行政書士 兼 離婚コーディネーターの中森です。
配偶者から「離婚したい」と言われれば、普通は
誰でも動揺します。
そしていろいろ考えたがやはり別れたくない、と
いう場合には、相手と話し合って離婚の申出を
撤回してもらわなければなりません。
ただ、相手と話し合う前に考えておきたいことが
あります。それは、逆にあなたはなぜ、離婚したく
ないのか？という理由です。
夫婦でいることによってどこがどんな風にプラス
なのか、できるだけ具体的に考えてください。
愛情があるとか、子どものことだとか、親に心配を
かけたくないなど、何か理由があるはずですから、
そこをよく考えてみることです。
特に、それは相手にとっても同じく大切なのかどうか
考えてみてください。
相手を説得しようと思えば、相手のことを一所懸命に
考えて臨まなければなりません。
話し合いをする時に大切なことは、問題の核心から
逃げないことです。相手は離婚という一大事を切り出
してきているのですから、ある程度の苦難は覚悟の
上です。
まずは自分の口で、「離婚したくないないからやり直し
たい」ということを、きちんと告げることです。
もう一つ、話をするときに大切なことは、焦らず落ち着い
て臨むことです。
離婚の申入れに対して過度に動揺してよく考えずに
焦って対応すると、相手との対話は成り立ちません。
どうすれば共通の基盤に立った生活を再開できるか
考えながら、話し合っていきましょう。
ここできちんとした話し合いをしておけば、仮に決裂
したとしても相手の考えを知ることができるので、
後に調停や訴訟に至った場合に戦略を立て易く
なります。
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