七夕賞 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

日曜の福島競馬場はグッと気温は上がるようだが雨は降らない予報。まあこの後ゲリラ豪雨的な雨は降りそうだし当日も可能性はあるが、基本的には降らないものとして考えてよさそうだし、良馬場前提で話を進めたい。福島の芝は開催が短くても傷みの進行が早いが、今年は割と状態はいい方で、土曜のレースを見ても昨年よりもやや時計は速めという印象。1日使った事で日曜はもうちょっと時計は掛かりそうだが、それでも例年と比較すれば速い方だろう。今年のメンバーを見てみると、バビット、フェーングロッテン、セイウンプラチナとそこそこ逃げられる馬がいて、先行勢も数はいる。福島芝2000はポケットからスタートし1コーナーまでが約500程ある。加えて最初の1Fくらいが下り坂になっているから割と入りから流れやすいレイアウト。昨年はスローな流れになったが七夕賞としては例外とも言えるケースで、今年は行ける馬がいるから昨年ほど遅くはならないだろう。それでいて時計の出る馬場となると、勝ちタイムは1分58秒台あたりが目安になってくるのではないか。そしてペース的に分が出るのは差してくる馬か。勝ちタイムが1分57秒台だった22年は1着エヒトの母ヒーラが1000、1200で勝った馬で2着ヒートオンビートの母マルセリーナはマイルGⅠ勝ち馬。3着アンティシペイトの母アンチュラスは1400を中心に走っていた馬で、母方が短距離を走っていた産駒が上位に入っていた。他にも1分58秒台の決着だった17年の1着ゼーヴィントの母シルキーラグーンは1200のOPを3勝していたし、時計が速い時はマイラーやスプリンターの血が重要な存在となっている。具体的な血統を上げるとすれば最近はキンカメの血がよく走っていて、キンカメ持ちは現在4年連続で連対中。ただ良馬場に限れば22年は母父ディープのワンツースリーで、16年17年はディープ産駒が連覇。時計が速いとディープも強いと言えるか。前売り1番人気のキングズパレスは母ドバウィハイツがマイラーだし時計にも対応した実績がある。割と万能型でどこでも着をまとめるが勝ち切るまではあと一歩足りないという感じで、ペースが流れそうなのは歓迎かもしれない。不安点は右回りというところで、どうしても内にささってしまう。内枠なら多少は目を瞑れるが、6枠だと難しい競馬になるだろう。

 

 

本命はレッドランメルトに打ちたい。父はディープインパクトで母父がOrpen。母方にサザンヘイローが入るから配合の方向性としてはサトノダイヤモンドに近い。しかし母と祖母が共にアルゼンチンで1000Mの重賞を勝っている分、サトノダイヤモンドのようなステイヤーではなく中距離馬に出た。レースに行くと折り合いがとても難しい馬で、これが母方の短距離志向の影響なのかそれともオリオールなのか判然としないが、とにかくゆったり走らせることが難しいタイプ。2000は少し長いが時計の出る馬場でペースが平均的に流れれば折り合いは我慢できると思うし、ヘイローが3本入るから1周の方が合う血統。重賞で良馬場の1周では6着5着と大きな着ではないし、最近は後ろからの競馬をしてきたことがここでいい方に働きそう。陣営としてもここを目標にしていたようだし、追い切りも当週でしっかり加速ラップを踏み内容は良くなっている。後は初騎乗の鞍上と手が合うかだが、条件としてはここ最近では一番良さそうだ。相手関係はそんなに楽ではないけども、人気はないし狙う勝ちとしては十分ある。

 

 

◎レッドランメルト

○カレンルシェルブル

▲キングズパレス

☆フェーングロッテン

△ボーンディスウェイ リフレーミング

 

カレンルシェルブルは母方が短いところの血統で、この馬自身はちょっとジワっとした感じの速い脚がないタイプだが、時計が速くなること自体は問題ないし、流れてくれた方が持ち味は出せる。ペース耐性もあるので福島記念くらい走れば上位争いだろう。レッドラディエンスはレッドランメルトと同じくディープ産駒だが、こちらの方が母方が中距離系で、2分くらいで決まった方が好走レンジという印象。58秒台の決着では忙しいかもしれない。