初代国立劇場さよなら公演(69)―最後の文楽公演―。いよいよ初代国立劇場の文楽公演も最後に。「通し狂言 菅原伝授手習鑑」の後半を観劇します。 第1部は「車曳の段」から「天拝山の段」まで。四段目は、歌舞伎でもほとんど上演されません。 第2部は「北嵯峨の段」から「大内天変の段」まで。ここで一番有名なのは「寺子屋の段」でしょう。 ロビーには「豊竹咲太夫 病気療養のため、八・九月文楽公演を休演します」と記されたおしらせが掲げられていました。