行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
女性の人生の中で、
避けて通れないものの一つが
介護の問題です。
実に介護者の7割以上が女性なのです。
◆子育ての後は親の介護が待っている
「子が親を看るのは当然」
という意識は、親子ともども薄らぎつつ
あります。
また、介護保険制度の導入によって、
介護は家族のみが担う問題ではなくなりました。
しかし、実際に年老いた親が介護を
必要とするようになったとき、
介護サービスの手配やサービスの利用
だけではやりくりできない細々とした世話
などは、家族が担うことになります。
そうした役目は、
まず妻、次に息子の妻や娘が中心に
なっているのが現状です。
子育てがやっとひと段落したと思った
妻に、今度は親、さらに配偶者の
介護問題が待ち受けているわけです。
親の老いを目の当たりにして、
考えてしまうのは自分たち夫婦の
行く末です。
親はともかく夫の介護まで・・・と、
ひとり暗たんたる思いにとらわれる妻も
多いのです。
◆親の介護と夫の介護は違う!?
・愛情があれば、辛くない!?
自分の親であれば、介護の苦労は
「やむを得ない」と受け止める人も多い
ようです。
特に親の娘に対する期待は大きく、
娘もまた「自分の親」に頼ってきたという
思いがあることから、娘と親の関係は
比較的良好です。
親の介護は世話になってきたことへの
恩返しの意味もあります。
しかし、これが夫になると話は別です。
男女の平均寿命を考えると、多くの妻には
夫の介護という現実が待っています。
介護はたとえ愛情があっても長期化すれば
ストレスが溜まります。
ましてや、これまでの恨みやうとましさがあり、
顔を見るのも嫌な夫の介護はどうでしょうか?
一方、夫は自分が誰かの介護をするなどとは、
全く考えていません。
◆夫の介護なんて絶対にイヤ!
・生理的な嫌悪感がプラスされる。
風呂上がりに裸に近い状態でウロウロ。。
食事のマナーも気にしない。。
家庭内では遠慮がなくなるせいか、
身だしなみに気を遣わなくなる夫も
少なくありません。
そのため、
「一緒に食事をしたくない。」
「夫に触られるとゾッとする。」
「夫の下着を触ることすらイヤ!」
などと、生理的な嫌悪感を持つように
なる妻もいます。
また、これまで家事も育児も、そして介護まで
全部妻に任せきりのくせに、
苦労をねぎらおうともしない夫なんて、
たとえ介護が必要になっても面倒をみたくない!
そんな思いを妻が持つこともあるのです。
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