いの保護者のみなさまがたくさんいらっしゃったので、タカシ先生の出る幕はありません。しかも、餅つき名人と思われる祖母と保護者OGの参戦もあり、本当にツヤツヤで柔らかなお餅がつき上がったのであります。保護者の中には、中村幼稚園を卒園したお母さんもおり、「タカシ先生私の幼稚園の時のお餅つき、覚えていますよ!」と話してくださったり、「お餅つきは覚えていないけど、お遊戯会は覚えています。担任がリースを作ってくれて踊ったんです!」と当時を思い出している中村幼稚園OGもおりました。そして、他園を卒園したお母様が「私は幼稚園のこと覚えてないんです。唯一『フルールポンチ』が出たことは覚えています」と大笑いしたのです。昔ながらのお餅つきは本当に手がかかります。竈門でお湯を沸かして餅米を蒸すので目が離せません。蒸している餅米が蒸けあがるまで辛抱しなければなりません。蒸けた餅米をつく前には、十分に杵でこねなければ、芯が残って出来上がりは台無しです。お餅つきって見方を変えれば「子育て」にも似ていますね。こうして手をかけ目をかけてくれているおかげで、大人になってもきっと記憶に残る幼稚園でいられるのでしょう。昨日今日の保護者のみなさまのご協力は、きっと、子ども達の一生の思い出につながっていることと思いますよ。子どもはそんな親の苦労をよそに、「んまいんまい!」とお餅を食べているのですが、その姿を見るだけで親の疲れが吹っ飛ぶんですよね。かくいう、タカシ先生の息子(中学2年)も、幼稚園で一番楽しかったのは「餅つき」と言っています。薄どん、杵どん。年に一度の出番だよ!
ぱんぱかぱーん!先週末相馬市市民会館でお遊戯会が行われました。みなさんお遊戯会いかがでしたか?綺麗な衣装を着て、広い舞台でお遊戯をするのはとても緊張します。タカシ先生だって、あの舞台の上からみなさんにご挨拶するのは、毎年とても緊張するのです。さて、お子さんやクラスメイトのお遊戯。とても素晴らしいものでしたね。中には緊張のあまり固まっちゃったり、立ち位置を間違えてしまったお友達もいましたが、そりゃそうですよ。大人だってあの舞台に立つだけで膝が震えるというものです。それだのに、お友達は皆笑顔で練習の成果を存分に発揮してくれました。年少々は、衣装をきて舞台に立っているだけでも可愛いというのに、振り付けをして、隊列移動を見事にこなしました。年少さんは、振り付けを身体いっぱいに表現し、とても楽しそうにお遊戯をしてくれましたね。年中さんは、男女混合のお遊戯で、その「なりきりよう」といったら微笑ましいものがありました。そして年長さんは、さすが自慢の年長さんです。高度な隊列移動に小道具の扱い。指先一つまで意識した見事なものでした。お遊戯会は、子どもたちにとってきっと一生の思い出になることでしょう。かくいうタカシ先生も、このお遊戯会のことは鮮明に覚えているのです。ジュディーオングのような両手を広げると羽が広がるような衣装をきて、蝶々かなにかの役をやったのであります。当時は、選抜チームが白虎隊の剣舞を舞い、その練習のために現さくら組に集まって練習をした覚えもあります。この1ヶ月間、本当によく練習しました。しかも、楽しみながら。子どもは元来身体をめいいっぱい使うことが大好きです。そこに焦点を当てながら、担任が振り付けを考え、子ども達が楽しくお遊戯に臨めるように声掛けしてきたたまものです。今年も本当に素晴らしいお遊戯会になったと思います。帰りの片付けの時、年少さんご家族がタカシ先生のところへやってきました。お遊戯会で固まっちゃったお友達のご家庭です。「すみませんでした」なんて頭を下げられたお母様でしたがその後に出た言葉が「それでも楽しかったようです」とのこと。それもまた幼稚園時代の良い思い出になりますね!!みなさま、初雪という天候、足元の悪い中本当にありがとうございました!!今年の当たり席は「ここだ!」
昨夜(12/8)青森県沖で発生した震度6強の地震により、福島県沿岸にも津波注意報が発令されました。11/14のブログにおいても「スロースリップ」とした題で寄稿しましたし、11/29に発出した394号の園長便りでも「昨年のこの時期の園長便りを見返すと、能登で震度5強、そして今年は熊本で震度5強」と記してます。先日行われた避難訓練(消火訓練)に於いて、相馬広域消防の署員から「幼稚園の先生は、園児の命を守る事が最優先の仕事です。(消火)訓練をしっかりやってくださいね」と優しく、しかし真剣にお話しされました。中村幼稚園では、先のブログで書いている通り「たくさん遊ぶ幼稚園」なので、遊びに付きまとう子ども達の怪我について教員は最新の注意を払っています。子どもが遊ぶ時は教員も一緒に園庭に出ますし、危険な場面では有無を言わさず注意をします。度が過ぎている時にはタカシ先生から大目玉を喰らいます。子どもに対して対して滅多に叱らないタカシ先生ではありますが、タカシ先生には叱るラインというのが明確に3つありまして、①命に関わるような危険な遊び②自分や友達が怪我をしそうになるような行動③お友達を蔑ますような行為言動。(物を隠す。人格を否定する。容姿をバカにする等)これらのことについては結構厳しく叱ります。逆に言えばそれら以外のことではあまり目くじらは立てないのです。その1番目。命については、幼稚園教諭は真剣に向き合わなければなりません。それは、遊びも然り、自然災害も然りです。昨日の地震で気象庁から後発地震の注意情報が発出されてます。津波に関しては相馬市も想定内に含まれています。今後の余震、もしくは本震に備え、ご家庭でもう一度保育中に地震が発生したり、津波警報が発令された時の行動を確認してくださいね。青森県では「避難所に車が入りきれず長蛇の列になった」とニュースになっていました。幼稚園へのお迎えも同様の事が想定されます。お迎えの方法、経路、持ち物。小中学校へのお迎え。家族で落ち合う場所。備蓄。水。ガソリン。などなど。見直しておきましょうね。幼稚園では、今日の終業後、ロッカーやキャビネットなどの転倒防止を再確認させます。以下*気象庁HPより「北海道・三陸沖後発地震注意情報」について「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、北海道の根室沖から東北地方の三陸沖の巨大地震の想定震源域やその周辺でMw7.0以上の地震が発生し、大規模地震の発生可能性が平常時より相対的に高まっている際に発表される情報です。この情報は、後発地震の発生時期や場所・規模を確度高く予測する情報ではなく、ましてや発生を予知する情報でもありません。また、大規模地震の発生可能性が平常時より相対的に高まっていると言っても、後発地震が発生しない場合の方が多いこと、その一方、防災対応を呼びかける1週間が経過した後も大規模地震が発生する可能性があることなど、極めて不確実性が高い情報です。 このような背景を持つものの、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表するのは、過去の大規模地震が後発地震として発生している事例が知られているからであり、たとえ不確実性が高くとも警戒レベルを上げることで被害軽減を図ることができると考えられるからです。突発的に発生する地震への日頃からの備えを前提とした上で必要な防災対応を呼びかけ、より多くの人命を守るための取組なのです。 情報が発表されたら、地震発生から1週間程度、社会経済活動を継続しつつ、日頃からの地震への備えの再確認をすることに加え、揺れを感じたり、津波警報等が発表されたりしたら、すぐに避難できる態勢を準備しましょう。| 気象庁descriptionwww.jma.go.jp実は、地震発生時間に下記の「千島海溝超巨大地震」のシミュレーション(YouTube)を見ており、あまりの偶然に末恐ろしくなってしまっていたタカシ先生です。あの経験をもう一度思い出そうさくらの木の下で 第4巻: さくらの木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)
おはようございます。朝の活動を終え事務所に戻ってきたタカシ先生です。この時期、お友達は「タカシ先生になんて構ってられないわ!お遊戯の練習が忙しいの!はー忙しいそがし」なんて思いながらも、なんだか子ども達の表情は穏やかで、とても楽しそう。今日バスの運転をしてお友達のお家の前までお迎えに行くと、年長さんが自宅の駐車場でステップを踏み、両手を広げてダンスをしていました。きっとお遊戯の振り付けの練習なのでしょう。そんな様子からも、お遊戯会を心待ちにしているのが伺えます。まさしくこれが「心の教育」「楽しい中村幼稚園」なのです。さて、すべての園児が、「イヤイヤ」お遊戯を練習していたり、教員に「練習させられている」のではないのには理由があります。それは、「存分に遊んでいるから」です。今朝、タカシ先生は正門で立哨しながら、年長さんの遊びを見ていました。冒険の森の方では、担任が女の子に縄跳びを数えてあげています。担任が指を折って数えているのを見ると、結構な回数を跳んでいるようです。広い園庭では、男の子がドッチボールをしています。その快活な様子は、すでに小学生。今日は担任が白線を引いてあげていませんでしたが、それでも自分たちで工夫して遊んでいますし、内野が全員いなくなるとこれまた自分たちで整列しチームを組み直して再びドッチボールが始まります。そんな女の子と男の子の遊びを垣間見ていると正門を閉める時間8:30になりました。「どりどり」と立哨を終え門を閉めるまでのほんの1分。さっきまでドッチボールをしていた男の子が一人もいません。「ん?どこへ行った?」と園庭を見やると、蜘蛛の子を散らしたように、あちらこちらに散らばり、中にはタカシ先生に向かって走ってくるお友達もいます。「何してんの?」と息を切らせて駆けてくる男の子に聞くと「おに!おにごっこ!!」と息を切らせてタカシ先生の後ろに隠れます。鬼らしきお友達が近くまで来ると、逃げてきたお友達はタカシ先生の後ろで左右にステップを踏んでフェイントをかけ、隙を見て向こうの方に駆け出していきます。その笑顔たるや、「人生を思い切り楽しんでいる!」という表情です。鬼も負けじと歯を食いしばって逃げたお友達を追いかけます。この「遊びの展開(及び転回)」は幼児独特の行動で、決してドッチボールに飽きたのでもなく、かといって何か問題が発生したのでもなく、子どもの遊びの特徴なのです。遊ばされているなら(この場合ドッチボールをやらされていたならば)「鬼ごっこにすっか?」なんて提案したその瞬間に大人は「ドッチボールはどーする?」とか「ボールを片付けて」とか「鬼はどうやって決めるの?などど、少なからず大人の意見と指示が入ってしまい、子どもの主体的な遊びは出鼻を挫かれ、子どもは心底楽しめないのであります。子どもの遊びは長続きせず常に「展開(転回)」してこそ本来の面白みが味わえるのです。そうこうしていると女の子がお淑やかに先生とクラスに向かいます。またこの風景も秋の穏やかさと相まっていい風景。そんな様子をみた鬼ごっこに夢中になっている輩も、誰が何を言わずとも自然と鬼ごっこをやめ教室へ帰っていくのです。そうして、お遊戯の練習が始まるのです。ですから、お遊戯の練習にも身が入り、子ども自身がみずから楽しんで練習に参加し、「もータカシ先生になんて構ってられないわ!」となるのです。みなさんによく見て欲しいのはこういうところなのです。幼稚園の行事は保護者のみなさまの目に触れますが、そこに至る過程、いわゆる幼稚園の普段の生活で子どもたちが、歌わされていたり、踊らされていたり。中には「遊ばされている」なんて事がよくあるのです。幼稚園の中ってなかなか保護者の皆様の目には触れないんだけれど、HPの写真とブログを通して、中村幼稚園の子どもの表情と心のの豊かさを感じて欲しいと思います。たかーしせんっせ!って声が聞こえそう!
今日は比較的暖かな朝でしたね。お友達もいつもよりも背中が「シャン」と伸びていました。それでもタカシ先生はジャンバーを羽織って背中を丸め「うぅ〜さみーなー」なんていつものテラスに腰をおろすと、いつもの2歳児が当然のようにタカシ先生の膝の中に収まりタカシ先生は「うぅ〜あったけ〜」なんてお友達とひっつきごっこをして遊んでいるのです。そんなタカシ先生と2歳児の目の前に4歳児、年中さんの男の子が数人やってきました。その全員の手には「縄跳び」が握られています。空気も冷たくなって幼稚園では縄跳びが流行り始めました。秋の運動会の後に、年中さん全員が縄跳びをお土産にもらえたのですが、もらったばかりの頃はナカナカ跳べずにいたし、それにまだまだ暑い。そんなわけで縄跳びが流行ったのもほんの少しの期間だったのですが、空気が冷たくなるにつれ縄跳びの流行が再燃してきたのです。再燃するわけにはもう一つの理由もあります。そうです、少しずつ複数回跳べるお友達が増えてきたのです。1回が2回。2回が4回。まぁ年中さんであればこれくらいが今のところの普通の記録でしょう。中には、二桁跳んじゃうお友達も見受けられますが、タカシ先生が大いに褒めてあげたいのは1回が2回になったその瞬間です。縄跳びは、保護者の皆様が思っているほど子どもにとって簡単な運動ではないのです。その難しさは、ここでは割愛しますが、この2回という複数回跳べるようになったことで少しずつコツを掴み始め、4回、8回そして2桁回へと進んでいけるのです。言うなれば、乳児が立ち始め初めて1歩を踏み出せたあの感覚。それが、1回から2回跳べたその時なのであります。さて、そんな風に縄跳びを複数回跳べるようになった年中さんの一人がタカシ先生といつも抱っこしている2歳児のお友達の前に縄跳びを持って立ちはだかったのです。実はタカシ先生、この年中さんが複数回縄跳びを跳べることは知っているのです。だって、今まで何度か数えてあげたんですもの。そしてその度に、「2回跳べるのかぁ、すごいなぁ」「今日は3回だね、練習したんだ?!」「え?もう5回になったの?(2歳児に向かって)お兄ちゃん5回も跳べるんだって!すごいね☆o(≧▽≦)o すごいね☆o(≧▽≦)o 」と、大袈裟に褒め一緒に喜んであげていたのですから。そんな彼、今日は我々二人を見下ろしてこういうのです。「タカシ先生、縄跳び飛んでやっか?」おヌシ、今日はなんでそんなに上から目線なのだ?(笑)毎年縄跳び大会は大盛り上がり。今から練習しなきゃね!さくらの木の下で: さくらの木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}
幼稚園の各教室には、ニューブロックがたくさんあります。タカシ先生が幼少の頃は、年長時で夢中になった記憶があります。なんて言ったって中村幼稚園はタカシ先生のお家だったので、誰よりも早く教室へ赴きブロックをたくさん抱えて我が物としたり、翌日の為にロッカーの中に隠しておいた記憶もあります。そんな歴史があり子どもに人気なニューブロック遊びですが、それは当然今でも同じです。タカシ先生は今日もテラスに腰を下ろして、2歳児2人を抱っこです。そんなタカシ先生の側を年少さんがダイナミックに作成したニューブロックを持って歩いて行きました。それは飛行機の羽根の部分がムカデのようにたくさんついている多翼飛行機。まるで未来の飛行機です。そんな飛行機を「ブーン」なんて飛ばしているふりをして歩いていく年少さんを見た2歳児2人は、何かを感じ取ったのでしょう。スクと立ち上がり、一目散にそれぞれの教室へもどりました。しばらくすると、2歳児が教室からテラスに出てきました。手にはブロックで作った飛行機を持って。1学年上の年少さんが作った多翼飛行機ではないけれど、胴体もボーイング社の飛行機のようにスラリをしているし、主翼だってしっかりついています。黄色い帽子のお友達は赤いブロックをつけてコクピットまでついているんです。年少さんの大きな長い飛行機を真似て作ったその飛行機に2人ともご満悦。なところで、年少さん。飛行機が大きすぎ、重すぎたあまりにテラスに落として粉々になってしまいました。でも、そこがブロックにいいところです。壊れてもまた同じように作り直せばいいのです。ってことで、テラスに座り込んで復元し始めたところで、2歳児がタカシ先生を離れて、彼に近づいて行きます。きっと「あんなに大きな飛行機をどうやって作ったのだろう」とお兄さんの作った飛行機に興味津々なのでしょう。ブロック遊びは、既製品のおもちゃよりも、子どもの創作意欲を高め、さらに完成した物を見立てて遊ぶことで想像力も無限大に広がります。そして何より、小さなお友達は、大きなお友達が作ったものを真似て遊ぶのです。黄緑の帽子を被った年少さん。壊れた飛行機を復元するの図。
前半からのつづきさて、タカシ先生にはもうひとり子どもがいます。女の子です。こちらの幼少期もタカシお父さんが読みきかせの役を仰せつかっていたのですが、長男のそれとはちょっと違います。それこそ、1,2歳の時には「がたんごとん」や「さかながにげた」「おつきさまこんばんは」なんていう簡単な絵本を読んであげていたのですが、物語を読み始める頃に変化が現れました。それは・・・「お父さん臭いからお母さんに読んでもらう」(涙)そう言われちゃあ、タカシお父さんの出る幕はありません。しかし、お母さんが忙しかったり、早く寝せたい時にはタカシお父さんが読み聞かせをするのですが、持ってくる絵本といったら、話が長く、読むのに時間がかかるシリーズ絵本。(あえて本名は書きません)その内容は、話の展開が多く、1冊の内容が2話3話分あるのではないか?という構成。「展開が少なければ子どもにも読みやすいのに。せっかく絵が可愛いのに残念」と思いつつ、「その絵本じゃない絵本なら読んであげる。それは話が長いから寝られなくなっちゃう」と別の絵本を持って来させるのです。代わりの持ってくるのは女の子向けのディズニー系でした。話は変わりますが、絵本は、物語を楽しむや、字に親しむ事の他に「絵を読む(見る)」事も絵本の役割の1つです。このシリーズ絵本は子ども自身が絵を楽しむと言う面では素晴らしい絵本なのですが、ここで言っているのは「就寝前のウチの読み聞かせの場面では向かないかな」というだけです。かくして、「タカシお父さんは臭い+絵本を最後まで読んでくれない=絶対にお母さんに読んでもらう」の図式が出来上がり、現在に至るまで読み聞かせは母であるK子先生のお仕事になったのであります。もちろん、K子先生もそのシリーズ絵本は敬遠気味ではあったのだけれど。小学生になったある日、娘が「お兄ちゃんはどんな絵本読んでいたの?」というので、どろぼうがっこうを紹介したところ、珍しく「お父さん読んで読んで!!」とせがむもので、お兄ちゃんの時のように抑揚を付けて読んであげました。するとさすが兄妹。同じ場面で何度も笑い、「もう一回もう一回」とか、ヌキアシサシアシのところはたかしお父さんと一緒にリズムに乗って歌ったりとか。それはそれは楽しい時間を過ごせ、楽しすぎて寝れなくなっちゃうぐらいの大笑い。先に書いた「シリーズものは寝られなくなるので読まない」という説得力が皆無になる程です。それからしばらくの間、娘はお父さんの後ろからついてきて「ヌキアシサシアシ♪(ギャハハ〜)」と大笑いするのです。「読み聞かせの効果」として山形県と東北大の共同研究において「子どもの語彙力が増える」とか「親のストレス軽減につながる」とか、そう言う研究成果があったようです。それはそうなんだろうし、そこを視点に「だから読みきかせっていいよ」という啓発なのでしょうが、タカシ先生はちょっと違います。読み聞かせを一通り終えた親として言えることは、もしあの時、子ども達に読み聞かせをしていなかったら、「こういた思い出はなかっただろうなぁ」と言うこと。子どもの幼児期って、子育てや生活でイッパイイッパイなのですが、ほんの数分を読み聞かせに時間を費やすことで、親にはこんなにも暖かなで豊かな一生の思い出ができると言うこと。「よみきかせ」それはきっと、子どもに読み聞かせをしているのではなく、10年後の自分へのご褒美だと、タカシ先生は思うのです。調子にのって続編も買ったけど…どろぼうがっこうぜんいんだつごく (かこさとしおはなしのほん)Amazon(アマゾン)こちらはこどもへの評判はあまり良くなかった。読み聞かせには不向きなタカシ先生著(泣)さくらの木の下で: 桜の木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)
「よみきかせ」と聞くと大抵の保護者の皆様は「忙しくてそんな時間はありませんわ!」と鼻息を荒くすることでしょう。そうですね。世の中のお母様方は、自分のことは二の次で、子どものことが最優先。中には子どもはひとりなのに、「うちには髭の生えた大きな子どもがもうひとりいるんです」なんて、パパさんのことを子ども扱いしているご家庭もあることでしょう。さて、先週と打って変わってタカシ先生は久しぶりに週末剣道の行事が入っていないお休みでした。ちなみに、今週末3連休は、またまた剣道関係が入っており、K子先生の堪忍袋の緒が切やしないか今からドキドキしております。おーくわばらくわばら。そんなもんで、今週末のお休みは娘とK子先生が自転車で小学校の近くの公園に行っている間(タカシ先生の自転車チェックのブログを読んだからかしら?)スマホを眺め「ほうほう。スロースリップは結構マジで起きておるのね」とか「非常事態の持ち物ランキングはなんだ?」とか「家に備蓄してあるカップラーメンがいつの間にか中2の息子に食べられておる!夜中にそぉ〜っと食べているに違いない。そんな愚息にはアイアンクローを食らわせてやる!」とか、「何はともあれ、1週間地震もなくてよかったな」とコーヒーを啜っていると、こんな記事を目にしたのです。「読み聞かせは、子どもの語彙力を増やすだけでなく、親にとってもストレス軽減になっている。(by山形県×東北大共同研究)」なるほど!それはそうかもしれないな。と、タカシ先生は大きく膝を叩きコーヒーをこぼしたのであります。先に書いた通り、子育て世代の親御さんというものは、本当に忙しいものです。タカシ先生にもそんな時代がありましたので、大いに保護者の皆さんの気持ちがわかります。しかし、長男の幼少期には、読み聞かせはタカシ先生の役目でありました。20時にベットに入り、息子には好きな絵本を持って来させます。それを読んであげて寝付くのが日課でありました。息子は様々な絵本を持ってきましたが、息子の反応が一番よかったのが「どろぼうがっこう@かこさとし」です。最初のうちは、真面目に本を読んであげていたのですが、10回も読まされると、こちらが飽きてしまいます。そこで、1ページ飛ばして読んでみると「お父さんズルしないで」とか。ちょっとセリフを変えてみると「お父さん、そうじゃない」とか。面倒になって途中で寝たふりをすると「お父さん、本当は寝てないでしょ」とか。ベットの中では、だらしないお父さん丸出しで読んであげておったのです。タカシお父さんの気分が乗っている時には、どろぼうがっこうの生徒のセリフに抑揚をつけて読んであげたり、「ヌキアシサシアシ」の場面では、音階を入れてあげたり。そんなふうに面白おかしくすることもありました。その度に「あれやって!」とせがまれたり、息子と一緒に同じセリフを歌ったり。そういうふうにデフォルメが過ぎるもので、K子先生はいつも「寝る前にそんなに大笑いしていたら寝られないでしょ!!」と、カンカンになっていたものですが、男親と息子というものはそんなのお構いなしなのです。「いいんだもーん」とあっかんべーを食らわし布団に潜って「クックック」と笑い合うのです・・・後半へつづく息子が少期にはまった「どろぼうがっこう」どろぼうがっこう (かこさとし おはなしのほん( 4))Amazon(アマゾン)
夕方こんな記事を見ました。三陸沖の地震活動「スロースリップ」の可能性…東日本大震災の前にも発生 政府の地震調査委員会(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース政府の地震調査委員会は9日に三陸沖で発生したマグニチュード6.9の地震などについて、東日本大震災の前にも発生していたゆっくりと断層が動く「スロースリップ」が起きている可能性があると指摘した。 今月news.yahoo.co.jp毎週金曜日に発出している園長便り。今週は三陸沖地震が頻繁に発生していることもあり、「地震時のお迎え方法(冬バージョン)」についてのお手紙を月曜に発出したところです。何事もないといいですが、地震予知は現在の科学では無理なので、今週末は是非「幼稚園のお迎え経路(複数・自宅、職場からの経路)」「ガソリン(満タン)」「備蓄品(アルファ米、レトルト、ビスケット等3日」「飲料水(3L×人数分×3日)」「避難場所」「家族集合場所」「おむつなどの衛生用品」「防寒対策」「感染症対策」「バッテリー・発電機」「自転車を持っている方は空気圧!などの自転車整備」そして秋晴れの下、サイクリングなんていいですね!!2011.3.9の地震。コレが3.11のスロースリップなのか?!3.11前後の幼稚園が、コレだ!!さくらの木の下で 第4巻: さくらの木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)
朝の自由時間、正門で立哨を終えたタカシ先生はいつも、テラスの定位置に腰をかけます。最近年少さんは、随分とお兄さんお姉さんになっちゃってタカシ先生に寄ることもありません。満3歳児(2歳)のお友達が増えたということもあるかもしれません。だって、タカシ先生の膝の上に、決まって黄色い帽子を被った2歳児の男の子が陣取っているからです。ひと学年上とはいっても年少さんはまだ3歳です。甘えたかったり、寂しかったり。そういう気持ちがまだまだあるはずなのに、年下のお友達がいるとお兄さんお姉さんの立場上「しょうがねーなー、タカシ先生の膝の上譲ってやるか」って感じなのでしょうか。今日もタカシ先生の膝の上には、2歳児のお友達が抱っこしています。お友達の黄色い帽子を目の前に色々な話をしていました。「明日はお休みだよ。何して遊ぼうか?」「今日もママに抱っこしてもらってきたね」「今日はお庭にお兄ちゃん(年長さん)たちがあんまりいないね」などなど。2歳児のお友達も、2歳児らしく返答してくれたり、自分の思いの丈をタカシ先生に話してくれるので会話も弾みます。そんな2歳児と戯れているタカシ先生の後ろのテラスをマッハで駆け抜ける年少さん。「くらー!廊下を走ったらお尻ペンペコちゃんだぞぅ!」なんて威嚇ビームを発しながら、「んもぅ〜お友達とぶつかったら危ないんだよねぇ〜」って2歳児と頬を寄せて話に戻りますが、そんなタカシ先生の言葉は年少さんにとってはどこ吹く風なのです。黄色い帽子の2歳のお友達も気まぐれで、タカシ先生の膝の上でお話ししてるかと思えば、スクと立ち上がり部屋に戻ってブロックを持ってきたり。同じ黄色い帽子の同級生が目の前を通ればまたスクと立ってついて行ったり。ですので、タカシ先生の膝の上は空いたり埋まったり空いたり埋まったりの繰り返し。そんな一瞬を見逃さずにテラスの後ろをマッハで駆け抜けていたオレンジ色の帽子の3歳のお友達が、スチャとタカシ先生の膝の上に座りご満悦です。実はこのお友達のお兄ちゃん学年で背が一番高くて大きなお友達でした。お兄ちゃんが年中時の4歳の時、年少さんや年少々さんばかり抱っこしているタカシ先生を、いつも横目に見ていたのでしょう。テラスに誰もいなくなった瞬間を見計らって、大きな体をタカシ先生に預け、膝の上に抱っこしタカシ先生を見上げ「ニヤリ」とほくそ笑んだのです。もちろん学年で一番身体が大きいのでとても重かったのだけれど、そこはタカシ先生です。「どんなに大きくても、4歳だもんね」とお兄ちゃんの心ゆくまで抱っこしてあげ、頭をぐりぐりほっぺをすりすりしてあげた思い出がある、卒園生。その弟くんです。オレンジの帽子を目の前に「君たちはやっぱり兄弟だよね〜」と彼の頭を、年中時のお兄ちゃんの時の様に、思いきりなでなでしてあげた後の写真が、コレです。なかなかの写真でしょ?ლ(❛◡❛✿)ლ抱っこ抱っこ抱っこは、桜の木の下でにも!さくらの木の下で: 桜の木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)
秋も深まり、冒険の森の紅葉も一段と色づき始めました。今年は、昨年と違って「どんぐり」が全く実っていません。冒険の森の木々の9割は楢の木なのですが、落ちているどんぐりは黒くふやけた昨年落ちたものばかり。ツヤツヤと光ったどんぐりが全く落ちていないのが心底残念なタカシ先生です。それでも冒険の森が開くとお友達は、水を得た魚のようにイキイキとそして一斉に森の中に散らばっていきます。あまりの勢いに先生方は「森の中は走っちゃダメだよー!」と声をかけなければならないほどです。園庭と違って起伏があったり階段があったり。いわゆる芝生の庭のように真っ平ではありませんので、それなりの「ルール」というものが自然遊びの中には存在するのです。そんなルールの中で子ども達はとても楽しそうに遊んでいます。先ほど「起伏」の話がでましたが、冒険の森では「全身」を使って遊びます。昨今、園内に「ボルダリング設備を設置しませんか?」という触れ込みがあり保護者のみなさまはそれにも惹かれるようですが、それはいわゆる教具であり自然ではありません。もちるんその楽しさもあるのでしょうが、子どもが興味を示すかどうかはまた別物。だって「教具」ですから。一方冒険の森を楽しめない子どもは一人もいません。森の中を歩くだけでも楽しめます。ボルダリングのように四肢をいっぱいに使ってロープ網やハシゴ階段。中には「崖」をよじ登るお友達もいます。長い滑り台を滑ったり、そこに上がるまでの長い階段を登ったり。しゃがんで昨年落ちたどんぐりを拾ったり、この時期生えてくる「きのこ」を眺め「毒キノコだ!」と想像力を膨らませたり。甲虫の死骸を見つけて夏を思い出すお友達もいますし、小さな木の実を「どう見てもBB弾にしか見えない!」と笑っているお友達もいます。草をかき分けまさしく「冒険」を楽しむお友達もいれば、「ふぅ〜疲れた」とタカシ先生の隣に腰掛けるお友達もいます。幼児学者や養老孟司先生は「子どもを森へ返せ」とよく言います。冒険の森の中の子どもの姿を見ると、その中には無限の学びが詰まっているのです。コンクリートに囲まれ、与えられた遊具や教具で大人(教員)の思っているように遊ばされるよりも、こうして自らの思いや経験を存分に使って自由に、しかしある一定のルールの中で遊べる環境が子ども達には必要でしょうね。木育インストラクターのタカシ先生は、そう思うのです。漫画にでも出てきそうなきのこが生えてましたよ。食べられるのかしら?森の中には、人として楽しめることがいっぱい。さぁ!冒険の森へ行こう!!さくらの木の下で: さくらの木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)
昨日、津波注意報が岩手県沿岸に発令されました。起因は、三陸沖で発生したM6.9の地震です。我が街も同時刻に揺れました。タカシ先生は、息子の剣道の帯同と審判で、土曜日若松。日曜磐梯熱海の2往復から帰ってきたばかりだったので、ベットに横になっていました。ユーラユーラと揺れていることには気づいたのですが、「よっぽど疲れているんだな。自分が揺れてる」と感じていたのですが、TVを見ていた娘が「津波注意だって!」という言葉に飛び起き、揺れていたのは自分ではなく大地であったかとTVを見たのであります。というわけで、今週金曜発出予定の園長便りは、急遽本日発出しています。なぜって?それはあの3.11の数日前にも同じように津波注意報が発令される地震があったからです。M6.9は決して小さくない地震ですので、災害時のお迎えの方法等を見直し、今週はみなさんも少し地震に注視しておいてくださいね。これからは「防寒対策」「インフル対策」「雪の場合のお迎え方法」など、見直す点がありますよ!そして、3.11の幼稚園はこちらで回想できます!さくらの木の下で 第4巻: さくらの木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)
本日、中村幼稚園日和の下、幼稚園園庭にて「こどもの音楽会」が開催されました。園庭で催す行事は、天候が心配なのですが今日は見事な秋晴れ。子ども達と保護者の皆様の頭上には、真っ青な秋空が広がり、みんなの背景には色づき始めた冒険の森の紅葉が拍車をかけて秋を深めていました。さて、鑑賞された皆様。こどもの音楽会いかがでしたか?澄み渡る秋空に澄み渡る子どものうたごえは、本当に大人の我々の心を打ちます。楽しそうに歌う子もいれば、少し緊張気味で歌うお友達。張り切りすぎて歌詞を忘れちゃったり、ここぞとばかりに大きな声を出してみたり。特に年少さんと年少々さんの合奏は見事でした。2歳3歳の子ども達の「合奏」ですよ、合奏。なんとまぁレベルの高いこと!それぞれのパートに分けて行われる合奏は、お見事!の一言です。もちろん、年中さんのピアニカだって素敵でした。娘息子が在園時にタカシ先生も時々やってみたのですが、息が続かないのです。あれはですね、奏でる事よりも子どもの心肺機能をあげたり、指先の巧緻性を養うものだと、心底感じたのであります。もちろん綺麗な音階も奏でられますが、やはり音よりも身体を育むための教具なのです。決して音感を育てるものではないと思うのであります。絶対音感を身につけるには、やはり「ピアノ」でしょうな。息を切らせながら行うピアニカでそれを養うなんて無理があります。あ、息を切らせるのはタカシ先生だけか。年長さんは、バルーンと簡単ダンスです。これがまたミモノで、保護者の皆様も目が釘付けでした。そしてダンスに至っては、園庭がダンスホールと化し、アンコールでは各学年の園児が入り乱れて踊っていました。今日の本番は、保護者の皆様やお客様がいらっしゃったので、盛り上がりもいつもの半分でしたが、練習の時なんて年中、年少、年少々さんがテラスの一斉に出てきて、園庭で踊る年長さんと一緒に、「からあげ、らーめん、たこ焼きーー♪」と一心不乱に踊っていたのですよ。そして、最後のサプライズプレゼント。保護者の皆様にご協力いただいて、タカシ先生までポケットに入りきらないほどのお土産をいただきました。このサプライズがこれまた良い雰囲気を醸し出しましたね。今日行われた「こども音楽会」タカシ先生は本当に心を打たれました。子ども達みんなに「ありがとう!」ですね!!ひっさしぶりの「ルマンド」大変美味しゅうございましたこちらもありがとうございました。幼稚園園庭に、キャンプ用の椅子を持ち込んで何がはじまるのだ?!
今日は比較的暖かく、半袖でもいいような陽気でした。タカシ先生も最初はウィンドブレーカーを羽織っていたものの、日が高くなるにつれ1枚2枚と脱ぎ、この時間は半袖ポロで事務所におります。ただ、朝晩の冷え込みが激しくなってきましたので油断は禁物です。さらに、市内ではインフルエンザが猛威を奮っています。兄姉などが患っている場合もあるかと思いますので、園児も万全を機してくださいね。なにせ、今度の木曜日は、「こども音楽会」ですからね!!さて、そんな陽気な幼稚園園庭を見上げると、真っ青な秋空に「勝ち虫」が沢山舞うようになりました。年長男児は特にこの勝ち虫が大好きで、「枝にとまらないかなぁ」とか、人差し指を突き出して「ここにとまっておくれよ」と願っています。子どもの背丈じゃ届かないところにとまれば「先生とってよ!」と、年長男児でも可愛いお尻をフリフリしてお願いしにくるのですから、どれほど勝ち虫が好きなのか窺い知れますね。想像力豊かな皆様なら、勝ち虫がもうなんのことかはお分かりですね。そうです「トンボ=勝ち虫」なのです。タカシ先生が剣道を嗜んでいることはすでにご存知と思います。剣道家にとってトンボはとても縁起が良い虫なのです。まず、トンボは前にしか進めません。ホバリングはできますが後退はできないんですよ。「下がること」「退くこと」とヨシとしない剣道では、下がらず真っ直ぐに飛び続けるトンボは不退転を意味し好まれるのです。ですから「勝ち虫」と言い替えるのです。武士の兜なんかにも、トンボをあつらえた飾りがあったり、剣道具の刺繍にもトンボをあしらえたりします。もう一つは「害虫を食す」ということです。五穀豊穣を願い害虫を退治してくれるトンボを勝ち虫として崇めたのです。ということで、少なからず武士の世界、今では剣道の世界では勝負に勝てるようトンボを「勝ち虫」と呼んでおるのです・閑話休題そんな1日を過ごした帰りの時間。タカシ先生はこんな勝ち虫をゲットしたのです。どうです?すごいでしょう?オニヤンマには勝てないけど、イトトンボもなかなか良い味出してます。そんな勝ち虫を崇める剣道体験は11/3!ぜひ遊びにきてください!!
みなさん、「ほれ、これで好きなものを買ってこい。条件はただ1つ。お金を使い切ること」とお金を渡されたらどうです?タカシ先生は半狂乱に陥ったあげくに、気になる店という店を巡り、いただいたお金を使い切ったはいいが、半狂乱でいるために後で振り返ってみると、「これって本当に必要だったのか?本当に欲しいものなのか?」と過去の自分を責めに責めてしまうことでしょう。さて、今日はお店屋さんごっこです。それだというのに、お友達は全員が外遊びを楽しんでいます。さすが、中村幼稚園の担任です。お金をもらって「好きなだけ買っていいよ」と言われるその前に、お庭で体をいっぱいに使って遊び、ちょいと疲れたところで「はい、これで好きなものを買っていいですからね。お金は全部使ってくださいね」と、自作の財布にお金を入れてくれるのですから。ですからタカシ先生のようにお金を渡されて半狂乱に陥ることもなく、「うっしっし、おとといはウィンドーショッピングで目星をつけておいたし、昨日はお金を少しだけもらって実際に買ってみたし、そして今日は本番だけど、たくさんお庭で遊んだおかげで少し落ち着いて、そして冷静に買い物ができるぞ」と、テンションをやや抑えていざ出陣なのであります。タカシ先生も一緒にお買い物を楽しんだのでありますが、お友達のその一挙手一投足がめちゃめちゃおもしろい。ある年少男児は、ホールが開き開店するなり、全速力でタカシ先生の前を駆け抜け、自動販売機へ一直線。その勢いたるや関西でセール品目掛けて走る関西のおばちゃんのよう。その表情を写真に収めようとしたのですが、シャッターを切る前に目の前をマッハで素通りなのです。年長男児に至っては普段、「けっタカシ先生なんて必要ねーぜ」みーたーいーなー、年長であるにも関わらず、誰とも戯れずレストランで独りジュースとケーキを注文し、寡黙にケーキを嗜み「井之頭五郎(孤独のグルメ)」のように悦に浸っているのです。そんなおもちゃのケーキにご満悦な彼をみて、タカシ先生は含み笑いが止まらないのです。年中女子は、おてて繋いでランランラン♪です。何を買おうか相談したり、これがいいんじゃない?なんて話し合ったり。このお店屋さんごっこは、その子の性格が如実に現れるので、本当に面白いのです。特筆すべきは年少々さんでしょう。お店屋さんごっこはとても高度な行事です。お店屋さんでは何を売っているのか、自分が欲しいものは何なのかを吟味し、お目当てのものを見つけたら自分でお店屋さん役の年長さんに「これください」と言い。自分の財布からお金を出し支払います。お店屋さんは「これどうぞ」と品物を出しますが、気に入らなければ「それじゃない」と言わなければなりません。そうすると今度は「どれがいいですか?好きなのどうぞ」という具合。このやりとりというのは、子どもにとってとても勇気がいる行動なのです。それがまだまだできないのが年少々さん。いわゆる2歳のお友達。そんな2歳児がK子先生にこんなことを言ったみたいですよ。「ほく、まだ、これくださいっていえないから、せんせい いってくれる?」と。控えめに言って最高!!(^ ^)毎年大盛り上がりのお店屋さんごっこは第2巻!さくらの木の下で: さくらの木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)そして、タカシ先生主催の相馬市剣道祭はこちら!!
日に日に寒くなってきました。ここ数年、猛暑酷暑からあっという間に寒くなってしまい、なんだか「秋」がなくなってしまった感じがするのはタカシ先生だけではないはず。タカシ先生は9月後半生まれなこともあって「好きな季節はなに?」と聞かれると断然「秋!」と答えるのですが、最近の9月は夏真っ盛りで、今日のような冷え込みになると10月は秋じゃなくて、初冬、という感じですね。そんな季節の変わり目な幼稚園。夏の日差しからお友達を守っていた木々は例年通りに色づき、折からの寒さで落葉し始めました。綺麗なオレンジ色に色付いた桜の葉が、風にのって園庭に落ちてきます。春の桜はものの1週間で散ってしまいますが、秋の落ち葉はこれから数ヶ月かけて落葉です。ですので、幼稚園の落ち葉遊びは今がハシリ。そして、今日は早速年少さんが、ケーキに落ち葉をちぎってデコレートしております。「タカシ先生ケーキを作ったの。いちごが乗っているのよ!」と、自慢気に見せてくれたそのケーキがこれ。園庭に引かれている石灰の混じった砂を集めてクリームを表現し、赤い色の桜の落ち葉をちぎっていちごに見立てたそのケーキの出来栄えに、タカシ先生は「おぉ!美味しそうだなぁ、タカシ先生はいちごのケーキが大好きなんだぞぅ!」と、目をハートにしてご馳走になるのです。これからまだまだ落ち葉が降ってきます。時には園庭が落ち葉で埋まっちゃうほどの量なのです。その掃除が大変なのではあるけれど、こうしてお友達が秋遊びに興じるようになると、短い秋がどんどんと深まっていくのです。いちごケーキ。美味しそうでしょう?春は桜の実。秋は桜の葉。桜で遊ぶ幼稚園は、ここだ!!さくらの木の下で: 桜の木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)
タカシ先生が事務所でお仕事をしていると、(とはいっても、今日の前半は雨模様だったので、HPの更新を一気にしていただけですが)雨が上がった園庭で遊んでいたお友達が「たーかしせんせい、なーにしてるの?」と、事務所を覗き込みます。HPへの写真のUP中だったので「ん〜お仕事・・・かな?」なんて曖昧な返事を返すと「お仕事なんてしてないで、おいでよ!」とお誘いのお言葉。UP中は、PCも使えませんので、ジージー言っているPCを放っておいて「んじゃ行ってやっか」と重い腰をあげました。ここ数日天気が悪く、園庭遊びができませんでしたので、お友達はここぞとばかりに遊んでいます。今朝なんか年少、年少々担任が「雨が降る前にあそんじゃぉう!」と、雨が降る前に園庭遊びをさせてくれましたし、先に出てきた年中さんも雨が上がるや否や外遊びです。秋雨で空気が澄み、ちょっと肌寒い園庭ですが、身体をめいいっぱいに使って遊んでいる子ども達は、半袖半ズボン。タカシ先生に「寒くない?」なんて言われても「あついー!!」と言って園庭を駆け回っています。そう、駆け回っています。ということは、タカシ先生と遊んでくれないのです。「お仕事なんてしてないで、おいでよ!」と誘ってくれた彼なんか、どこのいるのか全くわからず、タカシ先生は背中を丸めて、「今日は暑いんだか寒いんだかわかんねぇや」と独りポッツーンです。近くで遊んでいた女の子に声をかけてもニベもない返事。仕方なく定位置のテラスの腰を下ろしてみると、年少々さんの時にたくさん抱っこしてあげていた女の子が近づいてまいりました。独り寂しいタカシ先生を見かねたのでしょう。その女の子に「前みたいに抱っこしようか?」と声をかけると「いぃーーーー!!」と、断固拒否され逃げられちゃいました。チェッ。誰も遊んでくれないなら、また事務所にもどってHPの写真のUPでもしよーっと。ということで、HPのあちらこちらの写真をUPするために、背中を丸めて事務所に戻るタカシ先生なのでありました。タカシ先生が必要なくなる時期。それが10月(涙)さくらの木の下で: さくらの木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)そしてタカシ先生の剣道教室で剣道体験あります!是非お越しください!!
みんさんおはようございます。3連休中日、みなさんいかがお過ごしですか?昨日は雨でしたが、今日は晴れ間が見られる朝です。今日明日と、秋の行楽にはいいかもしれませんね。タカシ先生は、本日お仕事です。今週月曜は高熱のため幼稚園をお休みし、火曜は、微熱だったため、バスの運転のみとしました。月曜に発熱外来を受診しましたが、コロナでもインフルでもなく。主治医が「敏感な機器の検査ですから結果に心配はないですからね、園長先生。ただ喉が真っ赤です。膿んでいないので、解熱したら出勤してもいいですよ」との診断でした。そして週後半はやはり声が出にくく、マスクをして無言で出勤というわけ。と、週明けお仕事しなかったので出勤してます。さて、昨日は中2の息子の新人戦でありました。もちろんタカシ先生が外部コーチを務める剣道部です。結果からいうと、4戦3勝1敗。個人の成績としては「まぁまぁ」というところでしょうが、コーチとして、親父としては、もう1勝を望むところです。ただし、私自身も選手の経験がありますので、「勝つ難しさ」というものは嫌というほど知っています。「どれだけ努力をしても報われないんだ」という経験は大会のたびに痛感しました。しかし、その努力が無駄ではなく、50歳になった今になってその努力が糧になっているという事も痛感しているところですので、勝ち負けというよりも、今までの息子の努力は大いに認めてあげています。なにせ、親子ガチンコ勝負で闘志むき出しでかかってくる様になりましたし、なにより本番で、見事な「メン」を奪取し親父の度肝を抜き、さらに審判長からも「あれは荒くんの息子かい?素晴らしいメンを打つよね」と直直にお褒めのお言葉をいただいたのですから。結果はもとより、その努力は誰かが認めてくれているものです。そして閉会式後。保護者一同が選手の前に並び、結果報告です。タカシ先生は先にも書いた通り、コーチ兼親父なもので、その場から離れだいぶ離れたところでその様子を伺っていました。やはり「コーチ」がいると、選手はコーチを気にしてしまいますし、私自身の中学生当時は「親なんて別にどうでもいいぜ。できれは試合なんて観にくるな。実力が出せねーんだよ」みたいな思春期真っ只中だったもので。しかし、剣道部保護者会長は「コーチも!!」と呼ぶので「私は毎日生徒と一緒にいますから、いいんです」と断る声を遮り「親として!」と呼び出されました。それを言われると石原慎太郎と同様「肩書きをどうやって外したらいいんだい」と言いたくなるところを抑え、選手から親へのメッセージが・・・うちの息子。「いつも稽古をつけてくれてありがとうございます。今回期待に応えられなくて申し訳ないです」と。いやぁね、その言葉は嬉しく頂きますが、毎回言っている通り、「剣道は、稽古こそが第一で、結果はその次。負ければ稽古が足りないという事ですし、勝って兜の緒を締めよ」なのです。中学入学以来、稽古無欠席な優秀な態度の息子。悔しさのあまり、顔面蒼白でそんな事を言う息子にコーチ兼親父は「お前顔色悪いよ」と返しながら「息子に期待?きたいなんか、してねーし、してねーよ。あぁしてないさ」と、思春期のタカシ少年のように家族に反抗心を抱きながら、微笑みあと1勝を悔やむのでした。まぁ、勝たせてあげられなかったのは、コーチの実力不足以外のなにものでもないでしょう。コーチ兼親父、および審判長を唸らせるメンを放った息子よ、よくがんばりました。100点。39度に迫る勢い。インフルエンザが流行り始めましたので、みなさんご注意ください!
皆さんの遠い過去の記憶はどこまで遡れますか?タカシ先生は、幼稚園時代の年長時の夏祭り(お泊まり会)とお遊戯会まで遡れます。記憶を辿る方法として、「小学校当時の通学路を思い出すと、その当時の記憶が蘇る」と本で読んだことがあり、タカシ先生もタカシ少年だった頃の通学路を思い出してみたことがあります。小・中・高と。そうするとそれぞれの年代で、結構面白い記憶が蘇ってくるうえに、通学路以外にも学校生活が鮮明に蘇ってくるので結構オススメです。皆様も是非一度通学路を思い出してみてください。あそこでこんなことがあった。とか、友達がこんなだった。とか、あそこのお店は今どうなっているんだろうとか。さて、タカシ先生はこの秋の清々しい時期に年少さんにある質問を投げかけます。今年は2歳児保育のお友達も多いので、同時に聞いてみますが、やはり3歳児お年少さんの方が的を得た答えが返ってくるので結構面白いのです。以下に子どもの答えを記しますので、皆さん、タカシ先生がどんな質問をしたのか想像してみてください。わからない覚えてないミルクを飲んでたおもちゃで遊んでたこちょこちょしたツンツンしてた蹴っ飛ばしたおしっこの匂いがした「あはは」と笑ってた目を瞑ってた寝てた誰かとかくれんぼしてた空の上にいたお母さんならどんな質問だったのかわかったかもしれませんね。3歳児は、自分の思いを自分の言葉で話せるようになる時期です。論理的に考えることはまだ難しいので、タカシ先生の質問の趣旨を考慮せずに生の、本能の答えを返してくれるのです。秋の大きな行事体育フェスティバルが終わり、秋空も高く、清々しいこの時期。3歳児も半年の幼稚園生活を終えて、自分を思う存分に表現できる時期なので、この時期に聞いてみるのです。3歳児に混じってタカシ先生の周りをうろついている2歳児にも同じように聞いてみるのですが、やはり2歳児はまだ自分の言葉で話ができず、3歳のお兄さんお姉さんの真似を言って返す子が多く見受けられます。そして、タカシ先生は息子娘が3歳の時に同様に聞いてみました。息子の答えはこうです「お尻が見えた」もちろん娘にも聞いてみましたが、娘は「忘れちゃった」です。3歳児のその答えは、「それは想像だね」とか「夢だね」と思うこともあるのですが、中には「それは本当かもしれない!」と思うことがありますので、是非みなさんも聞いてみるといいと思います。そして、4歳のお友達にも聞いてみますが、4歳児のほとんどは「覚えてない」とか「忘れた」と答えます。この質問のタイムリミットは3歳前後ということになるのです。もしかしたら、親にとって一生の宝物となる答えが返ってくるかもしれませんよ。ここで注意が必要です。人の記憶というものは「忘れるから人として壊れないでいられる」のだそうです。そう、人は忘れる生き物。生きていく上でそんなに重要ではないものは記憶から抹消され、新しい記憶をインプットされ、その繰り返しで生きられるのだそう。もし、子どもから答えが返ってこなくても、覚えていなくてお、それは生きている証ですので、「親の望む答え」は絶対に期待、強要してはなりません。そして、タカシ先生の質問は、もうわかりましたね。「あなたは、お母さんのお腹の中で何をしていたの?」です。我が息子が「お尻が見えた」という答えは、「お、お前生まれた瞬間から目が見えていたのか?!」と驚いてしまいますよね。みんなは幼稚園の記憶、残っているかなー?さくらの木の下で 第4巻: さくらの木の下で紡がれる子ども達の記録Amazon(アマゾン)
今日2回目の更新です。まいど。先のブログを更新し、慌てて園庭に出たタカシ先生です。園庭には年中さんがあそんでいたのですが、タカシ先生が園庭に出た頃には「年少さん」に入れ替わっていました。まぁね、年中さんはタカシ先生になんて全然見向きもせず、かえって年少さんや年少々さんの方が「タカシ先生だっこー!」とか「タカシ先生何してるの?」とか。中には「タカシ先生何しにきたの?」なんて、タカシ先生を構ってくれるので、こちらの方がありがたいのです。さて、清々しい秋空の下。タカシ先生は冒険の森の前に陣取ります。そこは桜の木の木陰になっていて、今日のような暑さでも風が吹くととても気持ちがいいのです。そこへ年少さんが「タカシ先生!これお母さんの匂いがするよ!」って。両手を包むようにしてやってきました。タカシ先生は、「匂いかぁ・・・加齢臭漂うタカシ先生は『匂い』って言葉あんまり好きじゃないなぁ」なんて内心思いながらも「どれどれ」とお友達の両手に包まれた植物の匂いを嗅いでみます。「(くんくんくん)わぁ〜素敵な匂いだね!」年少さんのお友達の両手をそっと開いて見るとそこには金木犀の小枝が。年少さんのお友達のお母さんは、金木犀の香りがするんですね!すてきだなぁ・・・。幼稚園には様々な植物が植えてあります。金木犀、どこにあるのか探してみてくださいね!