プロキオンS 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

2重賞ですんでこっちは簡潔版でやらせていただこうと思います。よろしくお願いします。それではまず印の方からどうぞ。

 

 

◎スレイマン

○ブルーサン

▲ブラックアーメット

☆バスラットレオン

△ハピ ヤマニンウルス

 

 

今年は小倉開催。日曜は良馬場だろうからイメージは21年よりも22年の方か。小倉1700は基本的には前有利なコースレイアウトで、後ろから行くにしても4角である程度の位置に収まっていたい。今年はブルーサンがいるがバスラットレオンが徹底先行をかませばこっちの先手か。ペースがどうなるかだが、ガンガン飛ばすほどの速さはブルーサンもバスラットレオンもあまりないし、ヤマニンウルスを意識するならペースは落としにかかるだろう。22年の900M通過が53秒3で、今年の門司Sが54秒2。となると53秒台中盤から終盤くらいが目安になるかもしれないが、重賞としてはそこまで速いとは言えない。となると持続力よりは立ち回り、機動力というところを求めたい。22年の傾向で言うとロベルトとヌレイエフ持ちが強かった。小回り適性もそうだが、乾いた馬場である程度のパワーが求められるという側面はありそう。これを書いている段階では1倍台の人気となっているヤマニンウルス。遠い親戚にはスティルインラブがいてヤマニンサルバムも同族。ここまで土つかずの4戦4勝と勢いがあるが、ジャスタウェイ産駒で前走で580㌔超という大型馬でもあり、小回りの小倉でコーナーワークを求められるとどうか、という疑問符は付く。クラスが上がるにつれてパフォーマンスを落としているし、外に同じような脚質のデシエルトがいるだけに、張り付かれたらスピードを乗せきれないかもしれない。

 

本命はスレイマン。父はキングカメハメハで母がドナブリーニなのでジェンティルドンナ、ドナウブルーが姉でジェラルディーナも親戚。前走があまりにあっさりと負けて解せないレースだったが、ドナブリーニは短距離志向が強い血統で、この馬自身は550㌔ありジェラルディーナやドナウブルーよりも一回り大きい。まあ牡馬だから大きくなるのは当たり前ではあるが、以前よりも坂路でコンスタントに時計が出るようになったしここにきて牝系の影響も出始めた可能性はある。つまり前走は距離が敗因ではないか。1700は実績があるし、53秒4で入ってキングズソードの2着だった阿蘇S、52秒6を追って最後まで踏ん張った福島民友Cなど消化しているレースは決して悪くない。母父がコートリーディーの一族出身だから良馬場の方がいいし、牝系の血を活かした機動力もある。鞍上とも相性は良さそうで、この馬自身が54秒程度で入れれば巻き返しはあっていいだろう。

 

ブルーサンはバスラットレオンとどれくらい競るかだが、54㌔で走れるのは大きいし、平坦はいかにも合う血統なので舞台はいい。出来れば雨が欲しいところで良馬場をこなせるかどうか。ハピは小回りそのものは問題ないと思うが1700よりは1900の方が合うイメージで、ここはしっかり追走できるかがポイント。良馬場は歓迎。デシエルトは牝系を考えるとコーナー加速に疑問符が付くだけに、距離よりも小倉がどうか。