エプソムC 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

こっちの方も簡潔版でやらせていただこうと思います。2重賞は大変だ。それではまず印の方からどーぞ。

 

 

◎サイルーン

○レーベンスティール

▲グランディア

☆セルバーグ

△トゥデイイズザデイ カレンシュトラウス

 

 

最近のエプソムCは中弛みから最後だけ速く走るというような競馬が続いていて、ストライドをピッチが制すというか、1周コースで一脚使うのが得意なタイプが好走している。今年は大外にセルバーグが入ったので前走のように躓かなければこの馬のハナだろう。セルバーグは緩みなく逃げた時に真価を発揮するタイプだが、果たして丸山騎手にそういった競馬が出来るかどうか。個人的にはNO。今年もある程度落ち着いた流れになると見たい。最近はやたら道悪が多いが、今年は良馬場で行われそう。完全に雨の影響を受けていない良馬場となると17年まで遡らないといけないが、この時勝ったのはサドラーを持つ馬。道悪でも、というか道悪ではさらにサドラー持ちは好走例が目立つが、相性は決して低くないようだ。ただ2着馬との共通項はサーアイヴァーを持っていた点からすると、サドラーで好走したというよりは良馬場の適性、柔い血の存在というところだろう。

 

レーベンスティールは香港と前走、新潟大賞典で精彩を欠く負け。共に状態面に問題があったかなという印象で、一度使ってきたここは前走以上は求めたい。59㌔は楽ではないがリアルスティールの割にはしなやかで柔いストライドだし東京は合っている。ただ、だとするとラストだけ速く走るような展開で1800となると差し損ねる可能性も考えなくてはいけない。

 

トゥデイイズザデイはディープ産駒だがイメージで言えばジャンダルムのような小回り機動力型という印象が強く、本来東京のような広いコースのワンターンはベストではないだろう。だからこそスローで一瞬の脚を使うような流れ、内枠というのはプラスか。サーアイヴァー的にやや非力だから坂を上って平坦がある東京のレイアウトはダメではない。

 

本命はサイルーン。ディープ×キンカメはGⅠ級と呼べる馬はそれほど出ていないが堅実に走る手堅い配合で、この馬の兄や姉は全て同血で全て勝ち上がっている。この配合は割と機動力兼備というか小脚が使える面があって、この馬自身中山で連勝していたようにコース不問。東京も問題ないだろうが、祖母がマイルGⅠ勝ち馬ノースフライト。ノースフライトはトニービンを父に持ち、牝系そのものも割とハイペリオン色が強い。なのでディープ×キンカメとしては東京のような広いコースに対応する下地があるタイプと言えるところがあり、コース替わりのマイナスはないだろう。1800への延長は気になるところだし、鞍上に重賞で魅力を感じるかと聞かれると答えに窮するが、血統から晩成型なのは間違いなく、今年だけでもシュトルーヴェを始め重賞4勝のうち3勝が騙馬、もう1頭は7歳馬と晩成型をじっくり成長させてタイトルを取らせている堀厩舎の勢いというのは信じてみたい。シルトホルンに付いて行く形で2列目のいいところに収まってくれれば楽しみ。

 

グランディアも晩成血統の本格化という感じでここでも当然侮れないし、中山よりは東京という血統、走りだから期待はしたい。ただ枠が痛恨のところになってしまった。難しいところがあるだけにセルバーグの後をついていくような形を作れるといいが。ヴェルトライゼンデは地力は確かだろうが長欠明けで良馬場の東京1800となるとなかなか手を出しづらい。