日経新春杯 予想 | NAKAMEの中央競馬重賞予想

NAKAMEの中央競馬重賞予想

主に重賞を中心にNAKAMEさんが予想します
データと血統を中心になるべく穴っぽい馬を狙うスタイルです

京都競馬場は土曜の夜辺りに雨や雪が降るようだが時間は長くないようで極端に馬場が悪化する程ではないだろう。土曜の傾向を見てみると先週ほどタフな感じではないような印象だったが、1日使った事でより馬場が掘れてくるだろうし恐らく土曜と同じような時計の出方、バイアスにはなってこないだろう。そのバイアスは開幕初日と比べればだいぶフラットになっていたがインからの逃げ、先行の粘り込みも目立った。ただ明日は雨の影響であったり一日使った影響でもう少し差しが届く場面が見れるのでは。今年のメンバー見てみると絶対逃げたい馬はおらず、前走全然競馬の形を作れなかったディアスティマが積極的に行くか、同じく理想の形を作れなかったリビアングラスが54㌔を活かす形になるかというところが序盤のポイントか。何度か書いているが新装京都の重賞は何故かオーバーペース上等の速いペースになることが多い。ここでも可能性は当然あると思うが、騎手の面々を見ると積極性が売りの騎手は多くないし、14頭立ての2400なら流石にペースが流れて持続戦という事はないか。改装前の血統的な傾向で言うとディープやステイゴールドが強く、柔く下ってラストに末を活かす、京都外回りらしい傾向が出ていた。ペースが落ち着くだろうと踏んでいるので、ここはラストに弾けるような脚を使える馬、血統を狙いたい。これを書いている段階では1番人気はブローザホーン。父がエピファネイアだから京都がまるっきしダメという事はないだろうし長い距離が合うタイプで2400もベストとは言わないまでも守備範囲。競走中止明けで状態面は気になるが割引材料はそんなに多くないか。ただ斬れるタイプではないので馬場は歓迎も、スローになると良さを活かし切れない印象が強い。4歳勢の中ではハーツコンチェルト、サヴォーナ、サトノグランツという順になっているが、どの馬もハイペリオン的なスタミナ、しぶとさが強い印象を受けるし、京都外回りで斬れる脚が求められるとワンテンポ遅れて伸びてくるタイプだろう。この3頭だとサヴォーナが比較的前受けできるので一番上に評価したいのはこれだが、勝ち切るまではどうか。

 

 

本命はレッドバリエンテに打ってみたい。父はディープインパクトで母はチリのGⅠ馬。3代母がマリボウ×クイーンスクレの全兄妹クロスが入っていて、マリボウ、クイーンスクレの母は押しも押されぬ名牝コスマー。母父ダンスブライトリーはスキャターザゴールドの兄で近親にはハッピースプリントやラヴェリータ、スマートストライクなどがいる良血。この馬自身はサーアイヴァーの5×7で3代父Mash Oneが割とディープに絡みつくような血統になっている。母方が結構重いので時計の勝負になってくるとちょっとしんどそうだが今の馬場なら時計面はそんなに速くないだろうし、ダンジグが強い馬体ではなくサーアイヴァーのクロスでアイリッシュリヴァーが入るというところからも初の京都はむしろ合いそうで、ここはいい条件だろう。前走のアルゼンチン共和国杯は完全な仕掛け遅れで脚を余した。良くも悪くも力を出し切っていないので見直す余地はある一方で重賞でも通用する器という断言が出来ない。ここは試金石だが、前述の血統構成を見ると底力自体は通用する印象を持つし、瞬発力特化という馬が少ないので立ち回り次第でチャンスがあるのでは。最終追いはポリでパターンを変えてきたが、2週連続併走で中身はしっかり負荷をかけている。どこまでやれるか期待してみたい。

 

 

◎レッドバリエンテ

○シンリョウクカ

▲サヴォーナ

☆ヒンドゥタイムズ

△リビアングラス ブローザホーン サトノグランツ

 

シンリョウクカは肉付きが良くなって以前よりもしぶとい中距離馬という印象が強くなった。思いの外京都の坂を上手に下れなかったので適性がどうかだが、血統だけ見れば京都2400はほぼベストに近い。何とか賞金加算を。ヒンドゥタイムズは斤量が気になるが平坦はベストだし距離さえこなせれば。鞍上も魅力。