天覧相撲の裏側(5)―奈良出身の徳勝龍が優勝―。今年の初場所は、幕尻から徳勝龍が優勝。西前頭十七枚目での優勝は、史上最低地位だったそうです。この徳勝龍は、自分と同じ奈良県出身。自分の生きている間に、奈良で生まれ育った力士が幕内優勝するとは思っていませんでした。この日の入場券は、すでに売り切れ。まだ当たり前のように国技館が満員になっていたころです。天覧相撲は、徳勝龍が優勝争いのトップに立った日。ご到着を待つ見物たちも、ラジオなどで盛り上がっていました。