平成・令和の十連休(5)―光格天皇仮御所―。特別公開の1つ目は、聖護院。 本山派の総本山で、かつては皇族が住職を務める門跡寺院でした。 光格天皇は、今回の代替わりで知名度の上がった方のひとり。 閑院宮家出身の天皇は、もともと聖護院に入る予定でした。 しかし、時の後桃園天皇崩御によって皇位継承。 天明の大火によって京都御所が焼失したときは、ゆかりの聖護院を仮御所とされました。 今回拝観したのは、17世紀後半に建てられた宸殿の内部。 光格天皇が政務を執ったこの広間は、撮影可能のエリアでした。