京都記念 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

日曜の京都競馬場は午後から曇ってくるようで夕方くらいから雨マークも付いているが、レース中はなんとか持ってくれそう。Cコース最終週の京都芝だが土曜のレースを見るとわりかし時計は出ていたかなという印象ではある。ただ土曜は外回りのレースが1つだけで日曜はこのレース以外にも3鞍外回りのレースがあり、馬場は傷みが進みそう。日曜は使うたびに少しずつ時計が掛かっていくようになるだろう。また内回りでは前残りやインを利した上位進出があったが、外回りのメインレースでは外を通した馬が上位にやってきた。日曜はより外差しが目立ってくる可能性は高い。今年のメンバーを見てみると、12頭と小頭数ではあるがバビットとアフリカンゴールドとハッキリと前に行きたい馬が2頭いて、頭数程ペースは落ち着かなそうだ。京都記念は京都の重賞としては珍しくトニービンが強いレースで、過去10年の内、京都開催の20年~14年の間でトニービン持ちは3勝。最近の京都の重賞としては非常に珍しい、異質な傾向と言える。まあ京都の2200自体アドマイヤグルーヴがエリ女を連覇したり京都新聞杯も昨年の2着馬はトニービン持ちで、京都の芝としては比較的トニービンが好走しやすいコースではあるのだが、Cコース最終週で時計が掛かりやすい事がより拍車をかけ好走に繋がっているのがこのレースと言えるか。バビットとアフリカンゴールドで引っ張れば今の馬場的に持続力を問う展開になるだろうし、トニービンであったりヌレイエフ、サドラーの持続力、タフさが上位浮上のキーになるだろう。これを書いている段階で1番人気になっているのはベラジオオペラ。ロードカナロア産駒ではあるが母父がハービンジャーで、ヌレサドやエルグランセニョールなどを噛ませない配合としては一番中距離型に出ている配合で、2200はベストに近い距離。アイドリームドアドリームの一族は休み明けからちゃんと走る点も強調材料。京都自体の適性はやってみないとわからない感じだが外回りは問題ないと思うし、時計が掛かる事も苦にしないだろう。ただ若いうちから緩さを残している馬で、今の馬場でバランス良く走れるのかというのが不安点。プラダリアは良績が休み明けより1度使った後に集中している。京都で結果を出しているのでベラジオオペラよりはコースに不安はないが、やはり1度使ってからがベターだろう。ディープ×クロフネ×グルームダンサーなので時計が掛かる事自体は歓迎。

 

本命はルージュエヴァイユに打ちたい。父はトニービンの血を持つジャスタウェイで母父がフランケル。祖母デインドリームは凱旋門賞勝ち馬。ハーツクライにデインヒルとロミタスを持つので構成としてはサリオスに似たところがあるが、サリオスよりも更に持続力に振れたタイプという印象で、昨年のエリザベス女王杯のような持続戦であったり、ある程度前の位置で受けて踏ん張るような競馬が合う印象。なので本来の京都適性というのはあまり高くないだろうが、前の2頭が引っ張ってくれて持続戦になれば問題ないだろうし、馬場も歓迎というクチ。斬れないがバテないという馬でもあるし、このレースにはフィットするだろう。祖母がデインヒルのクロスでニジンスキー、サドラーとノーザンダンサーがたくさん入る血統なので、ジャスタウェイの母が非ノーザンダンサーというのはバランスとしてちょうどいいし、配合の筋もしっかりしている。ジャスタウェイ産駒というのは気難しく気性が明後日を向いている馬も少なくないが、牝馬は特に繊細で滞在の競馬が良くハマる。それだけに輸送の競馬は気を付けなくてはいけないが、この馬は控える競馬が何度も出来るくらいいい意味でズルさがあるし、今回の追い切りを見ても直線を迎えるまでは舌を出していた。メンタル面がどっしりしているのはとてもいい材料で、こういタイプはハーツ系という事もあるが息長く走れる。本来なら明け5歳で完成という血統でもあるし、牡馬相手にはなるがここは楽しみな条件。後はどの位置で競馬をするかだけだろう。このメンバーだし4番手辺りが理想か。

 

 

◎ルージュエヴァイユ

○プラダリア

▲ベラジオオペラ

☆アフリカンゴールド

△バビット

 

京都外回りを下るという意味ではブレイヴロッカーやマテンンロウレオよりもバビット、アフリカンゴールドの方だろう。暴走機関車になりそうなラヴェルの存在がちょっと厄介ではあるが、マイペースで運べれば展開次第で。