ファルコンS 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

本日は全く時間がござませんので、こっちともう一つの重賞の方も簡略的なさせていただきます。それでは早速印の方からどうぞ。

 

 

◎オーキッドロマンス

○ソンシ

▲ナムラアトム

☆アンクルクロス

△ロジリオン シュトラウス ヴァルドルチャ

 

 

中京1400は最初の2Fが上り坂になっているので、3角までは遠くてもそこまでは入りが速くならないことが多い。今年はフェンダー、シュトラウス、ダノンマッキンリー、ミルテンベルクと素質はあるが折り合いが…というタイプが多いし、積極的に行きたくはないはず。そうなると逃げ馬は不在と言ってよく、このレースの過去10年前半3F平均タイムは約33秒9だが、それくらいかもう少し遅いラップで入っていくことになりそう。となると狙いたいのは前残り。

 

 

オーキッドロマンスは父がロジャーバローズで母父がスニッツェル。このレースはダンジグの血を持っている馬がよく好走していて、直近2回はダンジグ持ちが3着内を独占。スニッツェルはダンジグの血を引いているし父もダンジグ持ちでジェンティルドンナの近親。筋は通っている。ディープ後継種牡馬でもディープの黄金配合は良く成功しているが、その中でも特にリアルインパクトやミッキーアイルなど、自身は黄金配合ではない種牡馬でその成功例が目立つ。前述の通り父ロジャーバローズはジェンティルドンナの近親でディープ黄金配合ではなかった。ディープがストームキャット持ちで大成功したのはサーアイヴァーとストームキャットの母がニアリーになっているというのが大きく、だからこそ黄金配合ではないディープ系種牡馬にはストームキャットやサーゲイロードを持つ繁殖を持ってくるべきで、実際に活躍馬が出ている。オーキッドロマンスはサーアイヴァーを母父を通じて持っているし、更に母方にあるCure the Bluesはサーゲイロード、セクレタリアトの母Somethingroyalの半妹が祖母というニアリー構成。血統からはロジャーバローズ産駒として非常に面白い。ここは好位内からロスなくマイペースの先行が出来そうだし、追走力も重賞を使われてきてしっかり磨かれているはず。立ち回り一つだろう。

 

ダンジグが強いとなるとダンジグ持ちのグリーンデザートを4×5で持つソンシは軽視できない。サドラーの継続クロスであるとか5代母がバックパサーのクロスとパワーに優れた血統でもあるし、いかにもダンジグ後躯で中京は合っている。前走がスローを唸りながらの追走で重賞の方が折り合えそうだし、ペース耐性的な所以外ではしっかりと走れそうな要素がある。枠も遠くなく脚が溜まればここでも。

 

ナムラアトムはナムラクレアの半弟でこちらは父リアルインパクト。前述の通り黄金配合ではないディープ後継種牡馬で母父ストームキャットは強調点。ベストは京都かもしれないが、前走は必要以上に外に振られる不利がありながら差し切りだから中身も悪くなかった。力を発揮できればここでも。

 

アンクルクロスは広いコースは合っていない血統のように見えるが、前走を見る限りでは1400の方がいいかなという印象を持つし、この馬もダンジグのクロスだから坂自体は問題ない。ここはメリハリを付けて乗った方が吉に出そうだ。

 

シュトラウスは恐らくメイケイエールのような気性で、周りに馬がいるのが許せないタイプなのだろう。本質からして1400は今は短いと思うし枠も気性を考慮すると決して良くはない。地力でどこまでやれるか。ダノンマッキンリーはルメール騎手が継続騎乗でも前走は折り合えなくて、ポテンシャルは高いがそれを引き出すのに苦労している様子。1400は合っているがスローの外枠だと不安が大きい。