アイリッシュチャンピオンS 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

軽めにさらっと。

 

8頭立てだがA.オブライエン勢が半数の4頭を占め、ハンスアンデルセンがラビット、ムーアの乗るオーギュストロダンが1番手という位置づけだろう。レパーズタウンの2000は周回ではなくワンターンで直線が約400Mとの事なのでバックストレッチが長い。ハンスアンデルセンはラビットとしては正直微妙な所で、2走前はコーナーで斜行し後続へ不利を与えたし、前走に至ってはラビットの役目すら果たせなかった。ここは鞍上を替えてほぼ間違いなく先手を主張すると思うが、バックストレッチの長いコースだけにペースをある程度流していくかもしれない。そもそもオブライエン勢1番手のオーギュストロダンがストライドズドーンな馬だけにある程度流していかないと持ち味を出せない馬だし、その辺のオーダーは入っているだろう。となるとペース的に狙いたいのは差し勢。日本のシンエンペラーはソットサスの全弟だが、馬の本質としては一瞬の脚に優れる瞬間加速型という見立てで、直線の長いコースではある程度ペースが落ち着いてピッチを出来るだけゴール側に寄せたいタイプ。なので枠を利した立ち回りという意味では期待できると思うし、オーギュストロダンの後ろなら仕掛け所次第で並ぶところまであるかもしれない。ただハンスアンデルセンが平均的に行ったらあまり分はないはずで、展開の恩恵はあまりないか。

 

 

本命はエコノミクス。父ナイトオブサンダーがドバウィ×ガリレオ、母父パントレセレブルがヌレイエフの血を持つのでいかにも広いコース向きの血統構成だし、ヌレサドニアリークロスの3×4という配合も底力に繋がって信頼できる。それでいて祖母が非ノーザンダンサーという血統でもあり、その1/4のところにクリスが入る形が素晴らしい。単純に血統レベルで言えばかなり完成度の高い馬だと思うし、今回が初のGⅠ挑戦で相手も一気に骨っぽくなるがいきなり期待したくなるような馬だ。レースを見てみると前走にしても2走前のダンテSにしても直線が豪快なアクションでフィジカルが強い。外枠はマイナスにならなそうで、1400→1600と来て2000を2戦だから追走力という点でも問題ないだろう。3歳馬なので58.5㌔というのも魅力的だし、平坦のドーヴィルとヨークで結果を残したところからそれほど勾配がきつくないレパーズタウンもこなすのでは。

 

 

◎エコノミクス

○オーギュストロダン

▲シンエンペラー

☆ゴーストライター

 

ゴーストライターは枠も枠だし狙うのは前走のようなロスなく運んで踏ん張る形か。ロサンゼルスはデインヒルが3×4、キングマンボが3×3とかなり強烈なクロスとなっているが、そういう血統だけあって踏ん張りあう形なら力を出せる。ただ見るからに重厚だしレパーズタウンの良馬場2000でハンスアンデルセンが下手なラビットであることを踏まえると、脚が溜まる流れになるかどうか。ルクセンブルクは8頭立ての関係で印が回らなかったが、コースはベストだと思うし注意は必要。3列目に付け加えて買うのはありでしょう。