東海S 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

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データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

日曜の京都競馬場は午前中を中心に雨予報で、芝ダート共に土曜よりも馬場が悪化した状態で競馬を行う事になりそうだ。京都はご存じの通り他と比べても時計の出やすいスピードトラック。東海Sが京都で行われるのは20年以来だが、当時は重馬場だった事もあり勝ちタイムは1分50秒2。馬場を思えばこれでも遅いくらいで、平均ペースで流れればこれくらいは普通に出るしそこに重馬場という事になると勝ちタイムが1分50秒を切る可能性も決して低くない。雨は午後には止む予報になっているが雨上がりの方が時計は出やすいし、絶対逃げたい馬はいなくても逃げられる馬はそこそこいるのでスローにはならないだろう。となると高速馬場への適性をまずは求めたい。京都のダ1800重賞で強い血統と言えばまず思いつくのがA.P.Indy。高速決着に強く平坦向きのスピードと軽さを備えた血統で、みやこSなどでもこの血を持つ馬が良く走っている。20年もこの血を持つ馬でワンツーとなっているし、まずはこの血を持つ馬から入りたい。と思っていた。しかしながら出走馬を見てみると、今年はA.P.Indyを持つ馬が1頭もいない。となると血統からは他の切り口を探す事になるが、時計への対応となるとストームキャットも無視できない存在。ストームキャットはA.P.Indyと同じくセクレタリアトの血を持っていて、ここがスピードの源泉。出走馬の中にストームキャット持ちは複数頭いるので選ぶのに困らないが、最内のミッキーヌチバナは母方の影響も強いしぶといタイプでストームキャット的高速巡行という印象があまりないし、ビヨンドザファザーは父のカーリンっぽさを感じる走り。サンライズウルスはいい馬だと思うけど1年ぶりは流石に割り引きたいしタイセイドレフォンは京都適性は抜群に高そうな血統ではあるが前走を見ると現級での壁を感じる。ストームキャット的なスピードを再現した馬があまりいないなという感じで、本命まで打つには心許ない。他にスピードを求めるならという事で着地したのがヘイロー。

 

本命は人気になっているがオメガギネスに打ってみたい。父はロゴタイプで母父がハービンジャー。ハービンジャーに関しては以前から母父として有能だぞという事は提唱していて、メイケイエールやベラジオオペラなど上級馬も既に出している。とは言ってもダートのOP馬まで出すとはちょっと考えていなかったのだが、こういう馬も出るくらい打点が高いというのは覚えておいて損はない。父ロゴタイプがヘイローの3×4、この馬の祖母もヘイローの3×4という事でハービンジャーを除く3/4ヘイロー持ちという血統になっており、非常にスピード色が強い。これがこの馬の競馬の屋台骨になっていると言っても過言ではなく、この血があるからこそ好位で競馬が出来て前走のように時計の出る馬場にも対応できる。また祖母はヴィクトワールピサの全妹という間柄ではあるが、ロゴタイプ×ヴィクトワールピサはラブリイユアアイズなどの活躍馬も既に送り出していて、配合の底力という点でも魅力的だ。ただ飛節なんかを見てみると、ネオユニ持ちにありがちな曲飛ではなくスラっと伸びた直飛のような印象を受ける。なので本質的には広いコースのワンターンの方が合うのかもしれないけど、1周も守備範囲。今回は輸送+休み明けでその点がどうかだが、能力自体は2走前のレパードS上位3頭が秀逸でここでも通用していいと思っているし、それこそレパードSは休み明けの1戦だった。当日落ち着いて臨めていれば問題ないだろう。ここでどれだけやれるか楽しみにしたい。

 

 

◎オメガギネス

○ペプチドナイル

▲ウィリアムバローズ

☆ミッキーヌチバナ

△ヴィクティファルス スマッシングハーツ タイセイドレフォン

 

ウィリアムバローズは前走が思った以上に頑張った内容だったし行かなくても結果を出せたの収穫。脚質の自在性でここなら行ってもいいし、京都で結果を出せて鞍上継続なら減点材料も少ない。あとは時計が速くなってどうかだろう。ヴィクティファルスはハーツ産駒ではあるが母方の影響が強いピッチ走法で、字面ほど京都がダメではない。ダートで勝ったのは意外も意外だったが、時計には対応できると思うしこの枠なら立ち回りも楽だろう。